いろいろな車に試乗させていただくことが多いのですが、私の場合は動的質感が大きな評価基準になっています。
この動的質感の中身について私の考えをまとめてみました。
乗り心地がいい=動的質感が高い...ではない
最近登場してくる新型車はCセグメントでも18インチは当たり前、19インチも珍しくなくなりました。
結果的にサイドウォールが薄い(低扁平)タイヤを履くことになり乗り心地に関してはかなりの悪材料なのですが、滑らかな乗り心地を提供している車は少なくありません。
SUVの大径タイヤならわかりますが、各メーカーの仕上げには、ただただ感心するばかりです。
また、国産車のコンパクトカーも最近はボディー剛性が劇的に向上しているためか足回りがしっかり機能していて乗り心地で不満を覚える車は皆無です。
要は今の時代、ガチのスポーツカーを除いて乗り心地の悪い車はなかなかお目にかかれないということです。
これを踏まえて車を評価するためのポイントを挙げてみると...
ここで挙げた項目は快適に運転する上で欠かせないチェックポイントとなります。
そして、さらに重視しているポイントが動的質感です。
その動的質感の判断基準は運転操作で重要なインターフェースであるステアリング(ハンドル)とシートから感じ取れる感触です。
いずれもタイヤ(サイズや性格)を含めた足回りやパワーステアリングの味付け次第となります。
ステアリング操作に対するレスポンスはどうか?
運転操作を通じて不安にさせる要素はあるか?
ボディの一体感を感じ取れるか?
特にステアリングの操舵感は、鈍感な私でも走り出した瞬間から違いがわかります。
いい車になると反応にキレというか緻密さが感じられ、しっかり手応え(フィードバック)があるのです。
これってパワーステアリングのアシスト量や過敏な反応というものではないため、表現がとても難しい!
これに加えてステアリングにエンジンの振動が伝わらない車だと、さらに一体感を直線でも感じ取ることが出来ます。
ただ、軽い操作感を好む人もいるでしょうから、このあたりの感触や好みも人それぞれだと思います。
また、欧州車と平均速度が低い国内向けの車を同列に比較するのもナンセンスですね。
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個人的に動的質感が高いと感じた車
動的質感といっても個人の好みにも左右されることを前提にしたうえで、今まで実際に運転して質感が高いと感じた車を挙げてみます。
といってもかなりの数になるので、現在のマイカーであるカローラスポーツを確実に超えているな~と感じたものに絞ってみました。
BMW3シリーズ
BMW2シリーズ(クーペ)
アウディA3
アウディQ2
ボルボV60
ボルボXC40
メガーヌR.S.
プジョー208
レヴォーグ
GRヤリス
86/BRZ
シビックハッチバック
アウトランダーPHV
MX-30 EV
国産車に比べて、輸入車は高確率で該当します。
やはりスポーツ指向の車が多いですね。
カローラスポーツを基準にすると直接のライバルであるMAZDA3やインプレッサ、ゴルフ、Aクラス、1シリーズはそれほど大きな差は感じられません。
86/BRZはFRらしくリアのトラクションをステアリングでしっかり感じ取ることが出来るので挙げています。
以前の国産車は足回りで輸入車に負けていましたが、最近は実力差がかなり無くなってきた印象があります。
ただ個人的な感想として、ステアリングフィールでは輸入車がまだ先行していると思っていますが、最近国産車でいい車が出てきました!
また、ステアリングの手触りや断面形状においても「このステアリングだけでも欲しい!」と思わせる輸入車が結構あります。
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この良さを伝えたいけど難しい! 車の動的質感について考えてみました まとめ
車を評価するうえで重視している動的質感について私の考えをまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
しっかりエンジンが車体にマウントされていてリニアなステアリングフィールの車になると極上のフィーリングを楽しめます。
それでも車のブログやYoutube動画を見ていると、おすすめランキングは実に人様々でそれぞれ評価基準が違うことがわかります。
当然ながら、動的質感に注目している人も多いと思いますが、それでも感覚や経験から結果が変わってくるので奥が深いですね~
ランキングの記事でも述べていますが、結局は今までどんな車を経験したかで評価は変わってきます。
この記事で書いているのは「プリウス/カローラ乗りの立場で感じた内容」だということをご了承ください。
個人的にいいと思った車ならステアリングのセットアップにどこまでコストや時間を割いているかとても興味があるのですが、このあたりの実情はなかなか表には出てこないのが残念です。
あくまで車好きの一つの意見としてとらえていただきたいのですが、経験上動的質感の高さがわかりやすい車を挙げるなら輸入車ならアウディ全般、国産車ならレヴォーグといったところでしょうか?
以前はメルセデスベンツやBMW、フォルクスワーゲンもダイレクト感があっていい感じだったのですが、ややマイルドになって国産車との差が少なくなった様に感じます。
そんな中でアウディは依然としてドイツ車らしいがっしりしたステアリングフィールとボディー剛性の高さを実感しやすい印象です。
やはり動的質感を語る上で、ボディー剛性の高さが感じられることはアドバンテージになります。
ボディー剛性が高ければ、足回りがしっかり機能することでタイヤが適切に路面に接地し、ステアリング操作の伝達ロスも少なくなってダイレクト感が増すなどいいことづくめです。
2代目レヴォーグはデュアルピニオン式のステアリングギアボックスを採用していることもあり、ステアリングフィールは国産車の中でも群を抜いています。
みなさんも機会があればぜひアウディの各モデルやレヴォーグに試乗してみてくださいね。
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