アルファードのハイブリッドで元を取るには?調べて分かった驚きの条件とは?

世界でも唯一の存在といっていい高級ミニバン「アルファード」。

国内市場はもちろん、海外でも超高額にもかかわらず新しいVIPカーの形として注目を集めています。

憧れのアルファードを入手するにあたり高額な購入資金や維持費は誰もが気になるところ。

今回はアルファードのハイブリッドモデルで元を取る条件を徹底的に解説しています。

アルファード ハイブリッドで元を取るには? 購入価格をチェック

引用:https://toyota.jp/alphard/

アルファードのハイブリッドで元を取れるかどうかは、ハイブリッドモデルとノーマルエンジンモデルの価格差をチェックする必要があります。

ここでは「X」、「G」、「Executive Lounge」の3つのグレードで比較してみましょう。

基本的に車両本体価格はハイブリッドモデルの方か高価なので、ハイブリッドモデルを基準に差額を調べてみました。

X

引用:https://toyota.jp/alphard/

■ 車両本体価格
ハイブリッドモデル    4,384,800円
ノーマルエンジンモデル     3,376,080円
車両本体価格の差額    1,008,720円
■ 税金・諸費用
ハイブリッドモデル    156,557円
ノーマルエンジンモデル  290,157円
税金・諸費用の差額   -133,600円

Xの差額の合計 875,120円

G

引用:https://toyota.jp/alphard/

■ 車両本体価格
ハイブリッドモデル   4,997,160円
ノーマルエンジンモデル 4,206,600円
車両本体価格の差額      790,560円
■ 税金・諸費用
ハイブリッドモデル    156,557円
ノーマルエンジンモデル  310,857円
税金・諸費用の差額     -154,300円

Gの差額の合計 636,260円

 

Executive Lounge

引用:https://toyota.jp/alphard/

■ 車両本体価格
ハイブリッドモデル   7,352,640円
ノーマルエンジンモデル 7,028,640円
車両本体価格の差額      324,000円
■ 税金・諸費用
ハイブリッドモデル     156,557円
ノーマルエンジンモデル   404,557円
税金・諸費用の差額    -248,000円

Executive Loungeの差額の合計 76,000円

 

グレードによりハイブリッドモデルとノーマルエンジンモデルの価格差が極端に違うことがわかります。

Xグレードだと何と87万円もの開きがあり、中古車が1台買えてしまう値段ですね!

上級グレードになるほど、ハイブリッドモデルとノーマルエンジンモデルとの車両本体価格の価格差が縮まっていく傾向にあります。

また、車両本体価格が高くなるとその分、自動車取得税の金額も跳ね上がっていくため、エコカー減税の恩恵を受けるハイブリッドモデルはとてつもなく有利になってきます。

引用:https://toyota.jp/alphard/

最上級グレードのExecutive Loungeになると、ノーマルエンジンモデルは排気量が3.5Lとアップしているため、自動車取得税だけでなく自動車税も高額で、ハイブリッドモデルに比べノーマルエンジンモデルは税金・諸費用で約25万円余分な負担が必要です。

その結果、Executive Loungeだと車両本体価格の差額から差し引くとわずか76,000円しか変わらない結果となりました。

このことから上級グレードにするほど、ハイブリッドモデルとノーマルエンジンモデルの差が縮まるため、ハイブリッドモデルが有利といえます。

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アルファード ハイブリッドで元を取るには? 燃料代をチェック

引用:https://toyota.jp/alphard/

燃費といえば、なんといってもハイブリッドが有利なのは間違いありません。

アルファードのカタログ燃費(JC08モード燃費)を見てみましょう。

アルファードのカタログ燃費
ハイブリッド      18.4~19.4km/L
2.5Lガソリンエンジン   11.6~12.8km/L
3.5Lガソリンエンジン  10.4~10.6km/L

ハイブリッドモデルの燃費は同じ排気量(2.5L)のガソリンエンジンモデルに比べて約1.6倍といったところです。

アルファードのハイブリッドモデルは車両重量が2トンオーバーに加え4WDということで思ったほど格差が少ないですね。

燃費を向上させるには車体重量や空気抵抗(前面投影面積)が大きく影響を受けますが、アルファードはどちらもマイナス材料しかありません(笑)

気になる実燃費を燃費情報サイトの「e燃費」や口コミの情報をまとめた結果、このようになりました。

アルファードの実燃費
ハイブリッド      11.6km/L
2.5Lガソリンエンジン   7.99km/L
3.5Lガソリンエンジン   8.01km/L

意外にも3.5Lエンジンはカタログ燃費に対して約8割近くと健闘していますが、サンプルデータが少ないこともあり同条件とはいいがたいところがあります。

それらを考慮したうえで、ガソリンエンジンモデルの実燃費は7割と考えて問題ないでしょう。

これは他の車も含めた一般的な実燃費に近い割合といえます。

対してハイブリッドは7割に届かず、トヨタの数あるハイブリッドモデルの中でカタログ燃費達成率からすると悪いと言わざるを得ません。

では、具体的に燃料代を計算してみましょう。

条件としてガソリンの金額を以下に設定しています。
レギュラーガソリン 143円/L
ハイオクガソリン  153円/L

10,000kmの走行で必要な燃料代
ハイブリッド(レギュラーガソリン)
(10,000km ÷ 11.6km/L )×  143円/L = 123,276円
 
2.5Lガソリンエンジン(レギュラーガソリン)
(10,000km ÷ 7.99km/L )×  143円/L = 178,974円
 
3.5Lガソリンエンジン(ハイオクガソリン)
(10,000km ÷ 8.01km/L )×  153円/L = 191,011円

 

ハイブリッドモデルで10,000kmの走行で節約できる燃料代は….

Executive Lounge
191,011円 (ノーマルエンジン) – 123,276円 (ハイブリッド) = 67,735円
G、X
178,974円 (ノーマルエンジン) – 123,276円 (ハイブリッド) = 55,698円

 

アルファード ハイブリッドで元を取るには? 結論

引用:https://toyota.jp/alphard/

購入価格の差額と1万kmで節約できる燃料代をもとにいよいよハイブリッドモデルで元を取るのに必要な走行距離を割り出します。

Executive Lounge
76,000円 (差額の合計)  ÷  67,735円 (節約できる燃料代) = 1.1万km
G
636,260円 (差額の合計)  ÷  55,698円 (節約できる燃料代) = 11.4万km
X
875,120円 (差額の合計)  ÷  55,698円 (節約できる燃料代) = 15.7万km

走行距離が年間1万kmのドライバーの場合、Executive Loungeグレードならわずか1年ちょっとで取り返せる結果となり、2年目以降からハイブリッドモデルを燃費の恩恵を受けることができます。

しかしGグレードだと11年、Xグレードだと15年も元を取るために必要です。

10年以上かかるとなれば、もはや乗りつぶす覚悟が必要でしょう。

これが年間2万kmの走行距離であったとしてもGグレードで5.5年、Xグレードで7.5年かかり、最低でも2回以上の車検は必要になります。

走行距離や年数が増えるにしたがって交換部品などで車検費用も高くなる可能性がありますね。

このことからGグレードやXグレードではハイブリッドモデルの燃費で元を取るのは難しいといっていいでしょう。

 
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アルファード ハイブリッドで元を取るには? まとめ

引用:https://toyota.jp/alphard/

アルファードでハイブリッドモデルを選択したとき燃料代で元を取るのに必要な走行距離(必要年数)を試算してみましたが、いかがだったでしょうか?

年間走行距離1万kmだとXやGグレードで10年以上を必要とするため現実的に元を取るのは難しく、ノーマルエンジンモデルが無難という結果となりました。

一方、最上級グレードのExecutive Loungeならわずか1年で元を取れるので、積極的にハイブリッドモデルを選択すべきです。

引用:https://toyota.jp/alphard/

ところでアルファードはハイブリッドモデルもノーマルエンジンモデルもリセールバリューが、国産車や輸入車の中でズバ抜けて高いというのはご存知でしょうか?

実は、売却の時点でモデルチェンジが無い限りアルファードや兄弟車のヴェルファイアは驚くほど高値で買い取ってもらえるのです。

たとえば2年落ち、走行距離2.3万kmのG(ノーマルエンジンモデル)中古車ですが、サンルーフやナビゲーションなど含めて新車価格で440万円の車です。

引用:https://www.goo-net.com/php/search/summary.php

2.3万kmの走行距離でも新車価格の約8割の値段が付いています。

この販売価格からわかるように、だいたい3年落ち程度までは新車価格の7割~8割で買取されているのです。

つまり高級車のアルファードを購入しても、下取りの時点で格下のVOXYやセレナより結果的に持ち出し金額が同程度か逆に安く済んでしまうんですね~。

これで、なぜアルファードのような高級車が街中でたくさん走っているのか想像がつきますよね?(笑)

...ということでアルファードの購入を検討されるなら、「ハイブリッドモデルで元が取れるか?」ということで頭を悩ませるより、個人的には高値で買い取りが期待できる2~3年で買い替えを考えてみることをおすすめします。

もちろん、買取は一括査定サイトを利用しましょうね!

キャッチ画像引用:https://toyota.jp/alphard/

ディーラーに下取りしたらもったいない!!

あなたの愛車、走行距離が
たとえ10万キロや20万キロであろうと、
値段がつかないとあきらめてはいけません。

ディーラーで下取りは絶対損です。

クルマ一括査定サイトを利用して
手っ取り早く一番高く買い取ってくれる
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私も23万キロも走行した愛車を
30万で買い取ってもらいました!!!

ディーラーで下取り価格が20万円だった車が
買取業者が70万円で
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