新型となった60プリウス(HEV/Z/E-four)を購入し、気付けば2000kmを突破していました。
まずは今までの愛車との比較も交えながら、ファーストインプレッションをお届けします。
新型プリウス 乗り降りは全く問題なし
新型の60プリウスで、とにかく目をひく21度(先代は27度)に寝かされたAピラー。
初めて実車を見たときは衝撃で、展示車や試乗車で乗り降りを体験しただけでは何ともいえず少し不安でした。
しかし!
愛車として迎い入れ、毎日乗ってみると「乗降性は全く問題なし」と確信。
私はドライブへ行くとスナップ撮影をするため短時間に頻繁に乗り降りすることがありますが、一度も頭をぶつけることは無し。
高齢の父でも普通に乗り込んでいましたので、特徴的なAピラーは実用面でほぼ問題になっていませんね!
それに全高が下がったといっても、ヒップポイントはGR86/BRZに比べればまだまだ余裕(笑)
このスタイルと実用性が絶妙にバランスされた新型プリウスのデザインに拍手を送りたい!
デザイン統括のサイモン取締役、グッジョブです。
(この人が就任してトヨタ車のデザインが昇華しましたね)
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新型プリウス 2.0Lの加速は申し分なし、かったるさも皆無
これまでにマイカーや社有車で30プリウス、50プリウス、カローラスポーツ、C-HRでトヨタのTHS-Ⅱ(トヨタハイブリッドシステム)を経験してきました。
EV走行頻度が増えるなど少しづつ改善されてきましたが、今度の新型60プリウスは排気量がアップしたこともあって最も進化幅が大きく感じます。
特筆したいのが、中間加速のレスポンス!
THS-Ⅱの車で泣き所だった中間加速のかったるさは面影もなく、俊敏に加速してくれます。
また、E-fourでは加速時にリアタイヤが駆動する点も貢献しているのでしょう。
2.4LのBRZや軽量ターボのスイフトスポーツを経験してきましたが、加速の高揚感は無いもののレスポンスや速さでは思ったより見劣りしません。
今度の新型プリウスが0-100km/h加速のデータを公表しているのも納得です。
またEV走行状態はカローラスポーツやC-HRとは比べ物にならないほど増えています。
(充電でエンジンが稼働していることはありますが...)
加速の力強さ、アクセルレスポンス共に、ここまでくれば文句なし。
一般公道では十分すぎるパフォーマンスに達しました。
ただ、加速とエンジンの回転上昇がリンクしなくても「トヨタのハイブリッドはこういうもの」と心得ているつもりでしたが、しばらく純ガソリンエンジン車ばかりに乗っていたので慣れるまでは抵抗ありますね~(笑)
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新型プリウス 乗り心地は実に快適だった
新型プリウスのレビューをいろいろ見ていると、19インチ仕様は「ゴツゴツ感がある」「思ったより静粛性はよくない」というコメントをよく見聞きします。
しかし、これは今までどんな車に乗っていたかで評価はかなり変わってくるというもの。
ハイトのあるタイヤを履いたSUVから乗り換えた人なら特にそう思っても当然でしょう。
実際ディーラーでお話を聞くところ、ハリアーやCX-5などSUVからの乗り換え組が結構おられます。
しかしBRZやスイフトスポーツに乗っていた私に言わせれば、新型プリウスは「なんて快適なの!?」というのが第一印象。
19インチとはいえ50タイヤは十分エアボリュームもあり、さらに個人的には「もう少し脚を硬めてもいいのでは?」思う位です(笑)
国内仕様の標準装着タイヤはエコピアとブルーアースGTの2つですが、ブルーアースの方がやや硬さを感じられます。
そして新型プリウスの静粛性についても私の経験からいえば「十分、静か!」
今まで歴代プリウスに乗ってきましたが、プリウスはそれほど静粛性に優れた車という印象はありません。
新しいプリウスがそうイメージさせるのか、皆さんプリウスへの静粛性の要求レベルが高い気がします。
これもSUVやDセグメントの車から乗り換えた人からすれば、ロードノイズなど期待外れなんでしょうね~
また小さな高級車を目指したノートオーラを知ってしまうと、そう思うのも無理はありません...
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新型プリウス ADASの実力は国内外でもトップクラスでは?
トヨタのADASシステムである第2世代トヨタセーフティセンスが採用されたカローラスポーツを購入して初めてレーンキープ機能(車線中央維持機能)を経験。
その後国内外のメーカーのモデルを運転するたびにアダプティブクルーズコントロールやレーンキープ機能をチェックしてきました。
今までの経験を踏まえて、今回の新型プリウスのアダプティブクルーズコントロールやレーンキープ機能はかなりの実力!!
減速タイミングや加速の味付け、レーンキープのトレース性能など非常に優秀でした。
私は日常的にアダプティブクルーズコントロールを多用していますが、さぞかしブレーキランプがパカパカ点灯していると思いきや、意外に頻度は抑えられています。
ブレーキランプを灯さない程度の減速感や輸入車勢に負けていないレーントレース能力など、第二世代トヨタセーフティセンスの登場時とは別物!
パドルシフトが無いのでドライバーが同じレベルのブレーキ頻度に抑えようとすれば、かなり丁寧なアクセルワークが要求されるのでこの点も好印象でした。
ただしPDA(プロアクティブドライビングアシスト)機能については別!
設定次第でパカパカ点灯してしまうので注意が必要です。
(かなり手前から減速を始めるときも...)
PDAについては今後も検証を続けていきますね。
新型プリウスでは、ADAS機能についてユーザーで個別に調整できるのも大きなポイントです。
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新型プリウス 2023 ファーストインプレッション まとめ
新型プリウスをマイカーにして最初の感想をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
世間一般の評価と食い違う点もありましたが、進化を実感できる内容で「本当に買ってよかった」というのが正直な感想です。
見た目の高級感や快適性より運転する楽しさを重視する私にとって、今度のプリウスの路線変更は願ったりかなったりでした。
特に動的質感の向上は、世界戦略車として避けて通れないものでしょうね~
今回は褒めてばかりですが、もちろんシートなど気になる点も出てきましたので近いうちにまとめていこうと思います。
ところで若い人もターゲットにしている新型プリウスですが、旧型プリウスから乗り換える60~70代のお客さんも多いとのこと。
大きく方向転換をして燃費や実用性を優先していない新型ですが、今まで通りの内容を期待し「50プリウスに比べて燃費が悪い!」「荷室が狭い!」という人も出てくることでしょう。
「プリウスとはこういうもの」というイメージがあるんでしょうけど、ここは名前ではなく車を見て判断してほしいところ。
とにかく燃費重視ならヤリスやアクア、実用性ならカローラシリーズとトヨタは選択肢を用意してくれています。
動力性能や個性的なスタイルにこだわらなければ、カローラシリーズのコスパとバランスの良さはずば抜けていますからね~
これはクラウンにもいえますが、車が変革の時をむかえている今、我々消費者も車名でイメージを語るのは改める必要がありそうです。
ということで、新型プリウスについては引き続きいろいろアップしていきますね!
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