燃費向上 オイル 2.5%もアップするキヤッスルモーターオイル!

2017年7月にトヨタから新型カムリが発売されています。
アメリカが主力市場の大型のサイズ、重量にもかかわらずJC08モード燃費は33.4Km/L!!
この新型カムリに採用されているトヨタが新しく開発したエンジンオイルがリリースされましたので紹介します。

燃費向上のオイル 新しいキヤッスルモーターオイルとは?

車用品店はもちろん、ディスカウントスーパーなどどこでも目にすることができるのがトヨタ純正のキヤッスルモーターオイル。

このキヤッスルモーターオイルが新型カムリの開発に合わせて性能を向上させて新しくリリースされました。

化学合成オイルをベースに摩耗を提言する効果があるモリブデンが配合されています。

トヨタ自動車は7月11日、新しい純正エンジンオイル「トヨタ純正キヤッスルモーターオイル SN 0W-16」を発売した。
価格は3900円/4L缶。

7月10日に発売した新型「カムリ」でも採用しているこのエンジンオイルでは、ベースオイルに高性能な合成油を100%使用して約50%の低粘度化(40℃における動粘度比較)を実現。
さらに摩擦低減効果を持つ添加剤の採用で摩擦係数を約3分の1に低下させ、従来の汎用製品である「トヨタ純正キヤッスルモーターオイル SN 5W-30」と比較して約2.5%燃費を向上。
同粘度グレードで世界トップクラスの低燃費性能を実現した。

この低燃費性能に加え、常温流動性能が向上したことにより、エンジン内部の動きがスムーズになってエンジンの始動頻度が高いハイブリッドカーやアイドリングストップ機能搭載車の燃費を向上。
より清浄性能が高い添加剤を採用してエンジン内部の不純物の発生を抑制し、エンジン本来の性能を長く維持できるようにしている。
また、新製品の開発にあたり、トヨタでは約400万kmの走り込みを実施。
より強固な信頼性を築くべくエンジンの耐久試験を重ねているという。

 

「なんだ、純正オイルか...」

と思われた方もいるでしょうが、何と!このオイルは従来品から燃費を約2.5%向上とうたっています。

新車開発においてたとえ1%でも燃費向上させるのに血のにじむ努力がなされているのですが、オイルだけで2.5%も向上するならスゴイ話です。

新型カムリの33.4Km/Lは、このオイルに支えられているようですので、CH-Rやプリウスなど他のトヨタ車にも効果があるはずです。

燃費向上のオイル キヤッスルモーターオイル ラインナップ

従来品は部分合成オイルでしたが、今回は100%化学合成オイルとなっています。

SN 0W-16 3900円/4L

50プリウス,CH-R,マイナーチェンジ後のアクアなどに対応

SN 0W-20 3900円/4L

30プリウス,マイナーチェンジ前のアクアなど多くの車種に対応

※0W  粘度を示します
※16/20 対応温度を示す

燃費向上のオイル 純正キヤッスルモーターオイルまとめ

ちなみにキャッスルオイルの「キャッスル」は名古屋城からとっているとか...

エンジンオイルの種類やブランドは無数にありますが、間違いなく世界でもトップクラスの実証データ量を持つトヨタ(といっても開発会社は別ですが)だけに性能が気になりますね。

これは燃費向上など何らかの効果が期待できそうです。

これらのオイルはオイル粘度や対応温度が偏っていますので、高回転を常用するようなスポーツカーなどには向いていませんので注意してください。

アクアやプリウスでも年式によって0W-16に対応していないものがありますので事前にディーラーで確認しましょう。

近いうちに私のプリウスにも試してみて結果を披露しますね。