WRX | S4 | STI | 新型に試乗して評価してみました

WRX S4の外観

インプレッサから続くWRXシリーズとして最後の純ガソリンエンジン車となる新型WRX S4!
早速、BRZやスイフトスポーツ乗りの立場で市街地や田舎道を試してみましたので,
感想をまとめてみました。

新型WRX S4を試乗して評価してみました

試乗させていただいたのは、ザックス製電子制御サスペンションを採用するS4 STI Sport R EXになります。

まずは車内に乗り込み、さっそくシートを調整。
パワーシートや十分な調整幅のおかげであっさりベストなドライビングポジションを確保。
基本的にレヴォーグと同じなので操作も 戸惑うことはありませんでした。
新型WRX S4の運転席
あいかわらず視界も良好で死角もよく抑えられています。
新型WRX S4の前方視界

まずはノーマルモードを試してみます。

パーキングブレーキの解除はスイッチを操作するのが基本ですが、動き出しでも解除可能です。
(営業スタッフによるとおススメしないとのことでした)

ブーストがかかっていない状態でも十分な加速感で、走り出しから流れにのるまでの加速フィールはBRZよりもおだやか。

このあたりはステップ式ATを採用するBRZと違い、新らたに採用されたSPT(スバルパフォーマンストランスミッション)というCVTの恩恵かもしれませんが普通?のCVTを採用するレヴォーグとの違いは特別に感じられませんでした。
新型WRX S4のステアリング
電動パワーステアリングに2ピニオン式を採用しているので、国産車ではトップクラスの操舵感です。フロントに採用されているピロボールブッシュも貢献しているのかもしれませんね。

新型レヴォーグの外観

スバル | レヴォーグ | 気になる新型で私が評価したいポイント

2020年11月6日
乗り心地はノーマルモードやコンフォートモードでは、スポーツモデルであることを忘れるほど快適で路面からの突き上げを感じさせません。
この辺りはてっきりレヴォーグと差別化されていると思っていたので意外でした。

う~む...街中を流すレベルでは、ブーストがかかることがないので2.4Lターボの実力は体感出来ませんね。

見通しのいい郊外の道(農道)で、スポーツモードに切り替えて少しアクセルを踏み込んでみます。
うん、ここでようやく2.4L自然吸気のBRZとの違いを実感する、鋭い加速を見せてくれました。
やはりブーストがかかると豹変しますね~、とはいうもののがっちり安定感があって不安はありません。
ただ、エンジンや吸排気サウンドがおとなしぎて、この点ではBRZの方が楽しめそうです。
新型WRX S4のエキゾースト
スポーツモード以上だと乗り心地も引き締まり、ダイレクト感があって車の一体感も向上します。
とはいえスパルタンというには程遠く、BRZよりはるかに快適でした。

今回の試乗は街中以外に広い農道で試すことが出来ましたが、一般道では一瞬しか踏めないのはいうまでもありません。

スポンサードリンク


新型WRX S4の概要

新型WRX S4はノーマルダンパーのGT-H / GT-H EXと電子制御ダンパーのSTI Sport R / STI SportR EXの4グレードがラインナップされています。
EXは渋滞時にハンズアシスト機能を持つアイサイトX搭載車になります。
新型WRX S4のサイドビュー
全長:4670mm
全幅:1825mm
全高:1465mm
ホイールベース:2675mm
最小回転半径:5.6m
車両重量:1590~1600kg

新型WRX S4に搭載されている2.4L4気筒直噴ターボエンジンは、北米で展開しているアセントと型式は同じでもチューニングは全く別物です。
最高出力:275ps/5600rpm
最大トルク:375Nm/2000-4800rpm
駆動方式 : 4WD
燃料タンク容量 : 63L
WLTCモード燃費 : 10.8km/L

タイヤサイズは245/40R18でダンロップのSP SPORT MAXX GTを履いています。
新型WRX S4の純正装着タイヤ

スポンサードリンク


WRX S4 STI 新型に試乗して評価してみました まとめ

新型WRX S4の外観

2代目となったWRX S4を試乗してみた感想をお届けしましたが、いかがだったでしょうか?

そもそもBRZでも持て余していたくらいですから、やはり2.4Lの排気量にターボ過給は私には刺激が強すぎました。

やはりターゲットユーザーは先代WRXオーナーになるでしょうね。

今回のモデルチェンジで排気量アップにもかかわらずパワーが抑えられている点を気にする人もいると思いますが、低~中速のトルクの厚みがあるので普段使いでアクセルの踏み込み量は抑えられると思います。
そのため一般道ではより扱いやすくなっているので、私のような通勤主体のお気楽ドライバーには歓迎できます。

国内市場ではWRX STIが控えている?ためか、このWRX S4は高性能全天候型快適サルーンといった位置付けから大きく変わっていませんでした。
オレンジのボディーカラーから刺激的な加速や乗り心地などを想像していましたが、逆にジェントルな味付けの印象を受けますね~
やはり燃費や騒音といった規制の影響なのでしょうか?

FRと4WDの違いはありますが、個人的に車を操る楽しさは断然BRZです、
新型BRZのアクセサリーライナー

最後に「現在の愛車であるスイフトスポーツから乗り換えたいか?」と問われれば、NOです。

一般道を流している限り、このWRX S4の実力を味わえるシーンが少ないのに対して、スイフトスポーツは発進から高速道路の追越しにいたるまで全域で性能を引きだすことが出来ます。
日本の道路環境では、速さでも大きな差を付けにくいのではないでしょうか?
それでも常に余裕を持って走りたい人もおられるので、これは好みの問題ですね。

もし同程度の予算で車を買うなら、メガーヌR.S.の方に惹かれます。

ただ、WRXの世界最高峰のスタビリティを持つ4WDシステムはうらやましい...

新型レヴォーグの試乗記

レヴォーグ | 新型 | STIスポーツグレードの試乗記

2020年12月7日
新型レヴォーグの外観

スバル | レヴォーグ | 気になる新型で私が評価したいポイント

2020年11月6日
新型BRZの外観

新型 | BRZ | 3000km走行して最初のインプレッションです

2021年11月8日
スイフトスポーツのエクステリア

スイフトスポーツ | ZC33S | マイカーとしてのファーストインプレッション

2022年3月13日

ルノー | メガーヌRS | スポール | 試乗して評価してみました

2020年4月20日

ディーラーに下取りしたらもったいない!!

あなたの愛車、走行距離が
たとえ10万キロや20万キロであろうと、
値段がつかないとあきらめてはいけません。

ディーラーで下取りは絶対損です。

クルマ一括査定サイトを利用して
手っ取り早く一番高く買い取ってくれる
買取業者を見つけてください!!

最大10社の大手買取会社が、
競って値段をつけてくれますよ

私も23万キロも走行した愛車を
30万で買い取ってもらいました!!!

ディーラーで下取り価格が20万円だった車が
買取業者が70万円で
買い取られることもあります。