いろんな車を試乗するのが好きで最新モデルも含めて様々な車をドライブをしています。
カローラ、プリウス乗りの立場から2018~2020年にかけて印象に残った車をピックアップしてみました。
人によって車の評価基準が異なる
以前、おすすめしたい車ランキングという記事を書いたことがあるのですが...
そもそも車選びって好みのジャンルや価格帯が広いので条件を絞らないと参考になりませんよね。
さらに動力性能や燃費、取り回しや価格など何を重視するかによっても結果が全く変わってきます。
また、過去に乗ってきた車で評価が左右されてしまうので、私は出来るだけいろんな車に乗るようにしていますが、それでも高級スポーツカーやDセグメント以上の車は運転経験が少ないです。
そこで視点をかえて、普段カローラやプリウス、アクアといったトヨタのハイブリッド車に乗っている私がステアリングを握った車の中から印象に残った車を挙げてみることにしました。
日本で販売台数ランキングで上位にくる車ばかりに乗っているので、一定数の人と同じ目線での評価と思ってもらえるかも?
ところで現在のマイカーであるカローラスポーツですが、不満点はないといっていいくらい満足しています。
ハイブリッド車の燃費はもちろん、乗り心地、スポーツ走行を含む走行性能、エクステリア、安全/運転支援システムなど様々な項目で高いレベルにある車です。
納車当初はタイヤに不満がありましたが、タイヤ交換後は弱点が無くなったといってよくその後に試乗する車の評価基準が一気に上がってしまいました。
3代目プリウスがマイカーだった頃は、他の車を試乗するたびに「いいな~いいな~」の繰り返しでしたが、プリウスにはプリウスの良さがあります。
それは私が車にもとめているものと少しズレていただけなんですね。
結局、自分にとって印象に残った車とは「運転して楽しいか?」が一番の評価ポイントであり、次に装備を含めたコストパフォーマンスが挙げられます。
一口に「運転して楽しい車」といってもいろいろな視点があると思います。
乗り心地がよく快適な車を挙げる人も多いと思いますが、今時の車で乗り心地の悪い車は少なくてたとえ大径ホイールを装着していても快適な車ばかりになってきました。
なのでここでは運転を通して動的質感の高さを感じた車を挙げています。
また、単純に楽しいというと高額な車ばかりが上位を独占することになりますが、新車/中古車を問わず400万円を超える車になると家庭を持つ多く人にとって現実的ではありません。
ということでランキングにあたり中古車も含めて乗り出し価格が350万以下という条件を設けてみました。
ここまで条件付けすれば....大丈夫かな?
本来ならば、どんな車に乗ってきたのかリストアップするところですが、膨大な数になる(笑)ので割愛します。
ということで、印象に残った車をランキング形式で6台紹介していきますね。
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印象に残った車ランキング 6位
ボルボ V40 D4です。
残念ながらV40はすでに生産終了となってしまいましたが、どうしてもおすすめしたいのでランクインしています。
とはいえ、2020年10月現在でも販売会社の在庫分や販売施策のおかげで程度のいい認定中古車が購入できますのでまだ大丈夫!
V40はボルボのラインナップの中で最もコンパクトなCセグメントのハッチバックで多くのボルボオーナーを生んだ立役者です。
エンジンはいくつか選択肢がありますが、その中でも強く推したいのが2.0Lクリーンディーゼルを搭載したD4モデルです。
燃費がよくて動的質感の高いディーゼルエンジンは以前から気になっていたので、クリーンディーゼルエンジン搭載モデルはマツダ車を含めいろいろ乗ってきました。
その中で最も体感的にパワフルかつ優れた燃費をマークしていたのがボルボV40 D4です。
やはり車体重量が軽いハッチバックに最大出力190ps/最大トルク400Nmのエンジンはオーバースペックともいうべき組み合わせで、ディーゼルの怒涛のトルクを存分に味わえる車に仕上がっています。
登坂車線のある道路で一気に追越しをかけるシーンが楽しみでしたね~
さらにポールスターというメーカー認定ROMチューンも提供されているので、更なるパワーアップも可能でした。(2020年11月で提供終了)
そして、力強い走りを味わえるにもかかわらず燃費性能が優秀で、高速巡行においてはなぜか速度を上げるほど燃費が伸びます。
ちなみに見た目から想像しにくいですが、大人2人で車中泊が可能です。
乗り出し価格で350万円以内で入手できるので国産車と比べても割高感は少ないと思います。
ファミリーカーとして、輸入車入門としておすすめしたい車です。
印象に残った車ランキング 5位
トヨタ ライズ(ダイハツ ロッキー)です。
国内新車販売ランキングで上位をキープしているライズですが、ご存知の通りダイハツ ロッキーの姉妹車です。
ダイハツのDNGAという設計思想で開発されたこの車は、トヨタのTNGAと違い国内ユーザーのニーズを強く意識した設計となっています。
排気量はわずか1.0Lのガソリンエンジンですが、走り出しはトルクフルな味付けで、ストップ&ゴーの多い市街地でもストレスがありません。
ターボエンジンのトルク特性や乗り心地など街乗りを主眼において開発されているので、普段使いがとても快適なのです。
5ナンバーの優れた取り回しに加えてSUVらしくアイポイントが高いので運転しやすい車です。
コンパクトなサイズは大きな武器です。
ユーティリティでは上のクラスであるC-HRやカローラでは勝負にならない車内の広さを持っており、パッケージングの優秀さがうかがえます。
性能はともかく安全・運転支援システムも充実しており、それでいて上位グレードを選択しても250万以下で入手できます。
ちなみに海外でも1.0Lガソリンエンジンのトヨタ車は大人気です。つまり距離を乗ってもリセールバリューは安泰です。
ヤリスのSUVモデルとして人気のヤリスクロスもこのライズには、コストパフォーマンスでは到底かないません。
気になる点としては安全・運転支援システムの実力がトヨタセーフティセンスに劣っていることでしょうか?
それにしてもこの車に乗って「自分は車に何をもとめているのか?」をあらためて考えさせられました。
誰にでもおすすめできる1台ですが、リセールバリューを考えるとロッキーではなくライズです。
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印象に残った車ランキング 4位
マツダ MAZDA3ファストバックです。
新しいマツダの鼓動デザインを採用したMAZDA3ほど、デザインで輸入車と互角に渡り合える国産車はないと思っています。
すがすがしいほどにデザイン優先で設計された車が国産車から登場したのが何よりうれしいです。
国産車といえば優れた燃費や故障率の低さといった実用面でのメリットが先行しますが、デザインという感性の魅力で欲しくなった数少ない国産車です。
実は前モデルのアクセラスポーツのプロポーションもかなりお気に入りでした。
多くのMAZDA3のオーナーさんが日々SNSで愛車の画像をアップしていますが、その惚れ込み度合いがよく伝わってきますね。
また、プロポーションに加えてライバルたちを圧倒する質感の高い内装も見逃せません。
オーナーになれば車内で過ごす時間が長いので、インテリアのデザインや質感の高さは所有する満足度に直結します。
そして、国産車でクリーンディーゼルエンジンの選択肢を用意してくれる点も何よりありがたいところ。
ガソリンエンジンやディーゼルエンジン、圧縮着火が売りの次世代ガソリンエンジンの3つを試しましたが、エンジンはやはりコストパフォーマンスに優れたディーゼルエンジンを搭載したXDを推したいですね。
動的質感では次世代ガソリンエンジン搭載のSKYACTIV-Xが最も優れていましたが、あまりにもコストパフォーマンスが悪すぎます。
また、車の性格を考えると乗り心地が硬すぎる印象を受けました。
それに対して1.8Lディーゼルエンジンはパワフルとはいきませんが、ディーゼルエンジンのクセもなく速度コントロールがしやすい車に仕上がっています。
気になるディーゼルエンジンのガラガラ音ですが、キャビンは静かでガソリンエンジンと大差はありません。
また車外の静粛性は輸入車も含めてNo1の静かさなので初めてディーゼルエンジンを経験する人でも抵抗が少ないでしょう。
走行フィールは兄弟車であるCX-30と比べてもステアリングやアクセル操作を通じて明らかにMAZDA3の方がダイレクト感があり運転していて楽しいです。
初期モデルは車線中央維持機能が60km/h以下となっていましたが、2020年の年次改良でこの制約が撤廃されました。
MAZDA3 XDの乗り出し価格は300万前半といったところで輸入車と比較してまだまだお得感があります。
ライバルにはない多くの魅力を持ち、指名買いをしたくなる車を生みだしてくれるマツダにはこれからも期待しています。
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印象に残った車ランキング 3位
トヨタ カローラスポーツ ハイブリッドです。
早いものでカローラスポーツを購入してから2年が経過しました。
その間、輸入車も含めて次々と新しい車が登場し乗り比べてきましたが、このカローラスポーツは依然として高い競争力を持ってます。
燃費については、もう語るまでもないでしょう。世界トップクラスの抜群の低燃費です。
ハイブリッドシステムは基本的にプリウスと同じですが、乗り比べると明らかにカローラスポーツの方が運転して楽しいです。
停止状態からの動き出しで力強さがありEV走行できるシーンも増えており、このパワートレインはすっかり熟成の域に達しています。
パワー不足を指摘する人もいますが、私はスポーツモードのアクセルレスポンスで十分満足しています。
そしてコーナリングはいろいろ乗り比べてきたFF車の中でもトップクラスの楽しさを持っていました。
まさかプリウスの兄弟車でワインディングロードを楽しめるとは思いもしませんでしたね。
曲がるのが楽しいハイブリッド車としておすすめしたい車の1台となります。
あえて気になる点を挙げるとすれば、たまに重心の高さを感じさせる挙動を見せる点です。(スポーツ走行していなければ問題なし)
ただしG”X”およびGグレードは標準装着タイヤの性能がプアなのでタイヤ交換をおすすめします。
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印象に残った車ランキング 2位
三菱アウトランダーPHEVです。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/
次期モデルの登場が控えているモデル末期の三菱アウトランダーPHEVが2位を飾りました。
プラグインハイブリッドといえばトヨタから高性能のRAV4 PHVが登場して注目されている中、あえてアウトランダーPHEVを推すのはなぜか?
それはモーター走行の楽しさとコストパフォーマンスのバランスです。
SUVのプラグインハイブリッドのパイオニアとして登場したアウトランダーPHEVは世界中で実績があり、数々の改良を加えてきました。
その結果、バッテリーによるモーター走行の楽しさは、初期モデルと比べてはるかに面白い仕上がりになっています。
パドルシフトでエネルギー回生量を調節できたり、ランエボ譲りのS-AWCという4輪コントロールシステムのおかげでミドルサイズのSUVにもかかわらずワインディングロードで運転が楽しめるのです。
そして全幅1800mmという取り回しに困らない車体サイズで広大なラゲッジスペースがあります。
もちろん停電時は電力供給元として活躍してくれることでしょう(AC100V1500Wが標準装備)
新車価格となると400万を切るのは難しいのですが、排気量をアップしたマイナーチェンジ後でも中古車なら乗り出しで300万前半で購入が出来るんですね~
RAV4 PHVは確かにスペックでアウトランダーPHEVを上回っていますが、乗り出しで500万以上かかり中古車であっても非常に高価を維持するでしょうから手を出しくい存在です。
それに対して三菱ブランドの弱さも手伝ってか、アウトランダーPHEVは中古車の値ごろ感があり、プラグインハイブリッド導入のしきいを下げてくれています。
また、エクリプスクロスにもPHEVが設定されましたが、コストパフォーマンスの観点でいえばアウトランダーの勝ちです。
気になる点として、さすがに最新のライバルたちと比べると運転支援システムが劣っていることでしょうか?
運転して楽しく、高い実用性を持ち値ごろ感のある非常に欲張ったスペックを持っているのがアウトランダーPHEVなのです。
日産エクストレイルと共通設計となる次期型はサイズが大きくなるためあくまで現行型に限りおススメします。
印象に残った車ランキング 1位
トヨタ86 / スバルBRZ (2016年マイナーチェンジ後)です。
1位はトヨタとスバルが共同開発したスポーツカー、86/BRZです。
「なんだ?スポーツカーかよ」と抵抗を感じた人は多いと思います。つい最近まで私もその一人でした。
特に独身ならまだしも家庭を持つ人には無縁の車として捉えている人が大半ではないでしょうか?
車好きを自負している私ですが、この手の車は未体験だったのです。
しかし試乗する機会がありステアリングを握って駆り出してみれば、今まで乗ってきた中でズバ抜けて運転が楽しい車でした。
さすがはスポーツカーですね~
輸入車の動的質感の高さを知っている自分にとって、国産車の86/BRZがまったく負けていないことに衝撃を受けました。
この86/BRZは、持て余さない車体サイズや一般道を流すにはちょうどいい排気量、絶対的な速さよりFRを楽しめるセッティングなど、非常に扱いやすいスポーツカーに仕上がっています。
個人的に一般道を走る限りポルシェ911より楽しいです。
これはワインディングロードだけでなく交差点を曲がるシーン一つとってもスポーツカーとして運転の楽しさを実感出来ました。
スバル自慢の水平対向エンジンのメリットである重心の低さは、この86/BRZで一番活かされています。
FRのスポーツカーとして輸入車であれば軽く400万を超えてもおかしくない内容を86/BRZは持っています。
86/BRZは2ドアクーペにもかかわらず4人乗れて、なんとか車中泊もできることもわかり、カローラスポーツより快適でした。
もともと私は後席の利用頻度が極めて少ないため、使い勝手のいい2ドアもありかな?と考えるようになってくる始末。
確かにすこし実用面で不便(座面が低いの駐車券が取りづらいなど)な点はありますが、それと引き換えに2ドアクーペの理屈抜きでカッコいい姿を手にすることができます。
世の中SUVが流行りですが、この車は「本当に自分はSUVを必要としているのか?」と問いただしてくれました。
このようにべた褒めしているこの車ですが、気になるのは安全・運転支援システムが乏しい点です。ここは次期型に期待するしかありません。
快適な車ばかりに少したいくつしているドライバーには、ぜひ乗ってもらいたい1台です。
きっと理由もなく走りに行きたくなりますよ。
印象に残った車ランキング まとめ
ジャンル無視のごちゃまぜランキングはいかがだったでしょうか?
乗り出し価格350万以下という条件で選定しましたが、今回もハッチバック、SUV、スポーツカーといろんなジャンルが含まれています。
最近SUVの新型が続々と登場していることで、自分の中で「次期マイカーはSUVもいいな~」と思うようになっていました。
なぜSUVなのか?というと理由を挙げると
・アイポイントが高くて運転がしやすい
・リセールバリューでハッチバックより有利
一つ目は街中での運転ではアイポイントが高いと本当に楽です。ボルボXC40やアウトランダーPHEVなど運転してつくづく実感します。
しかしアイポイントが高くなると身体が路面から離れるので速度感覚がマヒしやすく人車一体感は薄れがちで楽しさはスポイルされます。
2つ目のリセールはもう消極的な理由であり車好きとしては邪道ですね。
結果的に「走って楽しいか?」という評価基準にSUVは向いていないのですが、それでもライズとアウトランダーPHEVは外せませんでした。
そんな中、86/BRZに乗ってアイポイントの低い車の楽しさとエンジンサウンドの心地よさを知ってしまいました。
これで自分の中では、ますます快適性よりも「走って楽しいか?」を重視することになりそうです。
今回ご紹介した車は間違いなくお勧めできる車なので、機会があればぜひ乗ってみてくださいね。
もしかして、あなたの車に対する価値観が変わるかもしれませんよ。
ディーラーに下取りしたらもったいない!!
あなたの愛車、走行距離が
たとえ10万キロや20万キロであろうと、
値段がつかないとあきらめてはいけません。ディーラーで下取りは絶対損です。
クルマ一括査定サイトを利用して
手っ取り早く一番高く買い取ってくれる
買取業者を見つけてください!!最大10社の大手買取会社が、
競って値段をつけてくれますよ私も23万キロも走行した愛車を
30万で買い取ってもらいました!!!ディーラーで下取り価格が20万円だった車が
買取業者が70万円で
買い取られることもあります。