12年ぶりに日本開催のWRCとなったラリージャパン。
運よく観戦チケットを入手したので、スペクテイターとして応援してきました。
観戦レポートや観戦での反省点をまとめてみました。
ラリージャパン2022 観戦記
引用:https://rally-japan.jp/
2度の延期を経てついに開催されることになったWRC第13ラウンドのラリージャパン。
DAY2のSS観戦チケットを辛うじてゲットできました。
私の場合2004年に開催されたWRC日本初開催のラリージャパン以来の観戦となるので期待が膨らみます。
駐車場の開場が4:30、シャトルバスの運行が4:45~となっていて、SSのスタートは8:00というスケジュール。
高速を飛ばして夜のうちに移動し、観戦用駐車場の近くの道の駅で車中泊。
駐車場の開場時間に合わせて向かうとすでに4~50台が駐車していました。出遅れた!!
受付を済ませ、シャトルバスの乗り場へ移動しバスに乗り込みます。
朝の4時台でこの状況...
シャトルバスを降りてから暗闇の中を歩いて観戦エリアに到着。
今回の観戦場所はSS3とSS6が設定されている稲武の黒田ダム観戦エリアです。
ここなら1日に2回のSSが楽しめるのでお得。
引用:ttps://rally-japan.jp/
マップをチェックしていたものの、先行到着組で主な要所は大方押さえられている始末。
今回は林の中の観戦エリアですが、5時過ぎではあたりは真っ暗で目の前に木があるかないかしかわかりません(笑)
明るくなってこんな感じ。
観戦エリア内にはインフォメーションや飲食、グッズのお店が出店されていました。
ここからSSがスタートする8時まで3時間じっと待ちます。
・・・・・
もうすぐだ!
・・・・・
・・・
..んん?
オフィシャルの車は通過したものの、時間が来ても肝心のラリーカーがさっぱり姿をあらわしません。
ざわ…ざわ…
あとで分かったことですが、一つ前のSS2でダニ・ソルド選手のヒョンデi20がコース上で炎上するトラブルが発生!
さらに他にもトンネル出口でクラッシュが発生していました。
そのあおりで、このSS3はステージキャンセルとなってしまいます(泣)
かなり時間が経過した時点で、ステージキャンセルがメガホンでアナウンスされましたが、もう少し状況を説明してほしいところ。
こうなると午後のSS6スタートまで5時間以上先になるので、シャトルバスで一旦駐車場まで戻ることにしました。
荷物はそのままでよいとのことでしたので、ほとんど人が離脱。
SSキャンセルは残念ですが、気を取り直してリエゾン区間になっている恵那市の岩村城下町を散策したり紅葉が楽しめるワインディングロードでドライブ。
地元の道の駅で食事などお金をおとしてきました。
そうこうしているうちに時間が経過し、再びシャトルバスで観戦場所へ。
バスを降りてから観戦エリアまで、またしばらく歩きます。
そして待つこと2時間。
今度のSS6ではちゃんとラリーカーが豪快なエキゾーストを響かせながら戦闘速度で目の前を駆け抜けていきました。
長かった待ち時間や疲れも、その瞬間に吹き飛びます。
ところで昨年おこなわれたセントラルラリーなど国内ラリーと違い、このラリージャパンでは安全のためかコースと観戦エリアにかなり距離があります。
一般人ではこのような写真を撮ることは無理!
引用:ttps://rally-japan.jp/
このため撮影は中望遠以上でないと、絵になりません。
しかも横へ駆け抜けていくので、流し撮りのスキルが問われます。
選手の皆さんには申し訳ないですが、撮る練習をしたいので出来ればトップカテゴリーの出走は最後にしてほしかった(笑)
普段練習していないのでブレブレ、やむなく動画で撮ることにしました。
お口に大量の落ち葉をくわえたフォード・プーマWRCラリー1
ワークスドライバーの勝田選手のお父さんで全日本ラリー選手権で活躍されている勝田範彦選手のGRヤリス
新井大輝選手の駆る208はいい音を響かせていました
個人的に注目していたのが自動車ジャーナリストの国沢光宏選手のクリオことルーテシア
やはりワークス勢のラリー1マシンの咆哮はすさまじく、昔見たWRカーをしのぐ迫力のサウンド!
ハイブリッドカーなので少し静かなのかと勘ぐっていましたが、全く違いました。
全てのラリーカーが通過し、撤収です。
全員が一斉にシャトルバスへ向かうので混雑は避けられず、ここからは我慢の時間。
それにしても今回のDAY2は、秋晴れの一日で天候に恵まれました。
ここから頑張って家路につきます。
またまた後から知ったのですが、SS5はコースが約半分に短縮されSS7はキャンセルとなり、DAY2でまともにすべての競技車が走ったのは今回観戦できたSS6のみでした。
運がよかったとしか思えませんね~
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ラリージャパン2022 観戦を終えて気付きや反省点など
今までのラリー観戦を通じて感じたことや反省点をまとめてみました。
SS観戦チケットは人気の明暗がはっきり
引用:https://rally-japan.jp/
SS観戦チケット発売初日となる7月28日12時にスタンバっていましたが...狙っていたSS観戦チケットは即完売状態で唖然!
慌てて今回のSS6に変更して何とかゲットできました。
人気の差は「観戦エリアまでマイカーで行けるかどうか」という点が大きいです。
シャトルバス経由だと時間に制約がつくので敬遠されがちですね~
逆に確実にゲットするにはねらい目ともいえます。
山間部のSS観戦エリアは電波が届かないと思え
待ち時間が長いラリー観戦ではネットで情報を入手したり暇つぶしをしたくなります。
しかし今回の観戦エリアでは、スマホを見ると圏外!
今回観戦したSS6のエリアではドコモはダメでauはかろうじて電波をひろうといった状況でした。
エントリーリストなど公式サイトをチェックすればいいやと思っていたのでこれは誤算。
そもそも山間部なのだから通信出来ないことを前提にしておく必要がありますよね。
必要な情報は、事前にオフラインで見られるようにしておくか印刷することをおススメします。
モノを揃えるだけではダメ!事前チェックは大事
モバイルバッテリーを充電して持参したまではよかったのですが、実際つなげてみると充電できない!
電圧を設定することはわかっていましたが、なぜか充電できず結局ウエイトとして荷物になってしまう始末(泣)
事前の充電チェックは必要ですね~
バッテリーに限らず、普段使っていないカメラなどの操作の仕方や動作チェックも必須です。
持ち物について
折りたたみ椅子、傘、食料や飲み物、各種バッテリー、レジャーシート、クリアファイル、ウェットティッシュに加え、この時期なら手袋や予備の防寒着、カイロも必要です。
早朝に現地に入るなら足元は暗く何か照らすものが欲しくなるので頭に取り付けるライトはかなり便利。
また、ぬかるみを歩くこともあるので滑りにくい靴は言うまでもありませんね。
シャトルバスについて
時刻表にもとづいて運行していたシャトルバスですが、最終便が現地に到着したときコースが閉鎖されていて観戦エリアに入れないというトラブルがありました。
観戦エリアへはコースを横断する必要があるため全てのラリーカーが通過するまで観戦エリアに入れないという事態になり、スタッフとかなりもめたそうです。
不測の事態に備え早めの便に乗車することをおススメします。
天気予報を信じるな
山間部では始めは晴れててもたちまち雲が出て雨が降りだすこともよくあります。
たとえ降水確率0%でも、雨に対する備えは必要です。
折りたたみ傘やザックカバー、簡易レインコートなど雨対策は忘れずに。
SS観戦ではそれなりの体力も必要
カメラや折りたたみ椅子など機材を抱えながら、予想以上に歩くこともしばしば。
シャトルバスによる移動では、駐車場~バス乗り場、バス降り場~観戦エリアとかなり歩くことになります。
今回は観戦目的だけでも約5km以上、観光も含めて10km以上歩いていました。
普段、身体を動かさない人ならイベントに向けて体力を付けて体調を整えておいた方がいいでしょうね(笑)
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ラリージャパン 2022 観戦記 Rally1の強烈な加速は鳥肌もの! まとめ
ラリージャパン 2022を観戦してきた内容をお届けしましたが、いかがだったでしょうか?
ちなみに私は、初めて公道をWRカーが走った2001年の日本アルペンラリー、WRC日本初開催となった2004年ラリージャパン、あとは全日本ラリーを数年に一度見る程度の初心者スペクテイター(観客)です。
今回はリピートステージを含む午前と午後で2本のSSが見られる観戦エリアだったので、1本目のキャンセルでもかろうじて救われました。
まあ、これもラリーですね。
SS1から4連続キャンセルと波乱の幕開けとなったラリージャパン2022でしたが、それなりに楽しむことが出来ました。
GRヤリス Rally1、ハイブリッド車だから静かなのかと思ったら...🤣#ラリージャパン2022 pic.twitter.com/EkljlCkOgP
— オーバークレスト@Attract car (@AttractCar) November 13, 2022
マシンをじっくり眺めたいならリエゾンで見た方が確実ですが、トップカテゴリーの速さや音を楽しみたいならやはりSSでの観戦につきますね~
残念なのが他の観戦ステージも含めて基本的に直線区間を真横から観戦するレイアウトが多く、マシンを正面から捉えられるようなポイントがほとんどないことです。
もう少しテクニカルなコースにも設定をお願いしたいところ。
それにしても、今回は準備不足に加えていろいろやらかしてしまいました。
観戦で平日休みを取るため前日まで仕事に追われ、出発直前に慌てて準備するダメダメっぷりを発揮。
防寒具を車に積み込んで現地に持参するのを忘れたりと事欠きません...
そして撮影を通じてスマホカメラの実力をあらためて見直しました。
5万円程度のコンパクトデジタルカメラを持ち込みましたが、スマホの方がレスポンスもよくキレイに撮れますね~
今回のラリージャパンは一般車が競技区間に進入しFIAから警告を受けるなどしましたが、来年以降も継続して開催される可能性が高いです。
次の機会には、今回の反省を活かしたいと思います。
このイベントをきっかけにモータースポーツが根付いていない日本でラリーに対する理解が深まることを期待してやみません。
最後に日本人ドライバーの勝田選手が母国で3位表彰台に上がれたのはとっても嬉しい!
これからの躍進に期待します!!
引用:https://rally-japan.jp/
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