ハリアー | 新型 | ガソリンエンジンモデルに試乗して評価してみました

新型時ハリアーのエクステリア

トヨタの新型ハリアーは2020年6月に発売以来、売れまくっていてすでにかなりの納期がかかっています。
注目度の高さからいろんな車から乗り換え対象となっているようですね。
今回、2.0Lガソリンエンジンモデルに試乗してみましたので感想をまとめてみました。

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2.0Lガソリンエンジンモデルに試乗して評価してみました

今回試乗したのはハリアー Z”レザーパッケージ”の2.0Lガソリンエンジンの2WDモデルです。
新型ハリアーのリアスタイル
2.0L4気筒直噴 ダイナミックフォースエンジン
最高出力:171ps/6600rpm
最大トルク:207Nm/4800rpm
WLTCモード燃費:15.4km/L

運転席へ乗り込んでドライビングポジションを調整してみます。
シートはもちろん、チルト/テレスコピック機能も電動のため微調整がしやすいです。(Z/Gに標準装備)
リフターの調整幅もしっかりあるので身長が高めの私でも問題なくポジションが決まりました。
新型ハリアーのフロントシート
スタートボタンを押してエンジンを始動。
やはり遮音が行き届いているので、かすかにエンジン音が聞こえるというレベルです。

ミラーの調整も終えて早速スタートしてみます。
大きな車体に似合わずアクセルを踏みだしたときの出足も軽い!
ごく低速でスルスルと動かしているうちはハイブリッドだかガソリンエンジンだかわからないくらいです。

そして車道に進入、流れに乗るべくアクセルを踏みましていくと加速のレスポンスは早くなめらかに加速してきます。
停止状態からの発進加速、中速域からの加速でいずれも必要十分な加速感が得られます。
これならハイブリッドの2.5Lなんか要らないんじゃないかと思わせるパワー感です。
やや多めにアクセルを踏むとエンジン音のうなりが聞こえてきますが、プリウスやカローラのハイブリッドとは違い耳障りな音ではないので問題なし。
ただ、パワフルか?と問われればそうは思いません。
日常使いで申し分ありませんが、積極的にエンジンを回したいとは思えませんでした。

また、ドライブモードをスポーツに切り替えてみるとアクセル操作のレスポンスが向上しますが、ステアリングの反力も含めてカローラほど極端な変化には感じられません。
新型ハリアーのエクステリア
この新型ハリアーでは新開発の2.0Lエンジンに加えてDirect Shift-CVTという発信ギヤ付きCVTの出来も楽しみにしていたのですが、残念ながら今回の試乗では今までのCVTとの違いを体感することができませんでした。一応、発進時は注意を払っていましたが私が鈍感なだけなのか?

発進から街中を流している分には、ステアリング操作の手応えは軽い印象です。
それでも旧型よりは、まだ少しダイレクト感が伝わってくるようになりました。個人的にはもう少し重みが欲しいところですが...

乗り心地は思ったより重厚感はあまりありませんんが、旧型より少しフワフワ感が抑えられているのがわかります。
TNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャ)のシャシーにより剛性が上がり、足回りを通じてタイヤの接地性も向上しているんでしょうね。

ブレーキ操作を伴わずアクセルオフだけでクリアできる連続するS字カーブに差し掛かってみると、車の一体感を感じながら曲がっていきます。
ロールも若干発生しますがこの車高を考えれば不安感はありません。
ここでも旧型よりステアリング操作に対する応答遅れが少ない印象ですね。
ただ安定指向なので、あくまで快適な移動を楽しむ車ですね。

試乗前はこの大きなボディで2.0Lの排気量に不安を感じていましたが、実際に乗ってみるとこれで十分ですね。
決してトルクを感じる余裕のある走りではありませんが、このハリアーに見合ったエンジンだと思いました。

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新型ハリアー 今回試乗してみたモデルの紹介

新型ハリアーのパワートレインは2.5Lハイブリッドと2.0Lガソリンエンジンがあります。
今回、試乗させていただいたのは2.0Lガソリンモデルで、上級グレードのZ”レザーパッケージ”(車両本体価格:423万円)になります。
新型ハリアーの斜め前からの画像
全長:4740mm
全幅:1855mm
全高:1660mm
ホイールベース:2690mm
最小回転半径:5.7m
最低地上高:195mm

ホイールベースはRAV4と同じですが意外にもプリウスより10mm短くなっています。
ラフロードや雪道の走破性につながる最低地上高がしっかり確保されているのはいいですね。。

上級グレードのZと中間グレードのGと外観上の違いはホイールくらいですね。細かい点ではZはリアスポイラーがボディ同色となります。
個人的に旧型と違い前後のオーバーハングの長さが気にならなくなったデザインは評価ポイントです。
新型ハリアーのサイドビュー
フロントマスクはキーンルックを採用しているもののグリルは旧型の面影を残したデザインに。
新型ハリアーのフロントマスク
新型ではフロントノーズは大きく逆スラントした形状になりました。ランクルよりはるかにクルーザーらしいかも(笑)
新型ハリアーにおフロントノーズ
最近のトヨタ車の流行りなのか横長のテールランプにつながったガーニッシュが配置されていますが、とてもシンプルなデザインです。
このクラスならバンパーに埋め込まれたマフラーカッターが似合いそうですが、意外にもテールパイプはむき出しの状態です。
新型ハリアーのリアスタイル
そしてリアもフロントに負けないくらいの逆スラントでテールランプガーニッシュの下が大きくくぼんでいます。
クウォーターウインドウの形状も優雅なデサインですね。
新型ハリアーのリアデザイン
このZグレードの装着タイヤはトーヨータイヤのプロクセスでサイズは225/55R19となります。
新型ハリアーの純正装着タイヤ

このインテリアカラーはブラックでレザー表皮はメタルブラックとなります。
旧型でも評価が高かったですが、モデルチェンジで内装の質感は更に磨きがかかりましたね。
個人的には見た目に関してはステアリング以外はメルセデスやアウディに見劣りしないと感じています。(内緒ですが先代はステッチが少しくどい印象を持っていました)
新型ハリアーのインパネ

上級グレードもアナログメーターは健在です。トヨタはメーターパネルを意地でも全面液晶にしないんですね~
新型ハリアーのメーターパネル

馬の鞍をイメージしているので全面革貼り。飲み物の水滴などお手入れには気を使いますが新鮮で高級感があります。
新型ハリアーのセンターコンソール

Z及びGグレードのレザーパッケージだと3メモリー付きパワーシートに加えてシートヒーターとシートベンチレーションまで装備。一度使うと手放せません。
新型ハリアーのフロントシート

ドアパネルの上半分は全面ステッチ付き皮革で覆われています。アクセントとしてシルバーのガーニッシュが間に挟まれています。
新型ハリアーのグローブボックス
ドアパネルはトヨタ車の中ではトップクラスの出来だと思いますが、出来ればドアハンドルはメッキにしてほしかったところ。
新型ハリアーのドアパネル

これが話題の調光ルーフですね。単に室内を明るくするなら透過率100%よりこのほうがいいいのかもしれません。
新型ハリアーのサンルーフ

クーペルックな大きな傾斜のCピラーということもあり運転席から見た左後方の視界はかなりきびしいレベルです。パノラマミックビューモニターは絶対欲しい。
新型ハリアーの左後方視界

後席スペースですがセンタートンネルの張り出しが小さく大人の男性がゆったり座れる空間が確保されています。
新型ハリアーの後席

身長178cmの私がフロントシートを調整した状態でも膝前でこぶし2個以上あります。
新型ハリアーの後席足元空間

ラゲッジスペースはVDA方式で後席利用で409L、フルフラットで1045Lを確保。左右の張り出しが少なく荷物の制約も少ないです。
新型ハリアーのラゲッジスペース

左側面にはJBLプレミアムサウンドシステム(Zに標準装備/Gにオプション設定)のスピーカーが配置されていました。
新型ハリアーの後席スピーカー

新型ハリアーのメーターパネル
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新型ハリアー ガソリンエンジンモデルに試乗して評価してみました まとめ

新型時ハリアーのエクステリア
新型ハリアーのガソリンエンジンモデルを試乗した感想をまとめてみましたがいかがだったでしょうか?

すでに多くの人が新型ハリアーについて紹介しているので少し時間をおいてからチェックしようと思ったのですが、普段車の話をしない会社の同僚から「ハリアーってどうなの?」と聞かれたので、カローラのオイル交換の空き時間を利用して試乗させてもらいました。
あらためてハリアーって注目されているモデルなんだなと実感しています。

エクステリア(外装)やインテリア(内装)とも、そつなくまとまったデサインとクセのない走りで、後方視界を除いてあえてダメ出しするような要素がほとんど見当たりません。
多くの人はこのクラスのSUVには快適な乗り心地と運転のしやすさ、不足のないパワーそして高級感を求めていると思いますが、このハリアーならすべてカバー出来ています。

たくさんのバックオーダーを抱えているのも納得の出来でした。
旧型ハリアーのオーナーさんはもちろん、輸入車も含めて様々な車から乗り換える人が増えそうですね。

ちなみに燃費のいいハイブリッドに目が行く人もいるでしょうけど、ガソリンエンジンとの価格差は約60万円。年間4万km走る私でもこの価格差を燃費で埋めるのは無理です(笑)
給油回数が減るメリットはありますが、それに60万払いますか?(笑)
また、将来手放すときにハイブリッドの方が高く売れるという意見もありますが、その分車両販売価格が高いので当然です。
ガソリンエンジンでも海外需要が発生するので安心して選んでくださいね。

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2020年6月20日

 

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