いまさらですがロードスターRFのATモデルに試乗して評価してみました

ロードスターRF

運転して楽しい車を追求しているとかいいながら、実は現行ロードスターは運転したことがありませんでした。
今回、ハードトップのRFに試乗させていただく機会がありましたので、プリウス/カローラ乗りの視点で評価してみました。

ロードスターRFを試乗して評価してみました


さっそく運転席に乗り込んでみます。
86/BRZよりも低い?着座位置は、それだけでワクワクさせてくれます。
座った感想は「う~む、やっぱりな...」
ロードスターRFの運転席
想像してはいましたが、身長178cmで座高の長い私の体格だとシートリフターを目いっぱい下げてもフロントウインドウ上端部分が目の前に来ます。
レカロシートなどローポジションシートレールを導入しない限り、改善は無理でしょう。残念ながら妥協したドライビングポジションのまま運転するしかありません。
実は今までロードスターの試乗に消極的だったのは、こうなることが容易に想像できていたからでした。

もちろん、大多数の人には何の問題もありませんのでご安心を!
ステアリングが身体に正対するようなポジションがしっかり取れるのはさすがスポーツカーですね。
ロードスターRFのステアリング
アクセルペダルはオルガン式!配置も全く不満なし。
ロードスターRFのペダル
4ドアや5ドアの車とは別格のタイトなコクピットですが、なんだか落ち着けました。
それにしてもマツダ車だけあってホワイトの皮革やパネル内装といい質感は申し分ありません。

ではスタートボタンを押してエンジンをかけてみます。
ロードスターRFのインパネ
「ドォンン...ブロロォォォォ」と想像をはるかに上回るエンジン音にびっくり!!
確実に新型BRZより賑やかで、ここ最近乗った車の中でもスープラRZに続いてトップクラスの音量です。
これは意外でしたね~、冷間始動時はディーゼルエンジンなみの音量を発するため、住宅密集地での早朝、深夜は気を使うかもしれません。

この時点でスポーツカーであることをはっきり意識させられます。
ロードスターRFのマフラー

ではDレンジに入れて車をスタートさせます。ガコッ!
ロードスターRFのセンターコンソール

「あれ!?出足がかなり重たい...」

ハードトップの電動格納機構を搭載しているとはいえ、ライトウエイトスポーツの代表格であるロードスターですから軽快な出足を想像していましたが、体感的には全く逆でした。

予想に反して踏み込まないと車が前に進まない印象です。

普段、モーターアシストのハイブリッド車に乗っていることや試乗で乗るガソリン車もターボばかりに乗っていることもあって「軽やかな出足」に慣れてしまい、このあたりの感覚がマヒしているのかもしれません。

ロードスターRFのサイドビュー

踏んだ分だけ反応しているのは、このロードスターなんでしょうね~、その分アクセルコントロールはしやすいと感じました。

今回の試乗では終始交通量が多かったため、低回転域を強いられる街中での走行はアクセルをしっかり踏みこまなければならず少しおっくうな気分になりました。

おそらくトヨタのハイブリッド車に乗り慣れた人なら共感してもらえると思います。

ひんぱんにストップ&ゴーを強いられる渋滞だと疲れるので、ぜひとも全車速対応アダプティブクルーズコントロールが欲しいところです。

こんな調子でわずかなアクセル開度では???という感想でしたが...試しにグイっと踏み込んでみると重低音の勇ましいエンジン音と共に後ろから押し出される感覚でグン!!と加速していくじゃないですか!?

「あ~この車は回すことが前提になってる~」

なるほど、乗り方が違うということを実感しました。

以前、スープラを試乗したとき全然楽しめなかったのですが、踏み込んでいなかったということで納得です。

ただ、ある程度の交通量がある街中ではエンジンを楽しむことは難しい気がします。

ハンドリングはステアリングを切った瞬間から人車一体感があり、ドライバーを中心にして車が動いている感覚が味わえます。

当然ですがCX系やマツダ2,マツダ3とは別格の骨太でゴツゴツした乗り味です。
これは好きな人でなければ不満が出るだろうと容易に想像できます。
ローづスターRFのタイヤ

ボンネットの両サイドが視認出来るので、車両感覚はつかみやすいです。
ロードスターRFの前方視界
また、街中においてもやっぱりコンパクトな車体は、余計な気を使う必要がない分、運転が楽でした。
特に一人で移動することが多い私にとってコンパクトカーのサイズは大きな魅力です。
 

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今回試乗したロードスターRFの概要

今回試乗したロードスターRFはVS White Selectionというグレードになります。
ロードスターRFの外装
ロードスターRFのリアビュー
ロードスターRFの外装
ロードスターRFの外装
ロードスターRFの外装
ロードスターRFの外装
ロードスターRFの
White Selectionということで鮮やかな白内装です。国産車とは思えない!
ロードスターRFのダッシュボード
ドアパネルの上部はボディーカラーに塗られています。
ロードスターRFのドアパネル

全長:3915mm
全幅:1735mm
全高:1245mm
ホイールベース:2310mm
最小回転半径:4.78m
車両重量:1100kg

2.0L直列4気筒ガソリンエンジン
最高出力:184ps/7000rpm
最大トルク:205Nm/4000rpm
駆動方式 : FR
燃料タンク容量 : 45L
WLTCモード燃費 : 15.8km/L

トランスミッションは6速MTまたは6速ATが用意されています。

タイヤサイズは205/40R17でブリヂストンのポテンザS001を履いています。
ローづスターRFのタイヤ

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いまさらですがロードスターRFのATモデルに試乗して評価してみました まとめ

ロードスターRFの外観
プリウス、カローラスポーツ乗りの立場からマツダのロードスターRFを試乗して評価してみましたが、いかがだったでしょうか?

トヨタのハイブリッド車に乗り続けているとわずかなアクセル開度で車が飛び出す感覚が身についてしまい、ロードスターのエンジンレスポンスに最初は戸惑ってしまいました。

普段からハイブリッドということで燃費のためにアクセルを踏み込むことを無意識に抑えてしまっているので、最初はエンジンのおいしいところまで届いてないうちに減速の繰り返しとなり「これのどこが楽しいの?」と勘ぐってしまったほどです。

RFに限らずロードスターはエンジンを回して初めて真価を発揮することを試乗の終盤で悟りました(泣)

ロードスターはスポーティーカーではなく生粋のスポーツカーとして演出や装備、雰囲気がたっぷり味わえて、まるでアトラクションを楽しんだかの様です。

今回は街中だけの試乗でしたので、ロードスターRFの実力を十分に試せなかったのが残念です。
また雨が強くなってきたのでオープン走行も出来なかったのが悔やまれます。

素のロードスターに比べてこのRFはGT(グランドツーリング)指向ということもあり郊外やワインディングなどもう少しエンジンを回せるシーンでないと、駆け抜ける悦び(笑)はほとんど味わえないのではないでしょうか?
いくら車好きでも街中での走行の割合の圧倒的に多い人には向いていないと感じました。

この車、2シーターということで使い勝手ではいろんな制約を抱えていますが、もし全車速クルーズコントロールが付いていたら次期マイカー筆頭候補になったかも?

充実した休日を楽しみたい人はぜひ、一度ステアリングを握ってみることをおすすめします。

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2021年6月13日

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