2018年の年末にデビューしたメルセデスベンツの新型Aクラスをじっくり試乗することが出来ましたので、注目の内装や使い勝手についてインプレッションをまとめています。
試乗したのは「A180 Style」にAMGラインというパッケージオプションを装着したモデルです。
新型Aシリーズの内装(インテリア)と使い勝手は?
新型Aクラスの内装は何といってもジェットエンジンのタービンに似たエアコン吹き出し口とタブレットを並べたようなワイド液晶のメーターパネルが斬新ですね!
インパネ
メーターフードがなく液晶パネル単体のデザインは初めて見ますが、全然違和感なく受け入れることができました。
しっかりとしたコントラストや高解像度の液晶パネルが未来感や高級感をかもしだしています。
メルセデスベンツから始まった新しい提案として今後似たデザインを採用するメーカーが出てくるかもしれませんね。
AMGラインのナッパレザー(レッドステッチ入り)スポーツステアリングです。
デザインはCクラスなど上位クラスに準じた新しいものが採用されています。パドルシフト付きですね。
グリップ部分はディンプル加工が施されていますが手がカサカサしていると少し滑りやすいかも?
ステアリングのスイッチパネルは右側がクルーズコントロール系、左側がメディアコントロール系となります。
シフトレバーはコラム式です。上に上げるとR(リバース)、下に下すとD(ドライブ)レバー先端のボタンがP(パーキング)になります。
ステアリングの右奥にはライトと電動パーキングブレーキのスイッチがあります。
ペダルは吊り下げ式でAMGラインでの装着となるステンレス製となっていました。
エアコン操作スイッチはすべてメッキ調です。これだけ横並びになると咄嗟に操作したいときに戸惑うかもしれません。
温度調節レバーのみ造りが少し貧弱のように感じました。
エアコン吹き出し口横には赤いラインがアクセントとして配置。
グローブボックスの造りはしっかりしており、奥のスペースは滑り止めが施されています。容量はまずまずといったところです。
バックミラー手前にはLED室内灯や緊急コール用ボタンが備付けられています。
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センターコンソール
センターコンソールの奥にはカップホルダーやシガーソケット、USBポートがありシャッターで隠すことが出来ます。
う~む、ピアノブラックだとどうしても指紋が目立ってしまいますね。
その手前にはナビゲーションや各メディアの操作をするタッチパッドがあります。左前のシルバーのレバーはドライブモードの切り替えスイッチです。
アームレスト兼用のコンソールボックスでこれもCクラスと同じ仕組みです。しっかりレッドステッチが入っています。
中にはUSBポートが2つ用意されています。
コンソールボックスの後席側にはエアコン吹き出し口とUSBポートがあります。Cセグメントでは珍しい装備といえます。
リアシート周りのこういう装備もCセグメントではアウディA3くらいだったかな?
シート
これもAMGラインで装着されるレザーDINAMICAシート(レッドステッチ入り)です。
一見、ガチのスポーツシートに見えますがサポートをほとんど意識することなくリラックス状態で座れるシートです。
ただし他の多くの輸入車と同じく姿勢変化が少なく200km以上運転しても疲れませんでした。
シート中央部分はエクセーヌ調の手触りです。手を置くと手形が出来ます(笑)
フロントシートは座面の長さが調節出来るようになっています。これはいつ見ても羨ましい...
巨大なヘッドレスト。このヘッドレストは上端が手前に傾いており、バックレストを立ち気味にすると頭が常にヘッドレストに当たった状態になってしまいます。
バケットシートじゃないんですからヘッドレスト固定式はどうかと思いますがね~
リアシートも同様に大きな固定式のヘッドレストがあり少し視界の妨げに...やはり安全確保のため?
リアシートの足回りは2729mmと長いホイールベースのおかげでCセグメントの中では広い部類に入ります。身長178cmの私がシート調整をして後ろへ座ってもこぶし1個以上のゆとりがありました。これなら狭いという印象はありませんね。
よく省略されがちな運転席側にもバックネットが付いています。
後席にはしっかりアームレストとカップホルダーが備付けられています。
フロントシートからの後方視界はこんな感じです。大きなヘッドレストがなんとも邪魔です。
ドア周り
見てください!このドアの質感がとにかく素晴らしい!
助手席側も運転席と同じくパワーシートの調整やメモリーボタン、シートヒータースイッチがあります。
パワーシートやパワーウインドウのウイッチパネル周りを見るとため息が...
後ろのドアも同様の質感が保たれています。
しかもドアヒンジは頑丈な造り!
スカッフプレートは標準装備でしかもイルミネーション付きです。
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ラゲッジスペース
通常で370Lありカローラスポーツより広いです。
リアシートを倒すと1,210Lまで拡大できます。
床下にはパンク修理キットなどを格納。
サイドポケットは左右に、左側にはライトと12V電源ソケットあります。
新型Aクラスで車中泊は可能か?
新型Aクラスではリアシートを倒すことで広大なラゲッジスペースが確保できます。
この空間なら車中泊が出来そうな予感...
フロントシートと倒したリアシートに出来た広大な空間を埋めれば、体を斜めに配置することで身長180cmの大人一人分の就寝スペースが確保できそうです。
実際に倒して身長178cmの自分で試してみましたが、足が付くことはありませんでしたので寸法的には大丈夫だと思います。
しかし!
倒したリアシートは前方向に大きく傾斜がついています。
Bクラスと違って室内高に余裕がない状態の中で、この傾斜をなんとかしないと安眠は難しそうです...
新型Aクラスに試乗してみた感想 内装や使い勝手は?車中泊は可能か? まとめ
新型となったメルセデスベンツのAクラス(ハッチバック)で個人的に一番気に入っているのが内装(インテリア)です。
Cセグメントのハッチバックは魅力的なライバル達が数多く存在すますが新型Aクラスの内装(インテリア)を見てしまうと確実に見劣りしてしまうのではないでしょうか?
新型Aクラスの内装の仕上げは上位クラスとなるCクラスに匹敵するものでした。
Cクラスは2018年に大幅なマイナーチェンジを実施して質感を高めてきましたが、クラスレスといっていいほど遜色がありません。
内装にアルミパーツ(もしくはアルミ調?)がたくさん採用されており、ブラック基調の内装とうまく調和しています。
「これが高級車というものだ!」というメルセデスベンツの主張が聞こえてきそうです...
Cセグメントであっても仕上げに手を抜かないメルセデスベンツ。さすがです!
私事ですが、最近トヨタのカローラスポーツを購入してからもレクサスや輸入車をいろいろ試乗しています。
走行性能ではカローラスポーツは従来の日本車と大幅に進化していますが、シートの出来やステアリングの手触り、内装の魅せ方はまだまだ格差を感じてしまいます。
「各モデルにかけるコストが違う!」
「大衆車と一緒にするな!」
といってしまえばそれまでですが、内装(インテリア)の出来は所有する喜びに大きく響いてくると思います。
今度のAクラスは内装に惚れて選ぶだけの価値がある車ではないでしょうか?
日本車では今度のマツダ新型アクセラ(マツダ3)がどこまで、輸入車に対抗できているか楽しみです。
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