2021年10月に新型BRZが納車されて、すでに3000kmを突破しました。
エンジン、足回りもこなれてきたと思うので、オーナーの立場で最初のインプレッションをお届けします。

新型BRZのファーストインプレッションについて
プリウス、カローラスポーツと2台続けてハイブリッド車に乗ってきた私が、純ガソリンエンジンのスポーツカー スバルBRZに乗り換えました。
17インチ仕様のRグレードでトランスミッションは6ATになります。
長距離通勤および毎日の夜間走行から必然的にアイサイト搭載のATを選択しました。
まったく異なるカテゴリーからの乗り換えなので、身体が慣れるまで時間がかかりましたね~
その新しい相棒ですが、毎日通勤に使っていることもあり気が付けば3000kmを突破しました。
足回りやブレーキも馴染んでエンジンの慣らしも終わりましたので、まずはこのタイミングで新型BRZのインプレッションをまとめてみることにしました。
まだまだスポーツカーの経験が少ない私が、新型BRZをマイカーとして使い出してどう感じたのか??
こういった経緯を踏まえてのインプレッションとなりますのでご了承ください。
運転席に乗り込む
私は座高が高いので、どの車に乗るときもシート位置を一番下まで下げて運転しています。
それでもポジション的に不満な車が多く、以前のマイカーだったカローラスポーツも座面高さを下げるためにレカロシートに交換していました。
また旧型BRZやロードスターに乗った経験もあることから、新型BRZ/GR86のシート位置は心地よい低さです。
おそらく普通のハッチバックやSUVに乗っている人なら、間違いなく抵抗を感じるでしょうね~(笑)
シート位置の低さは重心を下げることが一番の目的ですが、目線も当然低くなります。
この低い目線が非日常感があってスポーツカーに乗っているという実感が湧いてきますね。
さらにスポーツ走行時にステアリングを身体に対して正対させることが出来るので、より正確なステアリングさばきが可能になります。
シートのホールド性もよく一般道の走行で不満を覚えることもないでしょう。
ただ、個人的には少し座面が柔らかいかな?
ちなみに降りるときは、このサイドシルに手をついて上体を起こします。
ドアは2ドアクーペということもあり、長さと重さを意識させられますね。
ただしドアのグリップ位置が旧型より中央寄りに見直されたため開け閉めしやすくなっていました。
前方からの視界は、旧型同様にボンネットの両端が盛り上がっているので見切りがよく、Aピラーの付根付近の死角もよく抑えられています。
左後方視界は太いCピラーのクーペであることを考えればこんなものではないでしょうか?
クウォーターウインドウの視界エリアはずいぶん小さいですね。
エンジン始動からスタート
この車、最新の騒音規制をクリアして発売されているものの、冷間始動時のエンジン音はかなり大きいです!
この点はロードスターといい勝負で、ディーゼルエンジンにも負けていないかも?
深夜や早朝の静かな住宅街だと、かなり気をつかうことになります。
約40秒ほどで音量は落ちますが、私は暖気をせずに早々立ち去るよう気を付けています。
そしてサイドブレーキをリリースして、シフトレバーをDレンジへ。
「ゴクッ」とATでもマニュアルのようなシフトフィールです。
フットブレーキを離すと、強めのクリープ現象でグイっと進み始めます。
2.4L化で勝手に重厚なイメージを想像していましたが、タイヤが動き出す最初の出だしは非常に軽やかです。
そこからアクセルを踏み込むわけですが、軽く踏み込んだけでグイっと前へ押し出されると思いきや「なかなか加速しないぞ?」といった印象。
「何をいっているんだ、コイツは?」と思われるかもしれませんね。
これは私がモーターアシストで発進していたハイブリッド車や輸入車のダウンサイジングターボにみられる、過敏ともいえるアクセルレスポンスに身体が慣れてしまったことが大きな理由です。
停止状態からの発進では、カローラスポーツの方が力強く即座に速度が立ち上がるので信号ダッシュもリードできるほどでした。(やっていませんよ)
個人的にはロードスターのATもこれに近い印象がありましたが、この最初の加速の重々しさ?は慣れるしかありません。
BRZのこの反応をリニアとみるかレスポンスが遅いとみるかは、今まで乗っていた車で大きく印象が変わってくるでしょうね。
また、この辺りの味付けはMTに限りBRZとGR86で違うらしいので、GR86もぜひ試してみたいところです。
ただ、ひとたび動き出せばそこからの加速は、2.4Lにふさわしいトルク感で速度がのっていきます。
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乗り心地と静粛性
スポーツカーの場合は、乗り心地や静粛性を求める車ではありませんが、カローラ、プリウスに乗っていたドライバーにとってどんな印象なのか?
やはり想像していたとおりスポーツカーらしいゴツゴツした乗り心地で、旧型同様に路面からの突き上げもしっかり伝えてきます。
よくいえばスパルタンですが、舗装状態の悪い路面が続くとなかなかきびしいものがありますね。
つい最近、カローラクロスやメガーヌのしなやかな乗り心地を体験したこともあって余計に感じてしまいます(笑)
同乗者がスポーツカーに興味のない人なら長距離は苦行かもしれません。
静粛性ではロードノイスもしっかり拾いますし、アルミ化で板厚が厚くなったとはいえ雨が降ったときのルーフの雨音も賑やかです。
乗り心地と静粛性では旧型と比較して大きく変わったという印象はあまり感じません。
個人的に快適性ではスイフトスポーツやGRヤリスに少し劣っていると感じましたが、いずれもスポーツカーということで日常使いでも許容出来る範囲です。
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ハンドリング
走り始めてまず気付くのは、シートやステアリングを通じてわかるボディー剛性の高さと直進安定性のよさですね。
今まで乗ってきた国産車や一部の輸入車と比較して、ボディーの一体感が高く感じられます。
その高い剛性のおかげなのか脚がしっかり路面に追従していてハンドルが取られることもなく修正舵も少ない印象です。
そしてカーブで曲がると雑味のない素直なハンドリング、さらに旋回中からのアクセルオンでリアタイヤから前へ押し出そうとする感覚がぞんぶんに味わえます。
これこそ、FRの醍醐味!
こればかりはGRヤリスやスイフトスポーツには無い魅力です。
極端な話、このドライビングプレジャーのためだけにBRZ/GR86を選んだといって差し支えありません。(本当はスタイルにも惚れました)
新型BRZは、やはり曲がるのが楽しい車に仕上がっていました~
コーナリングでも非常に軽快感があり、紛れもなくライトウエイトスポーツですね。
ただし気になった点もあります。
この新型BRZですが、要となるリアタイヤのトラクションで少し物足りなさを感じられました。
旧型はもう少しリアタイヤを意識させる蹴りだし感があったように思えます。気のせいかな?
あとフロント周りで、この車の売りである重心の低さはあまり実感できません。
ロードインフォメーションも含めて、もう少し接地感が欲しいところです。
装着タイヤがプライマシーHPなのは旧型と同じですが、Sグレードのパイロットスポーツ4ならまた印象が変わってくるのかもしれませんね。
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速度コントロール
今回のモデルチェンジではATにも改良が加えられ、ドライバーの操作で適切なシフトダウン、逆に不要なシフトアップを抑えているそうです。
しかし、これを一般道でなかなか体験出来ません。
動き出しでは不満を感じた加速でしたが、走りだしてからは鋭くスムーズな加速をみせてくれます。
段付き感なく一定に速度が上がっていくのですが、目標速度への到達スピードも速い!
一般道では、ほとんど踏みこむこともないままアクセルオフを強いられます。
ここは旧型から最も大きな違いを感じる点です。
その反面、踏めない=回せないというフラストレーションが新型ではつきまとうことになりました。
新型の動力性能の実力を味わうにはサーキット等、スポーツ走行でないと難しいでしょう。
ネックとしてAT車のアクセル操作に対するレスポンスが、スポーツカーにしてはタイムラグが結構大きいです。
スポーツモードではないノーマル状態でキックダウンを伴う急加速をしたいときは、一呼吸おいて加速が始まるのでこれはいただけません。
普通に楽ちんATで運転している分にはスポーティーな走りは難しいでしょう。
エンジンサウンドも含めてダイレクトな走りを楽しみたければ、ギアが固定出来るマニュアルモードで走る必要がありますね。
これを知ってからは積極的にパドルシフトを活用するようになりました。
最初の加速のこともあり、早くもスロットルコントローラーが頭をよぎってしまった...
新型BRZで走って感じたこと
3000kmを走行した時点での新型BRZの感想をまとめてみました。
お気に入りポイント
・文句なく楽しいコーナリング
・高い直進安定性
・私にとって天井知らずのエンジンパワー
・スタイルで犠牲になっていない良好な視界(スバルが唱える0次安全)
気になったポイント
・冷間始動時のエンジン音がかなり大きい
・接地感が乏しいハンドリング
・AT車での急加速のレスポンスが遅い
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新型BRZ 3000km走行して最初のインプレッションです! まとめ
マイカーとして乗り始めたスバルの新型BRZについて最初のインプレッションをお届けしましたが、いかがだったでしょうか?
旧型BRZ/86やスポーツカーに乗っている人からすれば、鼻で笑われそうですがプリウス、カローラから乗り換えて感じた印象をまとめてみました。
私の様にハッチバックやSUVから乗り換える人に、少しでも参考になれば嬉しいです。
想像通りや期待以上の点もあれば、期待に届いていない点もあるのが実情でした。
ATを選ぶならマニュアルモードやパドルシフトを積極的に試してみることを強くおススメします。
ただ、他のカテゴリーと違いカスタマイズで大きく進化するのがスポーツカーです。
これからじっくり自分好みに仕上げていこうと思います。
私の場合は、愛用のレカロシートがあるのでまずはシート交換ですね~
近いうちにスポーツ走行にも挑戦する予定です。
新型BRZ/GR86については、引き続き記事をアップしていきますね。

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