気になる車を紹介「86/BRZ」車を操る楽しさを求めるならコレ!!

86の外観

2020年8月にスバルBRZに続いてトヨタ86も生産が終了してしまいました。
国内だけでなく海外も含めてこれほど内容の濃い共同開発車は他に知りません。
今回はこのトヨタ86/スバルBRZついて想いを語りつくします。
86/BRZオーナー必見です(笑)

運転して衝撃を受けたトヨタ86/スバルBRZ

スバルBRZの外観

まず、車好きの一人としてこの車は存在自体がとてもうれしいのです。
自動車メーカーの提携はよくある話ですが、本格的に1台の車を共同開発された例は少ないの実情です。
しかしこの86/BRZはトヨタとスバルのこだわりがとても色濃く注がれたモデルとして登場しました。

徹底してFRの楽しさを求めたトヨタに対して4WD化も企んでいたスバルといったメーカーの思惑や、共同開発ということで採算性があまり問われずに開発できたことなどストーリーも盛りだくさんです。
86のエンジン
低重心で知られるスバルの水平対向エンジンですが、実際は配管がエンジンの下を通っていたりフロントのドライブシャフトやデフがあるため、イメージほど低くマウント出来ていないのが実情でした。
まあ、ポルシェの様にトレッドを広げられないので仕方がありません。
しかしFR化によって前輪駆動の機構が不要なのでエンジンをより低く、さらに後方(車体中央寄り)へ配置することが可能となり、このため86/BRZはスバル車の中でも圧倒的に低重心な車になっています。

フロントシートの低い着差位置もすべては徹底した低重心を実現するためのもの。
スバルBRZのフロントシート
その結果、運転席に座った瞬間から特別な造りのスポーツカーに乗っているという実感が湧いてきます。
この視点の低さはスピード感が違うだけなくスポーツカーを運転する醍醐味じゃないかと思っています。

そして車を走らせてみると、カーブはもちろん交差点を曲がるだけでも低重心の恩恵にすぐ気付くことが出来ます。
86/BRZの走行シーン
さらに個人的に感動したのが、86/BRZはコーナリングや立ち上がり加速だけでなく街中の走行中でもリアのトラクションをひしひしと感じられることです。

大多数の国産車はもちろん、輸入車と比較してもこれだけトラクションを感じる走りを他に知りません。(高額な車を除いて…)
これは低い速度で走行しても感じられることで、他のFRモデルと比較してもかなりの動的質感を持っている車だと認識しています。
86/BRZの走行シーン
搭載されている2.0L直噴エンジンのパワーは持て余すほどの余裕はないものの、とても扱いやすいエンジンだと思います。
一般道でも上まで回すことが出来るので、ハイパワー車にありがちなフラストレーションとも無縁です。
エンジンサウンドも、まだ物足りなさはありますがスポーツカーらしい演出があり楽しめます。

ATモデルでもCVTとは次元の違う気持ちの良いレスポンスを発揮するのでスポーツ走行でも不足はありません。
86/BRZのAT

86/BRZのエクステリアはスープラとは大きく異なり、典型的な2ドアクーペとしてシンプルなプロポーションで個人的には好みです。
86/BRZのサイドビュー
特にCピラーからリアフェンダーにかけての造形に惚れ込んでしまいました。
登場から8年経過した86/BRZですが、SUVが走り回っている街中において今でも新鮮です。

また、長いホイールベースの恩恵もあり、リアシートを倒して車中泊を決め込むことが出来るのは驚きでした。
スバルBRZで車中泊
着座位置が低いことで料金所でのやりとりに苦労しますが、それ以外では実用上特に不便な思いはしていません。
結局、私は後席に人を乗せる機会が少ない上にラゲッジスペースをあまり活用していないこともあり、2ドアクーペでも何の問題がないことに気付きました。

FRの楽しさが誰にでも味わえて運転が楽しくカッコいい車が手ごろな価格でしかも2社から選べるなんて素晴らしい!!

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トヨタ86/スバルBRZの残念なところ

スバルBRZのサイドビュー
運転する楽しさでは申し分ない86とBRZですが、それでも残念に思う点もあります。

一つは今の時代において、あまりにも貧弱な安全・運転支援システムです。
スポーツカーといえども他の車と同じ道路を走る以上、安全機能はいくらでも採用してほしいところ。

もう一つは異論覚悟で燃費性能です。
スポーツカーだからとか、水平対向エンジンだからという理由で悪くてもOKではありません。
300馬力オーバーやスポーツ走行が楽しめる輸入車でも実用燃費はとても優秀な車が多く、明らかに86/BRZは劣っています。
次期型がどこまで健闘してくるのか注目したいところです。

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お気に入りの車を紹介「トヨタ86/スバルBRZ」 まとめ

スバルBRZの外観
トヨタ86/スバルBRZについて気になった理由や残念に思う点についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

マイナーチェンジ後にあたる2017年式のBRZに、かれこれ800km以上運転してきた上でのインプレッションです。

他の記事でもたびたび述べていますが、実際にステアリングを握ってみるまでは、この手のスポーツカーは自分に縁の無い車だと決めつけていました。
しかし、実際に運転してみてその考えは一変!
スバルBRZの走行シーン
86/BRZは車を操る楽しさがあり、日常でも意外に使えることを知ったのでした。
いや~、チャレンジしてみることの重要性を思い知らされた車でした。

スポーツカーもいろいろありますが、日産GT-RやBMWのM3の様な車は国際規格のサーキットに行かない限りポテンシャルを体感できません。
それに対して86/BRZやロードスターは手頃な価格で手に入り、日本の道路環境ならかなりのレベルまで性能を味わうことが可能です。
私の場合は家族がいる手前さすがに2シーター(2人乗り)は選びにくいのと、自分の身長から適切なドラポジが取りにくい(シート交換が前提になる)ことからロードスターは選択肢から外れてしまいました。

車好きの方であれば、買う、買わないは別にしてまずは体験としてスポーツカーを運転してみることを強くおすすめします。

快適な車に物足りなさを感じていたり、スポーツ走行を楽しみたいというドライバーには、この車は間違いなくおすすめの1台です。

86/BRZの記事はこちら

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