レヴォーグ | やはり取り上げずにはいられないSTI Sportの完成度

「いまさら?」という声が聞こえてきそうですが、それだけ私にとってスバルのレヴォーグSTI Sportの走りは別格なのです。
あらためてその魅力をまとめてみました。

レヴォーグSTI Sport 何がそんなにいいのか?


将来のマイカー候補探しの一環で毎年、輸入車を含めいろいろな車を試させてもらっています。
「イメージで評価しないよう出来る限る乗ってみる」という考えのもと、試しているうちにいろんな発見や気付きがありました。
その結果、以前では考えもしなかったスポーツカーを所有したことも...
新型BRZの外観
いろいろ経験していると評価基準も底上げされ、以前に比べて試乗しても感動や驚きが明らかに減りました。
それでもたまに「これは!!!」と思わせる車に出会うことがあります。
その1台として取り上げたいのがスバルの2代目となるVNレヴォーグのSTI Sportです。

私の車の評価は「運転していて楽しいか?」が超重要ポイント。
子供たちも大きくなってマイカーに人を乗せることがほとんどなくなり、ますます快適性よりも日々の運転の楽しさに重点を置くようになりました。
ステアリング操作の手応え、アクセルレスポンス、ドライビングポジションの3つは大きな要素です。
2代目レヴォーグは、このすべてを満たしていました。

早速、その感想をお届けします。

乗り込んだ第一印象

まずは乗り込んでドライビングポジションを調整。
ちなみに個人的にはボルドーよりタンカラーが好みです...

シートバックも含めシートサイズは適度な大きさで、ステアリングも含めて身長178cmの私でも妥協することなくポジションが決まります。
ちなみにレヴォーグのメモリー付きパワーシートは、国産車では意外に少ないのが現状です。

そして、スバル車に共通する視界の良さ!
前方はもちろん、左斜め後方まで国産車や輸入車も含めてトップクラスの死角の少なさです。
レヴォーグの後方視界
これは初めて運転するときの安心感に大きく影響するポイントですね。

走行性能

アクセルを踏み込むと軽々と発進、この1.8Lターボ水平対向エンジンは低速域でもトルク不足を感じません。
ドライブモードがノーマルでもアクセルレスポンスは俊敏でモーター駆動時のプリウスと比べても全く見劣りなし。

STI Sportグレードは電子制御ダンパーが採用されており、ドライブモードに応じてアクセルとステアリング特性が変化します。
「SPORT」モードにするとしっかりと手応えのあるステアフィールとどの速度域からでも必要な加速が楽しめます。
いろんな車を試してきましたが、これほど積極的にドライブモードを切り替えたくなる車も珍しい...
新型レヴォーグのドライブモード
これ加えてオプションのフレキシブルドロースティフナーが装着されていることで確実に車の一体感が向上!
レヴォーグの全長は4755mmに達しますが、タイトコーナーが連続しステアリング操作が忙しいシーンでも振り回せてしまうのです。
もしレヴォーグのオーナーになるなら絶対装備したいオプションで間違いありません。

そして2ピニオンの電動パワステのステアリングフィールは、国産車の中でもトップクラスの味付け。
しっかり路面を感じながらステアリング操作することが楽しめるのです。

元BRZオーナーの立場からみてGR86/BRZのFRの走りも悪くありませんが楽しめる条件が限られるのが泣き所。
それに対してレヴォーグはどんな道路環境でもおかまいなし。
特に「SPORT+」モードは個人的にツボにはまる味付けで、ワインディングロードでは顔がニヤけずにはいられません(笑)

思わずステーションワゴンであることを忘れてしまうその走りは、月並みな表現ながらスポーツカー顔負けです。

乗り心地など快適性能


ステーションワゴンとして大きなラゲッジスペースをかかえるレヴォーグですが、走りからそのハンディをほとんど体感できません。
レヴォーグの脚はよく機能しており、その乗り心地は申し分なし。

私にとってスポーティーと快適性のバランスが絶妙。
硬さが目立った初代レヴォーグとは大きく差別化されているポイントでもあります。
また使い勝手では大きな荷物や車中泊など何でも対応でき、ステーションワゴンのその空間は心に余裕をもたらします。
新型レヴォーグのフルフラットのラゲッジスペース
しかも静粛性は新型プリウスと比較してレヴォーグの勝ちです。

あえて注文を付けるならステアリングに、エンジンを含む振動をもっと抑えてくれれば完璧です。
あとフロントシートの表皮の耐久性は今ひとつですね~

スポンサードリンク


レヴォーグSTI Sportの概要

カーオブザイヤーも受賞した4代目レガシィツーリングワゴンとほぼ同じサイズになります。

全長:4755mm
全幅:1795mm
全高:1500mm
ホイールベース:2670mm
最小回転半径:5.5m
車両重量:1580kg
タイヤサイズ:225/45R18

水平対向4気筒1.8LDOHCターボ
最高出力:177ps/5200~5600rpm
最大トルク:300Nm/1600~3600rpm
駆動方式 : 4WD
燃料タンク容量 : 63L(レギュラー仕様)
WLTCモード燃費 : 13.6km/L
燃費はともかく燃料タンクの容量が大きいおかげで長距離ドライブも安心です(笑)

標準装着タイヤはヨコハマタイヤのブルーアースGTが採用されています。
新型レヴォーグのタイヤ
スポンサードリンク


レヴォーグ やはり取り上げずにはいられないSTI Sportの完成度

個人的な経験を通じてレヴォーグSTI Sportの魅力をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

レガシィがステーションワゴンを廃止したことや、今の生活スタイルではラゲッジスペースを活用することもなくなりインプレッサの方が理想のサイズに...。
そんな中、誕生したスバルのレヴォーグ。
今ではすっかりハッチバック車ばかり乗っていますが、もともと歴代のレガシィツーリングワゴンを長年乗り継いできたこともあってその後継となるレヴォーグは気になる存在でした。
セダンと共にほとんどオワコン化しているステーションワゴンをあえて投入、しかも国内市場を重視した設計だったことには驚きでした。
1990年代にステーションワゴンブームを作った意地を感じます。

そして2代目はついに日本カーオブザイヤーも受賞!
この手の賞による評価は常々抵抗を持っていましたが、実際に乗ってみると「こりゃあ受賞するのも当然!」と思わずにはいられませんでした。

動的質感に優れる輸入車に対して、これなら真っ向から勝負できる国産車だと確信しています。

おまけに、アイサイトの実力とスバルAWDがもたらす全天候性能は世界トップクラス!
ちなみにレヴォーグには2.4Lエンジンを搭載するRグレードもラインナップされていますが、個人的に1.8Lでレギュラーガソリン仕様のノーマルモデルで十分満足です。

べた褒め状態のレヴォーグですが、残念な点は「燃費が悪い!」もうこれに尽きますね~
よくて12~13km/Lあたりが精一杯で、ときには2.4LのBRZよりも燃費が悪いこともあります。
動的質感はスポーツカーですが、燃費もスポーツカーです(笑)
こればかりは、もうストロングハイブリッドにしない限り改善は望めないでしょうね~
ただ救いとしてタンク容量が63Lと大容量なので航続距離の心配がないことです。

...ということでレヴォーグはスポーツカーを買う心づもりでチョイスしてくださいね。

新型レヴォーグの試乗記

レヴォーグ | 新型 | STIスポーツグレードの試乗記

2020年12月7日
新型レヴォーグの外観

スバル | レヴォーグ | 気になる新型で私が評価したいポイント

2020年11月6日

スバル | レヴォーグ | フルモデルチェンジした新型の外装や内装を見てきました!

2020年9月18日

ディーラーに下取りしたらもったいない!!

あなたの愛車、走行距離が
たとえ10万キロや20万キロであろうと、
値段がつかないとあきらめてはいけません。

ディーラーで下取りは絶対損です。

クルマ一括査定サイトを利用して
手っ取り早く一番高く買い取ってくれる
買取業者を見つけてください!!

最大10社の大手買取会社が、
競って値段をつけてくれますよ

私も23万キロも走行した愛車を
30万で買い取ってもらいました!!!

ディーラーで下取り価格が20万円だった車が
買取業者が70万円で
買い取られることもあります。