このたび初めてハンコックタイヤをチョイスしてみました。
早速、VENTUS S1 evo3というプレミアムスポーツタイヤの感想をお届けしますね。
人生初のハンコックタイヤとVENTUS S1 evo3
私は年間4万㎞を走行する上にちょっぴりスポーツ走行もするので、ノーマルタイヤは毎年交換しています。
選択するノーマルタイヤは、これまでず~っとミシュラン一択。
ところが、ふと目にしたこのホイール(OZ X-LINE ADRENALINA)に一目ぼれ!
既に廃版モデルということもあってフラフラと指が勝手にポチリ...
このおかげで2024年度のタイヤ予算が大幅に削られてしまい、もはやミシュランタイヤの購入は一気に困難となりました。
とはいえ、タイヤの性能は妥協したくありません。
そこで今回注目したのがハンコックの「VENTUS S1 evo3」という製品です。
ハンコックは御存じの通り韓国の大手タイヤメーカーで、ポルシェやメルセデスベンツなどプレミアムブランドでも標準装着タイヤに採用されています。
技術面、品質面はお墨付きでしたが、決め手となったのはドイツの自動車クラブが実施したタイヤ比較テストの結果です。
日本だと大人の事情で各製品の特徴を並べるだけに終始するバイヤーズガイドしかありませんが、こちらのテストでは忖度なしで比較されるため、いつもタイヤ選択の参考にしています。
ドライやウェットでのハンドリング、摩耗、転がり抵抗など様々な項目でランク付けされます。
比較テストのデータを見てみると、推しのパイロットスポーツ5に勝るとも劣らない成績だったのがVENTUS S1 evo3。
ドライ性能のパフォーマンスではわずかに劣っていますが、ウェット性能、転がり抵抗、ノイズに優れているので日々の長距離通勤において心強いタイヤです。
このVENTUS S1 evo3で見劣りする点として、摩耗の早さによるライフの短さの様です。
しかし、ほぼ毎年交換している私の場合は、あまり問題にならないと判断。
他にもグッドイヤーやコンチネンタルなどいい成績を出している製品もありますが、パイロットスポーツ並みに高価な製品ばかり。
それに比べてVENTUS S1 evo3は通販が主流になりますが、パイロットスポーツ5の半額以下で入手できます。
...ということでトータルバランスでVENTUS S1 evo3が光っていたので今回チョイスしてみることにしました。
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ハンコックVENTUS S1 evo3の感想
今回も選んだタイヤサイズは225/50R18になります。
純正サイズからインチダウンしてタイヤ幅を広げつつ、タイヤ外径の誤差は抑えたサイズです。
選定の経緯はこちらをご覧ください。
同じタイヤ幅225にもかかわらず、こちらの方がふっくらというかサイドウォールが大きい印象。
調べてみるとハンコックタイヤはタイヤ幅が広めということで角が立っているのかも?
今まで履いていたプライマシー4がプレミアムコンフォート、それに対してVENTUS S1 evo3はプレミアムスポーツなのでカテゴリーが違いますが、ここはあえて比較していきます。
停止状態からの走り出しや速度のノリは、プライマシー4の方が明確に軽やか。
それに比べてVENTUS S1 evo3はやや抵抗が大きく、やはりタイヤの性格の差を明確に感じます。
アクセルを抜いたときの速度の落ち込みは大きいですね~
転がり抵抗は滑走状態での燃費に直結するため、タイヤ交換によって燃費の悪化は容易に予想できました。
そのかわりステアリングの安定性は向上したため高速域では運転しやすいですね。
その反面、市街地などでは少しハンドリングの重さを感じることはあります。
意外だったのは乗り心地。
パフォーマンス重視でスポーツ寄りのVENTUS S1 evo3ですが、路面からの当たりは実にしっとり。
パイロットスポーツ5はもちろん、プライマシー4並みにまったりマイルドで、サイドウォールは柔らかめの印象です。
そのためゴツゴツ感も抑えられていて、長距離移動でも身体に及ぼす影響はプライマシー4と変わりませんでした。
さて、そして肝心のグリップ性能はどうか?
購入してからワインディングロードに繰り出す間もなくいきなりタックインを多用するジムカーナに持ち込んでみました。
路面はあいにくのウェットでしたが、しっかり路面に喰いついてグリップの向上を明確に実感。
比較対象がプライマシー4なので当然ですが、限界領域が各段に向上しスキール音もめっきり減りました。
やはりスポーツ系タイヤにしてはタイヤの柔らかさは感じるので高速コーナーの多いサーキットだと微妙ですが、ジムカーナではコントローラブルで私にとっては必要十分!
コーナー脱出時の加速開始のトラクションも以前のプライマシー4より掴みやすい気がします。
おかげ様で、雨で滑りやすい路面ということもあって86やロードスターなどFR勢相手にそれなりのタイムを刻むことが出来ました(笑)。
当然ながら一般道のワインディングロードでは、タイトなカーブでも右や左にヒラヒラとクリア。
エンジンの官能性ゼロのプリウスですが、ハンドリングに関しては少しドライビングプレジャーが向上してきました。
走行性能向上の点で丁度いいバランスで、おそらくこれ以上のハイグリップタイヤ(ディレッツァなど)はプリウスには分不相応だと思います。
ちなみに長距離通勤では燃費は24km/Lから22km/Lへダウンしました。
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新型プリウス | ハンコックVENTUS S1 evo3を試してみた感想 まとめ
ハンコックのVENTUS S1 evo3を試してみた感想をお届けしましたが、いかがだったでしょうか?
VENTUS S1 evo3はガチでサーキットでタイムを追求するわけではないけど、たまのスポーツ走行を気持ちよく走りつつ日々の通勤も快適にというニッチなニーズに応えてくれました。
ただ、5代目となった新型に限らずプリウスのオーナーさんが求めているのは、乗り心地や燃費の向上ではないでしょうか?
それらを犠牲にしてでも走行性能を求めている今回のケースは、参考になりませんね(笑)
なので新型プリウスオーナーの皆さんには、あまりおススメできないタイヤかもしれません。
また、私はコーナリングフォースを重視して225サイズをチョイスしていますが、一般道を快適に走りたいのであれば215までにとどめておいた方がいいでしょう。
しかし今回のタイヤ交換で燃費がダウンしたとはいえ、そこはプリウス。
全く燃費を意識しなくても20km/L以上は余裕なので、これからも未知数でもある走行性能を追求していくつもりです。
とはいって、車高調やマフラーなどパーツを追加、交換していくことはあまり考えていません。
あくまでノーマル車でスポーツ走行に挑むことにこだわっているので、結局消耗品であり走りに大きく影響を与えるタイヤに行きつきますね~
タイヤを新調したとはいえおそらく今年で使い切るでしょうから、VENTUS S1 evo3をリピートするかどうか1年使ってみて判断したいと思います。
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