中国での失速やBYDの猛追があるものの、依然BEVで世界トップに君臨するテスラ。
その最新モデルであるModelYに試乗した感想をまとめてみました。
衝撃を受けるモデルYの乗り味
短時間でしたがテスラの最新モデルであるModelYに試乗する機会があり試してみました。
今回は以前に試乗したことのあるModel3の記憶をもとに比較してみたいと思います。
Model3をベースにマルチパーパスカーとして設計されたのがModelYです。
メルセデスベンツでいえばAクラスとBクラスの関係ですね。
Model3より180mmも車高が高いにもかかわらず、一見するとModel3よりもコンパクトに見えてしまいました。
早速運転席に乗り込むと、Model3とほぼ同じインパネや着座姿勢です。
前方視界では良くも悪くも車高の高さはあまり意識させません。
身長178cmの私でもまだまだ余裕を感じさせるたっぷりサイズのシート。
後席も広大で私の体格でも余裕で脚を組めました。
Model3同様にModelYも3つのグレードが用意されていますが、見た目やパワーシートなどの物理的な機能は共通です。
テスラ車は乗り込んだ段階でシステムが起動しているので、カードキーをセンターコンソールに置けばハンドル右奥のシフトレバーをひねって即スタート出来ます。
コンフォート、標準、スポーツの3つの運転モードがあり、今回は標準に設定。
ゆっくりアクセルを踏み始めると意外にもいきなりグイッとくる動き出し。
最近の車にしてはちょっと唐突に感じる発進でModel3より若干出足が強い気がします。
日常使いを考えると多くの人は、コンフォートモード一択になりそう。
それよりも驚いたのが、ModelYのステアリング操作の重さです。
軽快とはほど遠い印象で、Model3に比べてもさらにどっしりとしたステアリングフィールでした。
今までいろんな車を試してきましたが、この重さは尋常ではなく純スポーツカーのポルシェ911の方がまだ軽いかも?
あとで知ったのですが、このModelYのタイヤ幅は前後とも255!
ハイパワーを受け止める必要があるとはいえ、このタイヤを選定した理由が知りたい...
走行ではModel3と同じく加速~巡行~停止まで、アクセルペダルだけで完結する完全なワンペダル操作になります。
加速はテスラ車にしては意図的?に少しダイレクト感が抑えられている印象を受けました。
ただしアクセルオフの調整は初見では戸惑うくらい難しく、アクセル操作のみで目標の位置に停止できるまではかなり慣れが必要です。
ライズ/ロッキーのハイブリッドモデルでもアクセルオフの減速Gに驚かされましたが、今回はその比ではありません。
この辺りは同じくワンペダルで完全停止まで出来た旧型リーフや旧型ノートなど日産車の方がコントロールしやすい印象でした。
もちろん普通にブレーキも使えばいいのですが、いやでもワンペダル操作の習熟を強いられることでしょう。
とにかく慣れるまでは減速Gに見舞われることになるので、ドライバーはともかく同乗者にはキビシイ修行となりますね~
乗り心地は車重の重さのおかげでどっしりしていて、タイヤのゴツゴツ感に支配されている感があります。
最近のクルマにしては滑らかさは乏しい印象です。
これも後で知ったのですがスポーツタイヤを履いていたことが一因でしょう。
一通り試してみた感想として、Model3に比べてより重さを感じさせる重厚な乗り味でしたが、加速感やレスポンスなど体感的な動力性能に大きな差は感じられません。
とにかくタイヤとアクセルワークのダイレクト感が、良くも悪くも斬新でした。
ちなみに駐車場で少し試してみましたが、相変わらずテスラ車は絶望的に小回りが効きません。
車の使い方次第ですがとにかくキャビン空間を最優先!という人でない限り、あえてModelYを選ぶ理由が乏しいと思います。
Model3でもホイールベースは2880mmもあるので快適で、走行抵抗や空力、取り回しを考えればModel3で十分ですね~
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テスラ モデルYの概要
全長:4760mm
全幅:1926mm
全高:1625mm
ホイールベース:2890mm
最小回転半径:未公表
車両重量:1930kg
ベースとなったModel3と比べると全長で+57mm、全幅で+72mm、全高で+180mmと一回り以上も大きくなっています。
WLTC航続可能距離:507km
バッテリー容量:未公表
試乗車のタイヤはオプションの20インチが装着され255/40R20のミシュランパイロットスポーツEVが採用されていました。
コンフォートタイヤのプライマシーではなくパイロットスポーツなんですね~
ちなみにノーマルでは255/45R19のハンコックVentus S1 evo3が装着されています。
こちらも高い性能を持つプレミアムスポーツタイヤですね。
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テスラ モデルModel サイズや試乗してみた感想 まとめ
テスラの5台目モデルとなるModelYの感想をお届けしましたがいかがだったでしょうか?
モダンでシンプルなキャビンとは裏腹に、モデルYの走りはとにかくアグレッシブでした。
強烈な加速トルクや極太タイヤなど、北米の車だということを嫌でも意識させられます。
個人的に扱うとすればモデル3ならギリなんとかいけそうですが、モデルYのサイズはとても私の手に負えずマイカーになることは300%ないでしょう(笑)
なのに見た目はそれほど大きく見えないので質(たち)が悪い!
テスラ車の先進的なセンスは憧れますが、個人的に今マイカーとしてBEVを選ぶならアイオニック5の方が現実的に思えます。
こちらはハイブリッドやガソリンエンジン車からでも違和感なく初試乗でも安心してドライブが出来ました。
車好きの方なら一度はテスラの車に乗ってみることをおススメします。
最新のModel3ではシフトレバーまで排除され、とにかく設計が何から何までぶっ飛んでいて退屈させません。
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