ベンツ | Bクラス | 新型 | サイズだけじゃなかった!Aクラスとの違いは?

モデルチェンジ以降幅広い層に人気のメルセデスベンツAクラスに続いてBクラスもモデルチェンジを果たしました。
そのBクラスですがフロントマスクが似ていることもありイメージとしてAクラスの背を高くしたものと思われがちです。
実際にBクラスとAクラスを見比べてサイズを含めて違いをチェックしてきました。

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メルセデスベンツ新型BクラスのサイズをAクラスと比較してみました

ベンツBクラスのフロントビュー

まずは気になるBクラスのサイズをAクラスと比較してみます。

全長 : 4430mm (4440mm)
全幅 : 1790mm (1800mm)
全高 : 1550mm (1420mm)
ホイールベース : 2730mm (2730mm)
最小回転半径 : 5m (5m)
最低地上高 : 120mm (115mm)
※Bクラス(Aクラス)でいずれもAMGライン装着車

AクラスとBクラスは扱いやすいCセグメントのモデルです。

最近リリースされるメルセデスベンツの新型モデルは、ほぼ同じイメージのフロントデザインのため正面からみると車好きでも一瞬何クラスか戸惑うくらいです。

それに加えてこの二つのモデルは、全高以外はほぼ同じといっていいサイズです。

全長はプリウスより140mmも短く、FFにもかかわらず最小回転半径が5mと小回りが利きます。(ちなみにBMW1シリーズは5.4mです)

最近はSUVモデルを中心に全幅も最小回転半径も大きいものばかりで日本国内での使い勝手で不便を強いられますが、その点Bクラスは数ある輸入車の中でも非常に取り回しが優秀な車といえるでしょう。

サイドから見ると全高の違いがよくわかります。Aクラスがスポーティー志向に対してBクラスはユーティリティ志向なのは一目瞭然です。
6ライトウインドウはもちろん、AピラーからCピラーにかけて全く異なるデザインが採用されているんですね。
Bクラスのサイドビュー
Aクラスのサイドビュー
Bクラスの全高はAMGライン装着車が1550mm、非装着車が1565mmと15mmの差があります。
AMGラインはローダウンサスペンションが採用されているわけですが、立体駐車場の利用を考えるなら1550mmのAMGライン装着車ということになるでしょう。

しかしAクラスのAMGライン装着車って最低地上高はわずか115mm!
ここまで低いと駐車場の車止めはもちろん、雪道や道路上にある障害物を回避するのに苦労を強いられそうですね~
見た目はスポーティーでもサーキット走行で荷重移動するとヤバいことになりそう(笑)

メルセデスベンツに限らず最近の車は走行性能向上のためもあってどんどん最低地上高が低くなっており、プリウスも純正エアロパーツ装着車になると厳しいです。
メルセデスベンツAクラスのエクステリア

..ということでBクラスとAクラスの違いですが、数値で比較してもピンとこないと思うので三面図で比較してみましょう。

注目してほしいのが着座位置の高さです。

引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/
Aクラスに比べてBクラスは全高が高くなっているだけでなく、明らかにシートの設置位置(座面高さ)が高くなっています。

シート座面から天井までの寸法も、Aクラスの1025mmに対してBクラスは1050mmなので頭上のゆとりがあり開放感にも大きな差があります。

Bクラスのリアスタイル
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/

そしてラゲッジスペースですがVDA方式による容量は以下のとおりです。

Bクラス 455L(1540L)
Bクラスのラゲッジルーム
Aクラス 370L(1210L)
Aクラスにおラゲッジルーム
※4人乗車時(2人乗車時)

全長、全幅はほぼ同じでも縦方向に余裕があるBクラスはAクラスの1.25倍の容量があります。
またリアゲート(バックドア)の形状もAクラスに比べて垂直に近く、スペース効率を優先した設計となっていました。
ちなみにBクラスはバンパー下にフットセンサーが付いたパワーゲートが標準装備となっています。

Bクラスのリアビュー
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メルセデスベンツ新型Bクラスの内装をAクラスと比較してみました

BクラスAMGライン装着車のリアビュー
ここからは内装(インテリア)について比較してみます。
まずはインパネ周りをみてみるとステアリングのスイッチパネルやメーターパネル、ジェットタービンを模したエアコン吹き出し口やエアコン操作パネル、パネル操作用タッチパッドは同じですね。
Bクラスのインパネ

Bクラスにはセンターコンソールの両サイドにアルミのガーニッシュが、助手席側ダッシュボード周りにパネルが施されています。
パッケージオプションですが、このウッドパネルは本木目で質感が高い!!
Bクラスの運転席

こちらはドアパネルですが全く異なるデザインです。
Bクラスはここにも本木目のパネルとアルミのグリップが!
Bクラスのドアパネル
Aクラスのドアパネル

やはり運転席に乗り込むとき、着座位置の高さの違いを実感します。
Aクラスが大きく腰を下ろして乗り込むのに対して、Bクラスは着座位置が高いので身体をスライドして乗り込むイメージでとても楽です。
一度でもBクラスの乗降性を知ってしまうとAクラスの乗り降りが厳しく感じるようになりました。
Bクラスの運転席
Aクラスの運転席

後席足元空間も大きな違いがありました。
AクラスもCセグメントのハッチバックとしで平均的なサイズですが、Bクラスは同じホイールベースと思えないほどはるかにゆとりがありました。
身長178cmの私が運転席をポジション調整してそのまま後席に座ると膝前でこぶし2個分のクリアランスが!
そしてCピラーが立っているので乗り降りで上体を屈めなくてもいいので楽ですね~
後席に人を乗せることが多いなら、一瞬の迷いもなくBクラスです。
Bクラスの後席足元
Aクラスの後席足元

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ベンツBクラス 新型 サイズだけじゃなかったAクラスとの違いは? まとめ

Bクラスのサイドビュー
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/

メルセデスベンツの新型BクラスのサイズやAクラスとの違いについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

外観だけでなく、内装もAクラスとBクラスは差別化されていました。
Aクラスは1人、または2人利用や車のスタイルを重視する人、Bクラスはファミリー向け、またはゆったりと運転を楽しみたい人向けに分類出来ます。
個人的にはBクラスの方が万人向けに思えますが、メルセデスベンツの車に何を求めるかは人それぞれでしょうね~

実は「BクラスなんてAクラスの天井を高くしただけだろ?」という偏見を持っていて眼中になかったのですが、Aクラスのディーゼルエンジン仕様であるA200dが気になりディーラーにお邪魔させてもらったところ、展示されていたBクラスに目が止まり何気なく乗り込んでみて衝撃を受けました。
BクラスのAMGライン
それとBクラスは決してスマートなプロポーションではありませんが、AMGライン装着車だと大経ホイールのおかげで精悍に見えますね。

私の車選びの大きな要素として「運転して楽しいか?」というものがありますが、これは何もスポーティーモデルでなくても存在することをボルボのXC40で知りました。

多くの国産車は楽しい以前に運転している感覚が乏しいものが多い中、AクラスもBクラスも高い動的質感があり、BクラスはAクラスより乗り心地もいいいです。(Aクラスが硬いんですね)

またBクラスは高めの着座位置のおかげでリラックスして運転が楽しめ、使い勝手も良好、世界最先端の安全・運転支援システム、おまけにディーゼルエンジンにより経済的と非常に多くの魅力を持っています。

ただし売れ筋はBクラスよりAクラスでしょうし、将来手放すときのリセールバリューもAクラスが有利と思われます。

それでも今回、Bクラスに触れてみて、たちまち自分の中で気になる車となってしまいました。

本来であれば、メルセデスベンツのBクラスなら対抗モデルとしてBMWの2シリーズも候補になってもおかしくないのですが、1シリーズも含めてBMWのFFモデルは安全・運転支援機能が貧弱で機能面で国産車にも見劣りしています。
MINIとシャシーを共用しているためか、おそらくモデルチェンジが実施されても期待できそうにありません。

また、近いうちにBクラスのディーゼルエンジンモデルであるB200dに試乗してみたいと思います。

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