メルセデスベンツ | Bクラス | B200dを試乗して評価してみました

メルセデスベンツのBクラスでディーゼルエンジン搭載のB200dを半日ドライブしてみました。

さっそくB200dを運転したインプレッションをお届けします。

メルセデスベンツ Bクラス B200dを試乗して評価してみました

以前、乗っていたクリーンディーゼルエンジンを搭載したボルボV40D4やVWゴルフTDIに比べてメルセデスベンツB200dはどう映るのか?

まず車に乗り込む時点でAクラスと大きく異なります。Cセグメントのハッチバックの中ではヒップポイントが高めなので腰を大きく落とす必要がないのでとっても快適!!
B200dはパワーシートが標準装備となっており3人までメモリ可能です。さっそく運転席に座ってシートポジションを調整してみました。
シートサイズは身長178cmの私でも不足はなし、Bクラスのように座面が延長出来るのは輸入車でも限られているのでとてもありがたい機能です。
太ももをしっかり支持してくれるので長距離ドライブでも疲労が軽減されます。

一見、それほど包まれ感がないシート形状ですが、そこはメルセデスベンツだけあって身体をしっかり保持してくれます。
ステアリングも含めて調整幅に余裕があるので、なんなくドライビングポジションが決まりました。

エンジンスタートボタンを押してエンジンを始動するものの、振動やアイドリングの音がよく抑えられています。
集中して聞かない限りエンジンがディーゼルかガソリンかを聞き分けるのは難しいでしょう。
B200dのステアリングホイール
コラムシフトをD(ドライブ)に入れて車をスタートさせてみます。
スッと車が前進する軽やかな出だしでディーゼルの重々しいイメージは皆無です。

アクセルを踏んでいくとリニアに速度が上がっていき、8速DCTによる変速はとってもスムーズです。
速度コントロールはガソリンエンジンと遜色ありませんが、ひとたび深く踏み込むと大きなトルクで引っ張られます。
街中ではラフなアクセル操作は禁物ですね。
B200dのペダル
乗り心地は大変滑らかです。一定以上になるとガツンと衝撃が伝わりますがとても快適です。
ただ、細かい上下動をたまに感じるときがあり車高の高さを意識することがあります。

これに比べてAクラスは明らかに硬い乗り心地で、AMGラインの18インチ装着車ではそれが顕著に表れます。
兄弟車ではありますが、明確に性格付けを差別化されているのがわかります。

運転を通じて強くボディ剛性の高さを意識させることはありませんが、リアの追従性もよくトーションビームのネガを感じることが出来ませんでした。

ロードノイズは路面の状態で大きく左右されるようです。標準装着タイヤのトランザによるところもあるかもしれませんね。

良好な後方視界に加えて小回りが利くので取り回しで苦労することもありません。
B200dの後方視界

そして道幅が狭くカーブの多いワインディングロードにやってきました。

ハンドリングですが、応答性もよく少しくらい攻めてもしっかり応えてくれます。やはりAクラスの兄弟車ですね。

ドライブモードをスポーツにして走行してみると確かにアクセルレスポンスはよくなりますが、ギクシャク感があり頻繁に加減速するような忙しいワインディングには向いていないようです。

かなり好印象を連発するB200dですが、気になる点もいくつかありました。

運転席のドアミラー周りの死角が大きい
B200dの前方の死角
三角窓のある車に乗りなれているとBクラスのAピラーの付け根付近の死角が気になりました。

R(リバース)に切り替え時の反応に間がある

コラムシフトを上に挙げるとリバースになりますが切替直後の反応に一瞬の間があり、急に後退しなければならないとき戸惑うことがありました。
これは慣れるしかないですね。

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今回試乗したメルセデスベンツ B200dの概要


Bクラスには1.4LガソリンエンジンのB180と2.0LディーゼルエンジンのB200dがラインナップされています。
今回試乗したB200dはAMGライン装着車として18インチホイールが採用されています。

全長:4430mm
全幅:1790mm
全高:1550mm
ホイールベース:2730mm
最小回転半径:5.0m
車両重量:1535kg

直列4気筒2.0LDOHCターボ
最高出力:150ps/3400~4400rpm
最大トルク:330Nm/1400~3200rpm
駆動方式 : FF
燃料タンク容量 : 43L(軽油)
WLTCモード燃費 : 20.0km/L

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メルセデスベンツ Bクラス B200dを試乗して評価してみました まとめ

B200dの内装
メルセデスベンツ Bクラスを試乗して評価してみましたがいかがだったでしょうか?

今回、一般道を試乗してB200dの走行性能はかなり満足のいくレベルだったことがわかりました。
気になる点もありますが、それらをカバーするには十分な魅力があります。
目線が高くリラックスして運転できることや車高の高さを意識させない運動性能、ステーションワゴンやミニバンに匹敵するユーティリティを併せ持っています。
やはり車高がAクラスより高いとはいえ、重心はSUVより低いので操縦安定性でも有利です。
街中ではV40D4より扱いやすくゴルフTDI並みに軽快ですが、ハンドリングの手応えではB200dの方が好感触でした。

B200dは今後もステアリングを握る機会があるので、気になる先進の安全・運転支援システムや高速道路でのインプレッション、燃費性能も追記していく予定です。

Bクラス、いい車ですよ~
おススメの1台ですのでぜひ一度乗ってみてくださいね。

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