新型Aクラス | 試乗 | 内装や使い勝手は?車中泊は可能か?

2018年の年末にデビューしたメルセデスベンツの新型Aクラスをじっくり試乗することが出来ましたので、注目の内装や使い勝手についてインプレッションをまとめています。

試乗したのは「A180 Style」にAMGラインというパッケージオプションを装着したモデルです。


新型Aクラス | 試乗 | 気になる走行性能は?感想をまとめています

2019年1月8日

新型Aシリーズの内装(インテリア)と使い勝手は?

新型Aクラスの内装は何といってもジェットエンジンのタービンに似たエアコン吹き出し口とタブレットを並べたようなワイド液晶のメーターパネルが斬新ですね!
新型Aクラスの内装 インパネ

インパネ

メーターフードがなく液晶パネル単体のデザインは初めて見ますが、全然違和感なく受け入れることができました。
新型Aクラスの内装 メーターパネル

しっかりとしたコントラストや高解像度の液晶パネルが未来感や高級感をかもしだしています。
メルセデスベンツから始まった新しい提案として今後似たデザインを採用するメーカーが出てくるかもしれませんね。
新型Aクラスの内装 運転席周り

AMGラインのナッパレザー(レッドステッチ入り)スポーツステアリングです。
デザインはCクラスなど上位クラスに準じた新しいものが採用されています。パドルシフト付きですね。
グリップ部分はディンプル加工が施されていますが手がカサカサしていると少し滑りやすいかも?
新型Aクラスの内装 ステアリング
ステアリングのスイッチパネルは右側がクルーズコントロール系、左側がメディアコントロール系となります。

シフトレバーはコラム式です。上に上げるとR(リバース)、下に下すとD(ドライブ)レバー先端のボタンがP(パーキング)になります。
新型Aクラスの内装 シフトレバー

ステアリングの右奥にはライトと電動パーキングブレーキのスイッチがあります。
新型Aクラスの内装 ライトのスイッチ

ペダルは吊り下げ式でAMGラインでの装着となるステンレス製となっていました。
新型Aクラスの内装 ペダル

エアコン操作スイッチはすべてメッキ調です。これだけ横並びになると咄嗟に操作したいときに戸惑うかもしれません。
温度調節レバーのみ造りが少し貧弱のように感じました。
新型Aクラスの内装 エアコン吹き出し口

エアコン吹き出し口横には赤いラインがアクセントとして配置。
新型Aクラスの内装 ダッシュボード

グローブボックスの造りはしっかりしており、奥のスペースは滑り止めが施されています。容量はまずまずといったところです。
新型Aクラスの内装 グローブボックス

バックミラー手前にはLED室内灯や緊急コール用ボタンが備付けられています。
新型Aクラスの内装 室内灯

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センターコンソール

センターコンソールの奥にはカップホルダーやシガーソケット、USBポートがありシャッターで隠すことが出来ます。
新型Aクラスの内装 センタコンソールのカップホルダー
う~む、ピアノブラックだとどうしても指紋が目立ってしまいますね。
新型Aクラスの内装 センタコンソールのシャッター

その手前にはナビゲーションや各メディアの操作をするタッチパッドがあります。左前のシルバーのレバーはドライブモードの切り替えスイッチです。
新型Aクラスの内装 タッチパッド

アームレスト兼用のコンソールボックスでこれもCクラスと同じ仕組みです。しっかりレッドステッチが入っています。
新型Aクラスの内装 コンソールボックスとアームレスト
中にはUSBポートが2つ用意されています。
新型Aクラスの内装 コンソールボックスの中身

コンソールボックスの後席側にはエアコン吹き出し口とUSBポートがあります。Cセグメントでは珍しい装備といえます。
新型Aクラスの内装 後席のエアコン吹き出し口

リアシート周りのこういう装備もCセグメントではアウディA3くらいだったかな?
新型Aクラスの内装 ライト

シート

これもAMGラインで装着されるレザーDINAMICAシート(レッドステッチ入り)です。
一見、ガチのスポーツシートに見えますがサポートをほとんど意識することなくリラックス状態で座れるシートです。
ただし他の多くの輸入車と同じく姿勢変化が少なく200km以上運転しても疲れませんでした。
シート中央部分はエクセーヌ調の手触りです。手を置くと手形が出来ます(笑)
新型Aクラスの内装 フロントシート

フロントシートは座面の長さが調節出来るようになっています。これはいつ見ても羨ましい...
新型Aクラスの内装 フロントシートの座面

巨大なヘッドレスト。このヘッドレストは上端が手前に傾いており、バックレストを立ち気味にすると頭が常にヘッドレストに当たった状態になってしまいます。
バケットシートじゃないんですからヘッドレスト固定式はどうかと思いますがね~
新型Aクラスの内装の画像

リアシートも同様に大きな固定式のヘッドレストがあり少し視界の妨げに...やはり安全確保のため?
新型Aクラスの内装の画像

リアシートの足回りは2729mmと長いホイールベースのおかげでCセグメントの中では広い部類に入ります。身長178cmの私がシート調整をして後ろへ座ってもこぶし1個以上のゆとりがありました。これなら狭いという印象はありませんね。
新型Aクラスの内装の画像

よく省略されがちな運転席側にもバックネットが付いています。
新型Aクラスの内装の画像

後席にはしっかりアームレストとカップホルダーが備付けられています。
新型Aクラスの内装の画像

フロントシートからの後方視界はこんな感じです。大きなヘッドレストがなんとも邪魔です。
新型Aクラスの内装の画像

ドア周り

見てください!このドアの質感がとにかく素晴らしい!
新型Aクラスの内装の画像

助手席側も運転席と同じくパワーシートの調整やメモリーボタン、シートヒータースイッチがあります。
新型Aクラスの内装の画像

パワーシートやパワーウインドウのウイッチパネル周りを見るとため息が...
新型Aクラスの内装の画像
新型Aクラスの内装の画像

後ろのドアも同様の質感が保たれています。
新型Aクラスの内装の画像

しかもドアヒンジは頑丈な造り!
新型Aクラスの内装の画像

スカッフプレートは標準装備でしかもイルミネーション付きです。
新型Aクラスの内装の画像

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ラゲッジスペース

通常で370Lありカローラスポーツより広いです。
新型Aクラスの内装の画像
リアシートを倒すと1,210Lまで拡大できます。
新型Aクラスの内装の画像
床下にはパンク修理キットなどを格納。
新型Aクラスの内装の画像
サイドポケットは左右に、左側にはライトと12V電源ソケットあります。
新型Aクラスの内装の画像

新型Aクラスで車中泊は可能か?

新型Aクラスではリアシートを倒すことで広大なラゲッジスペースが確保できます。

この空間なら車中泊が出来そうな予感...
新型Aクラス 内装 車中泊

フロントシートと倒したリアシートに出来た広大な空間を埋めれば、体を斜めに配置することで身長180cmの大人一人分の就寝スペースが確保できそうです。
実際に倒して身長178cmの自分で試してみましたが、足が付くことはありませんでしたので寸法的には大丈夫だと思います。
新型Aクラス 内装 車中泊

しかし!
倒したリアシートは前方向に大きく傾斜がついています。
新型Aクラス 内装 車中泊
Bクラスと違って室内高に余裕がない状態の中で、この傾斜をなんとかしないと安眠は難しそうです...

最低でも車中泊用のマットは必要ですね。

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新型Aクラスに試乗してみた感想 内装や使い勝手は?車中泊は可能か? まとめ

新型Aクラス 内装
新型となったメルセデスベンツのAクラス(ハッチバック)で個人的に一番気に入っているのが内装(インテリア)です。

Cセグメントのハッチバックは魅力的なライバル達が数多く存在すますが新型Aクラスの内装(インテリア)を見てしまうと確実に見劣りしてしまうのではないでしょうか?

新型Aクラスの内装の仕上げは上位クラスとなるCクラスに匹敵するものでした。

Cクラスは2018年に大幅なマイナーチェンジを実施して質感を高めてきましたが、クラスレスといっていいほど遜色がありません。

内装にアルミパーツ(もしくはアルミ調?)がたくさん採用されており、ブラック基調の内装とうまく調和しています。

「これが高級車というものだ!」というメルセデスベンツの主張が聞こえてきそうです...

Cセグメントであっても仕上げに手を抜かないメルセデスベンツ。さすがです!

私事ですが、最近トヨタのカローラスポーツを購入してからもレクサスや輸入車をいろいろ試乗しています。

走行性能ではカローラスポーツは従来の日本車と大幅に進化していますが、シートの出来やステアリングの手触り、内装の魅せ方はまだまだ格差を感じてしまいます。

「各モデルにかけるコストが違う!」
「大衆車と一緒にするな!」

といってしまえばそれまでですが、内装(インテリア)の出来は所有する喜びに大きく響いてくると思います。
今度のAクラスは内装に惚れて選ぶだけの価値がある車ではないでしょうか?

日本車では今度のマツダ新型アクセラ(マツダ3)がどこまで、輸入車に対抗できているか楽しみです。

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