相棒の新型プリウスも気付けば3万kmを突破。
ここらであらためて過去の愛車たちとも比較しながら5代目プリウスを評価してみます。
新型プリウス 毎日乗って思うこと
大きく実感している点を３つにまとめてみました。
エクステリアがもたらす所有する満足感の高さ
車に近づいて乗り込むときも、その低く構えたプロポーションにいつもうっとり（笑）
毎日乗っているにもかかわらず、目にするたびに見惚れています。
4代目の反動といっていいくらい開発スタッフが「空力よりかっこよさを優先した」と開き直った見た目優先の設計は、実用車感が乏しくちょっぴりスポーツカーを所有した気分にも浸れます。
購入動機においてエクステリアの要素がいかに満足度に影響するかを思い知られた車でした。
今回のプリウスオーナーさんの多くが、このエクステリアが決め手になったでしょうね～
長らくトヨタ車の顔であったキーンルックから脱却し、ワイドローで従来のどの車にも似ていないシンプルなフロントマスクも個人的には大きな魅力になっています。
そして開発スタッフ一推しのボディーカラーで私自身も気に入っているマスタードも、プリウスのスポーティーさに大きく貢献してくれました。
エコカーから脱却を目指したからこその設定ではないでしょうか？
ランボルギーニ・ウラカンを連想させる攻めたAピラーにもかかわらず、乗り降りや運転席周りの使い勝手が犠牲になっていない点がうれしいところ。
ただ、決して視界がいいとはいえず脇道から進入するとき左から接近する車については特に注意を払って安全確認をしています。
．．．ということで見ていて飽きない新型プリウス、暇されあれば撮影タイムになり出先で時間を持てますことがありません（笑）
差動ギヤのトヨタハイブリッドシステムの熟成を実感
私の場合、プリウスはマイカーや社有車で3代目からずっと運転してきたヘビーユーザーです（笑）
他にもハイブリッドモデルは仕事でC-HR、マイカーでカローラスポーツも所有していたこともあり、トヨタのハイブリッドシステムをずっと見届けてきました。
そして5代目では、ついに排気量が2.0Lにアップしパワーも劇的に向上、それまでの燃費第一主義から大きく転換！
見た目も大事ですが、何より走行性能を重視する私にとってこれは歓迎すべき事態でした。
ストップ＆ゴーの繰り返しの多い街中での走行において、発進加速は3代目プリウスとはもう完全に別物！
個人的にはカローラスポーツもかなり高評価でしたが、そこからさらにエンジンやモーターが刷新されているので力強く、ブレーキタッチも含めて純エンジン車とほとんど遜色が無いレベルに達しています。
特に中間加速のレスポンスは、BRZやスイフトスポーツに乗ってきた私からみて申し分ありません。
これなら従来のトヨタハイブリッドユーザーの不満は、ほとんど解消されたといっていいでしょう。
気をよくしてショートサーキットやジムカーナにも新型プリウスを持ち込んみました。
確かに直線加速はなかなかのもので流して走る分には問題ありませんが、コーナリング限界は低く積極的に攻めようとは思いません。
ビジュアル重視で採用された19インチホイールによるバネ下の重さと空気抵抗を意識した細すぎるタイヤが原因なのは明らかです。
そもそもマイカーは標準装着タイヤがブリヂストンのエコピアなので、まともにプリウスの実力が測れません。
速攻で18インチにインチダウンし、タイヤサイズとタイヤを変更して再度チェック。
がっちりしたボディー剛性の恩恵なのか脚がしっかり機能していて、タイヤにしっかり仕事をしてもらえました。
この時点でカローラスポーツよりポテンシャルを感じています。
とはいっても、新型プリウスはアトキンソンサイクルなので官能性は期待できませんのでこの点は諦めています。
しかしワインディングロードやスポーツ走行を楽しむには、十分の実力を持っていました。
これからもこのプリウスでドラテクを磨いていきたいと思います。
充実した最新機能でダメ人間になってしまった
最新のADAS（トヨタセーフティセンス）や快適装備が採用されている新型プリウス。
私が今まで所有したマイカーの中でも、飛びぬけて装備が充実しており長距離通勤も快適そのもの。
毎日100km以上走行しますが、優秀なレーンキープ機能とアダプティブクルーズコントロールであきらかに疲労が抑えられています。
優秀な運転サポート機能やステアリングヒーター、ベンチレーションシートなど至れり尽くせり。
特にステアリングヒーターはすっかり手放せくなってしまいました（これは今後の車選びの条件になりそう．．．）
たまに友人の愛車でプリウスより高価なメルセデスベンツやスバルの車を運転させてもらうことがありますが、それらと比較しても快適性はまったく見劣りしません。
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今まで乗ってきた車で新型プリウスの評価は大きく分かれる？
マイカーや社有車で歴代プリウスを乗り継いできた私からみて、今回の5代目プリウスは正常進化を実感できます。
やや走りに重きを置いたカローラスポーツハイブリッドも所有していましたが、それと比較してもやはり明確なアドバンテージがありますね。
しかし新型プリウスは、SUVといった異なるカテゴリーからの乗り換えやこれが初めてのハイブリッドになるオーナーさんが多いとのこと。
そのせいか新型プリウスの評価は、かなりばらつきがある様に思えます。
・ロードノイズがうるさい
・内装の質感が物足りない
・動力性能は期待したほどではない
．．．といった意見がチラホラ見受けられました。
それに対して、私はこれらの不満はあまり感じていません。
今までのプリウスを知っていますが、そもそもプリウスってそれほど静かな車ではないので質感も含めて「こんなものでしょ？」という印象。
価格は先代に比べて値上げされましたが、排気量アップや最近の物価高騰や装備、装備や仕様を考えればやむなしと受け止めています。
動力性能はいかに向上したとはいえ、小排気量ターボなどの純エンジン車にはまだまだ遠く及びません。
THS-Ⅱから引き継いできた差動ギアの基本構造を根本的を見直さない限り、印象を変えることは難しいでしょうね。
私の場合、新型プリウスで気になるのは、拡大したサイズと重さを日々の運転で意識させられる点です。
「4600mm程度で何をいっているの？」と思われるかもしれませんが、以前の相棒だったスイフトスポーツはトレッド確保の観点で3ナンバーとはいえ全長は4mを切っており街中での取り回しは最高でした！
一度コンパクトカーの扱いやすさを知ってしまうと、Cセグメントでさえ大きさを感じることが多々あります。
軽量ターボのスイフトスポーツやレスポンスに優れたバイポーラ型ニッケル水素搭載のアクアの俊敏な加速を知ってしまうと、新開発の2Lダイナミックフォースエンジンといえども正直重々しい加速に思えます。
コンパクトカーは軽さが大きな武器になっているので当然ですが、フィットワークも含めて人車一体感では到底かないません。
おそらくコンパクトカーを経験せずに旧型プリウスやカローラスポーツから乗り換えればべた褒めしていたことでしょう。
知らなきゃよかった典型的な事例でしょうね～
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3万㎞突破！あらためて5代目となる新型プリウスを評価してみました まとめ
5代目新型プリウスにに3万km以上乗ってみたインプレションをお届けしましたが、いかがだったでしょうか？
実は乗りだしてすぐプリウスの純正合皮シートが身体に合わないことが判明しました。
長距離通勤をしているだけにこれは切実な問題で、以前乗っていたスイフトスポーツの純正シートがあまりによかったこともありこれはショックでした。
今のところシートを交換することなく市販のシートクッションで何とかしのげています。
もしシートでお悩みのオーナーさんがいらっしゃれば参考にしてみてくださいね。
．．．と、まあ気になる点はこれくらいで、3万㎞を超えた今でも毎日プリウスの運転を楽しめています。
すでに新型プリウスを購入された車ブロガーの皆さんも感想をアップされていますが、「そうだよね～」と納得しきりの内容でした。
これだけ高評価でわかりやすい魅力を持つとなれば売れるのは必然！
街中で急速にプリウスを見かける様になってきたため、差別化も図るべくこの春にはさらにスポーティー路線を強調する5本スポークのホイールもチョイスしてみました。
スポーツ走行なのでホイールキャップは外してあります
ここ数年は諸事情により短期間に乗り換えていましたが、今度のプリウスは最低でも初回車検（この時点で12万㎞オーバー）を通して20万km以上を目指していきたいと思います。
これからも新型プリウスの話題は積極的に取り上げていきまますね！
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