こだわりの車好きメンバーで開催された信州オフ会レポートの続きです。
今回はプリウスオーナーの立場からの皆さんの愛車の試乗インプレッションをお届けします。
オフ会の内容や各メンバーの紹介はこちら。
ポルシェ 718ボクスターGTS4.0
オーナーのアキタロさんは、高回転を楽しみたいということで、あえて大排気量NAエンジンをチョイスされました。
4.0L水平対向6気筒NAエンジン+ミッドシップという非日常要素にあふれた車....
すべての操作にダイレクトに反応し、もうコントロール性や操縦安定性うんぬんを語るまでもないでしょう。
スパルタンな脚周りもスポーツカーをかじった自分にとっては心地いい刺激です。
しかもオートブリッピング機能までついているのでマニュアル初心者にも優しいときています。
トヨタのハイブリッドオーナーのためエンジンの咆哮サウンドに飢えているので、とにかく目いっぱい引っ張ってそのエキゾーストをたっぷり堪能させてもらいました!
「ヴォォォォォォォォォンンン...」
このエンジンミュージックは、まさに公道のアトラクション!!!!
以前に一度911に乗ったことがあるから免疫が出来ていますが、これが初見だったら今後の車選びがおかしな方向に向くところでした。
危ない、危ない、でも尖がった車ほしくなる...
ホンダ シビックe:HEV
最小回転半径がネックで見送りましたが、それがなければマイカーになっていたかもしれないという思い入れのある車です。
パワーモードでのサウンドクリエーターの効果を期待していましたが、音量はかなり控えめだったのはちょっと残念
しかし、手ごたえのあるステアリングフィールはCセグメントでも群を抜く味付け。
プリウス同様にCセグメントでは大きなボディーサイズですが、ステアリング操作に機敏に応えてくれます。
高価ないいタイヤを履いていることもあり、接地性やグリップも文句なし。
そして何よりの美点はe:HEVのハイブリッド車としての完成度に尽きます。
モーターとエンジンの協調で繰り出される自然なフィーリングは、欧州車のマイルドハイブリッドに匹敵!
まさにハイブリッドと純エンジン車のイイとこ取りといってよく、さすが欧米をメインターゲットに開発されたモデルです。
このドライバーの感性を強く意識したシステムとパドルシフトに、プリウスオーナーとして溜息が出るばかり...
それにしてもこのボディーカラー、鮮やかさが半端ありません。
ブルーといえばスバルですが、そのお株を奪う見事な艶感は所有満足度が爆上がりですね。
ホンダ ZR-V e:HEV 4WD
実は今回のラインナップで真っ先に指名させてもらうほど気になっていたモデルです。
ZR-V e:HEVのFFモデルの試乗でその走りの味付けに驚きましたが、やはり4WDモデルは安定感が加わり上質さも感じとれました。
月並みながら快適さとスポーティーを高い次元でバランス...というより明らかにドライバビリティに重きを置いていますね。
その運転の楽しさは、意外にも車高の低いシビックと完全に肩を並べています。
終始、「これホントにSUV???」という気分で、少しアグレッシブなスポーツドライビングにもしっかり応えてくれます。
このZR-Vはワインディングでもコントローラブルで、e:HEVにレスポンスもパワーも不足を感じません。
最近我が家でカローラクロスが納車されましたが、同じSUVでもまったく方向性が違うことに驚きです。
ドライブトレーンと操縦安定性で文句の付け所が見当たらず、国産車のSUVからマイカーを選ぶとすれば間違いなくコレ一択です。
シビックの印象も含めて、次期愛車候補にe:HEVは大きな焦点となりそうです。
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マツダ MAZDA3ファストバックXD
1.8Lクリーンディーゼル搭載モデルで、この車も次期愛車候補に上がっていたモデルです。
初見でよくマツダ車に指摘されるアクセルやブレーキの不感帯は意識して運転にのぞめば問題なし。
そして搭載されている1.8Lディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンとレスポンスもノイズも同等レベルに抑えられた非常に扱いやすいですね。
よく友人のメルセデスのクリーンディーゼル(B200d)を運転しているので、つい比較してしまうのですが車好きとしてディーゼルの楽しさが少し物足りない印象を受けました。
もちろんパワーやトルク不足というわけではありませんよ。
ただ、最近ハイブリッド車の動力性能も向上し過去にボルボ、フォルクスワーゲン、メルセデスのトルクフルな走りを知っているので、どうしても湧き上がるトルク感を期待してしまっている点もあるでしょう。
見た目の大胆な造形とは裏腹に、落ち着いた乗り味ですが、乗り心地はやはり国産車の中では硬めですね。(特に後席...)
操作系はしっとりしたイメージで、挙動は実に素直です。
ステアリング操作やアクセルワークのレスポンスはよく、人馬一体感を楽しめました。
それにしてもMAZDA3の美点は何といっても艶めかしいCピラーに尽きますね。
マツダ アテンザ25S Lpackage
すっかりSUVに御執心のマツダですが、それでも長らくフラッグシップを飾っていたこのモデル。
2.5L NAエンジンを搭載したアテンザの最終モデルです。
世代が少し異なりますがステアリングの手触りや操作のタッチは、直前に運転したMAZDA3に通じるものがありますね。
露骨にボディー剛性の高さは感じさせないものの、挙動には常に一体感がありラージサイズのステーションワゴンであることを忘れそうです。
しっとりとして乗り味は快適な移動空間であり、ヒエラルキーのトップにふさわしい乗り心地です。
エンジンはその存在を主張することはありませんが、静かに仕事をしつつもアクセル開度にすばやく反応してくれますね。
考えてみればこのクラスの車の経験がなかったものの、余裕で快適に移動できるラグジュアリーな味付けに癒されました。
それにしてもこのウインカーの軽いタッチは、なぜかホッとさせられます。
トヨタ プリウスHEV Z(FF)
マイカーでもある新型プリウスですが、FFモデルはディーラーでチョイ乗りしかしていなかったので本格的な試乗はこれが初めてとなります。
リアモーター以外は同じなので、果たして自分のE-Fourと「どれだけ違いを感じるか?」という点を注目して運転してみました。
FFとの差を一番感じられたのは、旋回からの立ち上がりのリアのトラクション...位?
しかしこれ、軽快感も含めて意識して比較しなければ見落とすレベルといえそうで、私としては「FFとE-Fourは全然違う!」とはいきませんでした。「少し」かな?
私のプリウスはタイヤサイズを変更しているため同列に比較しずらくなってしまいましたが、オーナーのUUさんはしっかり違いを認識されていました。
つくづく私のセンサーが鈍感だと実感します(笑)
ちなみにUUさんのプリウスも私と同じエコピアを履いていたので、やはりスポーツドライビングを意識するとコーナリングではタイヤの横剛性が少し気になりますね。
私はここがどうしても気に入らずインチダウンしてしまいました。
トヨタ プリウスHEV Z(E-Four) 番外編
いわずと知れた私の愛車です。
オフ会解散後に、比較のために試乗コースを自分の車でトレースしてみることにしました。
マイカー&一人乗車ということもあり、ちょっぴりペースを上げて流してみることに....
その感想ですが、操縦安定性など走りに関して「ライバル相手にしっかり健闘している」ということ。
5代目にして操る楽しさも少し手に入れたオールラウンダーに仕上がっていると実感しました。
接地性向上を目的にタイヤ交換した恩恵もあって、コーナリングでも好印象だったホンダ勢に遅れをとっていません。
乗り心地は、そもそも私が快適性よりも運転の楽しさを重視しているので何ら問題なし。
最大のネックは、加速の途中でうなりだすエンジン音に尽きます。
突如「ブオ~~~~~」と聞こえてくると萎えますよね....
過去にTHS-Ⅱのハイブリッドモデルに乗ってきたのですっかり慣れていましたが、e:HEVを知ってしまうと意識するなというのは無理な話。
アトキンソンサイクルのため聞かせるエンジン音じゃないので、本気で静音化を考えてしまいたくなるほど。
とはいえ、総合的に振り返って「この車を買ってよかった」と満足しています。
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車好きの愛車6台を試乗!車好きとしてこれほど濃い時間は他に考えられない! まとめ
車ブロガーを始め、こだわり揃いの車好きの愛車を試乗させてもらったインプレッションをダイジェストでお届けしましたが、いかがだったでしょうか?
今回は国産Cセグメントや最新ハイブリッドなど車雑誌の企画みたいなラインナップが実現しました。
1日に試乗した台数でいえば、過去にレクサスエクスペリエンスというイベントでテストコースを含め4台が最高でしたが、今回はあっさり記録を更新しました。
さすがにもうお腹いっぱいですが、心地よい疲れです。
実感したのは、7台揃っても決して完璧な車というのは存在しないということ。
それでも車にこだわりを持つ皆さんが選んだ愛車だけに、それぞれの魅力でドライビングプレジャーを堪能出来ました。
こう書くと「無難にまとめやがって...」と思われそうですね(笑)
しかし、私の車の評価では以下の3点を重要視しています。
・自分の体格で適正なドライビングポジションがとれるか?
・ステアリングフィールに路面の手ごたえを感じるか?
・中低速からの中間加速レスポンスはどうか?
これらが好印象なら普通に「いい車」認定となるので、車好きの中でもストライクゾーンはかなり広いかもしれません。
それを加味した上での、今回の評価でした。
自分の愛車である新型プリウスは動力性能ではもう十分な域に達していますが、官能性の乏しさが浮彫になりました。
まだ従来のプリウス像からは完全に脱却できていない点もあります。
そこがホンダのハイブリッドシステムe:HEVと露骨に差を感じる点であり、逆にいえばホンダのアドバンテージですね。
車好きならどちらを選ぶかは明白でしょう。
それでも今回の乗り比べでプリウスの魅力も再認識し、あらためて惚れこむことが出来そうです。
今回は車ブロガーが私も含めて5人もいらっしゃるので、オフ会についてみなさんも触れられると思います。
同じテーマを扱うことになるので、絵日記みなたいな当ブログの稚拙な内容が明るみにされる日が来ました。ガクブル...
ちなみにこれを読めば、まこまちさんの感性の豊かさがよくわかるでしょう。
表現力の圧倒的格差を見せつけられますね~
ディーラーに下取りしたらもったいない!!
あなたの愛車、走行距離が
たとえ10万キロや20万キロであろうと、
値段がつかないとあきらめてはいけません。ディーラーで下取りは絶対損です。
クルマ一括査定サイトを利用して
手っ取り早く一番高く買い取ってくれる
買取業者を見つけてください!!最大10社の大手買取会社が、
競って値段をつけてくれますよ私も23万キロも走行した愛車を
30万で買い取ってもらいました!!!ディーラーで下取り価格が20万円だった車が
買取業者が70万円で
買い取られることもあります。