これが最後のBクラス!メルセデスベンツよ、これでいいのか?

友人がメルセデスベンツの車に乗り換えるため、納車に立ち会ってきました。
今回は乗り換えた車、Bクラスについて感想をまとめています。

同じ条件を満たすライバルは存在せず!?


友人の愛車で長距離ドライブの相棒だったメルセデスベンツB200d。

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トルクフルで経済的なクリーンディーゼルエンジン、取り回しに優れたサイズ、使い勝手のいいラゲッジスペース、メモリー機能付きパワーシート、パワーテールゲート、アダプティブヘッドライト...これらは趣味の釣りを楽しむ友人が車に求めていた条件です。
この条件をもとにマツダCX-30などライバルと比較検討した結果のチョイスがメルセデスベンツのBクラスでした。
Bクラスのサイドビュー
BクラスはAクラスと共通のFFプラットフォームとパワートレインを採用したモデルです。

Aクラスに比べ圧倒的な実用性と快適性に優れており見た目より使い勝手を重視するユーザーに支持されています。
私も試乗してすぐに気に入り、一度は認定中古車狙いで愛車候補に挙げていたこともありました。

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友人がこのBクラスを購入後は私もたっぷりステアリングを握らせてもらい、その快適性や動力性能の高さをひしひしと感じています。

そのB200dも4年目を迎え2度目の車検も迫っていることから乗り換えるべく次の車選びがスタートしました。
車に求める条件は変わらないため、直接のライバルであり新型となったBMW2シリーズアクティブツアラーも味見。

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しかし価格を除いて現在乗っているB200dに及ばず、次の候補選びは難航します。
調べるほど同じ条件を満たすライバルが見当たらず、現行のBクラスの実力の高さを再認識させられました。

やはりBクラスを超える魅力を持つモデルは見当たらず、結局マイナーチェンジしたメルセデスベンツの新型Bクラスに落ち着きます。
つまり、BクラスからBクラスへの乗り換えです(笑)

考えてみれば国産車も含めてこのマルチパーパスカーは希少で、ステーションワゴンと並び絶滅危惧カテゴリーですね。
ここであらためてBクラスB200dの魅力を挙げてみましょう。

・駐車や狭い道での離合がたやすい全幅1795mm
・FR並みとなる最小回転半径5.1mで優れた取り回し
・トルクフルな動慮性能に加え優秀な燃費性能
・国産車に負けていないレーンキープ機能やレーン認識率
・乗降性に優れた高いヒップポイント(これを知ってしまうとAクラスは苦痛に)
・万人の体形に合わせることが出来る快適シート

ビジュアルを優先する人には向かないモデルですが、普段使いの使い勝手ではメルセデス随一のモデルと断言できます。
しかし残念ながら次期型の開発予定はなく現行モデルが最後のBクラス。
しかもマイナーチェンジして間もないにもかかわらず、国内市場では2025年には販売終了とのことでした...

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マイナーチェンジで何が変わった?


ということで、マイナーチェンジ前からマイナーチェンジ後のBクラスへの乗り換え。
オーナーの友人や私から見て、何が変わったのかが気になるところ。

公式や自動車メディアの紹介では、マイナーチェンジ後の特徴は以下の通りです。
・MBUX(インフォテインメントシステム)の進化
・ステアリングセンサーがトルク感応タイプから静電容量タイプへ変更
・センターコンソールのタッチパッドを廃止

何ともまあ控えめな内容で、販売のテコ入れにして華が無さすぎ...

まずはエクステリア(外観)を見ていきましょう。

フロントグリル内のデザインがスリーポインテッドに。


ヘッドライト内のデザインが変更、個人的にここは新型の方が好み。


テールランプ内のデザインも変更。


AMGの18インチホイールはデザインは同じですがカラーが変更され、より精悍なイメージに。


装着タイヤはコンチネンタルのエココンタクト6でした。

...とまあ、もはや間違い探しのレベルでした。

ちなみにパワートレインに変更はありません。

ただ、今回のマイナーチェンジではもっと重大な変更があります。
それは車両価格が100万円以上の大幅値上げ!!!
これにより現在乗っているBクラスと同等装備を揃えると乗り出し価格は700万前後となり、ひと昔前のCクラスに匹敵するレベル!
いくら半導体や資材価格が高騰しているご時世とはいえ、これはあまりにも強烈です!
この点をメディアではさらりと触れていますが、コスパでは大きく見劣りしてしまいました。

それでも車に求める条件を考えると他に選択肢がなく、値上げを許容して友人は乗り換えに踏み切りました。

流行にとらわれず、こういう事情で同じモデルの乗り換えるユーザーは少なくないと思います。
メーカーとして大事にしてほしいですね~

コストダウンの衝撃

納車され早速ドラレコや荷物を新しい車に積みかえていきます。

そうして発覚したのが数々の装備の廃止でした。

まずは助手席側センターコンソールにあった小物入れネットの廃止。

ラゲッジスペースのサイドポケットとサービスソケットの廃止。
これによりリアのドラレコカメラの電源は前方のインパネ付近から取る必要が出てきました。

極めつけが後席センターアームレストの廃止!
この価格帯で未装備ってどうなの??車の性格上、後席を使用する割合が多いモデルで廃止とは...

運転席周りのインターフェースでは、このウインカーレバー。
前期型よりチープな操作感と音に退化していて、おまけにウインカー音が小さい!
頻繁に操作する箇所だけに、かなり気になりました...

価格据え置きならまだ許せますが、大幅値上げしておいてこれはあんまりです!
いずれも大した金額では無いだけに、乗り換えユーザーの心象は大きく損なわれました。

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これが最後のBクラス!メルセデスベンツよ、これでいいのか? まとめ


マイナーチェンジしたメルセデスベンツ Bクラスの感想をまとめてみましたがいかがだったでしょうか?

車そのものはいい出来で、その走りや使い勝手は友人と同じく高く評価しています。

しかしマイナーチェンジの変更内容は小レベルであることは理解していましたが、目に見えるコストダウンにはガッカリさせられました。
コスト重視の大衆車ブランドならまだしも、プレミアムブランドでこれをやっちゃあダメでしょう~

メーカーの姿勢はともかく、無事納車された新型Bクラス。
これから長距離ドライブのよき相棒として活躍してくれることでしょう。

Bクラスは車好きをダメにするとっても快適なモデルです(笑)。
後席をよく利用する人なら、機会があればぜひ試乗してみてくださいね。

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