規制の問題もあり一時的にラインナップが寂しいスバルですが、新型レヴォーグの受注は絶好調です。
他のライバルにはない魅力をいっぱいかかえた新型レヴォーグですが、一般的に注目されるのはアイサイトXでしょうね。
ここではちょっとマニアックな視点で注目したいポイントを挙げてみます。
2ピニオン式電動パワーステアリング
輸入車に乗って国産車と大きく違いを感じるのが動的質感の高さです。
といっても「車内が静か、振動が少ない」といった類ではなく、ステアリングを通じて感じる車の操作感のことです。
国産車の多くはアシストをたっぷり利かせた電動パワーステアリング（以後、EPS）が多く、ステアリング操作を通して車を操っている感覚が乏しく、路面からのインフォメーションも感じにくいのです。
日本では低速での走行が多く、誰もが操作しやすいことを重点に置いた結果なのかもしれませんが、操作が楽になるほど車とのダイレクト（操舵）感は乏しくなります。
また、アシスト量の味付けだけでなく、多くの国産車で採用されているコラム式EPSも原因のひとつだと思えます。
このコラム式EPSは軽自動車やプリウス、カローラなど多くの国産車で広く採用されているもので、耐久性やサイズ、コスト面でメリットがあります。
ところがこのコラム式EPSは日本で購入できる輸入車では、あまり採用されていません。
フォルクスワーゲンやメルセデスベンツ、プジョーなど運転が楽しい車では、デュアルピニオン式EPSが採用されています。
（ちなみにホンダのCR-Vも採用しています）
理由としてダイレクト（操舵）感があることやハイパワーに対応していることが挙げられます。
今回、新型レヴォーグに採用された2ピニオン式EPSも考えは同じでハンドル軸とアシスト軸が分離しているため、より自然な操作フィールとダイレクト感が期待できます。
引用:https://www.subaru.jp/levorg/levorg/driving/platform
以前に比べてかなり改善されましたが、国産車は溶接方法やシートやダンパーなど車の主要部品などコスト優先の傾向があり、コラム式EPSの採用もそのひとつといえます。
EPSの方式による違いがあるとはいえ、輸入車と乗り比べないと気付かないでしょうし、感性の要素が大きいため気にしない人も少なくありません。
それでもあえてコストがかかる2ピニオン式EPSに切り替えたことは、スバルが本気で動的質感を高めようとした表れといえるでしょう。
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12.3インチフル液晶メーター
ようやく！国産車にフル液晶モニターが登場しました。
メルセデスベンツをはじめBMWやボルボ、フォルクスワーゲンなど輸入車は続々とメーターパネルのフル液晶化がすすんでいます。
地図表示はもちろん、表示する情報を細かく指定できるようになっています。
ドライバーの欲しい情報を表示するのは当然のことながら、好みに応じてカスタマイズ出来ることはユーザーフレンドリーな設計といえます。
また、視認性にも優れており反射で見えなくなような問題はほとんど見られません。
対する国産車でフル液晶に対応している事例はほとんどなく？、輸入車と直接競合するレクサスでさえ実現できていないモデルがほとんどです。
おまけに表示がごちゃついているものが少なくありません。
国産車が頑なにアナログメーターにこだわる理由は謎ですが、全面液晶メーターパネルで表示される情報を充実している輸入車を見てしまうとどうしても見劣りしてしまいます。
そんな中、意外？にもスバルが採用してきました。
アイサイトX搭載車限定ではありますが、ようやく対等に比較出来るモデルが登場したことはうれしいですね。
引用:https://www.subaru.jp/levorg/levorg/
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スバル レヴォーグ 気になる新型で私が評価したいポイント まとめ
スバルの新型レヴォーグについて個人的に評価したいポイントをまとめてみましたがいかがだったでしょうか？
剛性面ではかなり改善されてきたものの動的質感や見た目の先進性などでは輸入車にリードされてつつある国産車で、新型レヴォーグではしっかりカバーしてきました。
特にステアリングという車を運転するうえで超需要なインターフェースの見直しは、輸入車のアドバンテージを奪う価値があります。
新型レヴォーグというえばハンズフリーが可能なアイサイトXが話題になりがちですが、走りの本質に向き合った改良が数多く施されています。
もっとPRすればいいのに．．．
しかし、この車は旧型からの見直し箇所や多機能すぎて理解するのも紹介するのも大変です（笑）
新型レヴォーグについては引き続きアップしていきます。
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