カローラフィールダーがモデルチェンジを果たし新型カローラツーリングとして2019年9月に登場しました。
カローラツーリングではTNGAプラットフォームに従来から採用されていた1.8Lガソリンエンジンとの初の組み合わせとなります。
カローラスポーツのオーナーの視点からカローラツーリングを試乗していろいろ評価してみました。
新型カローラツーリング 試乗レポート!評価してみました
今回試乗したのはWxBグレードの1.8Lノンターボガソリンエンジンで、TNGAプラットフォームと初めての組み合わせとなります。
私自身もトヨタの1.8Lガソリンエンジンは初めての経験でした。
アイドリングでのエンジン音はよく抑えられておりハイブリッドと比べてもほとんど遜色はありません。
幹線道路の流れに乗るべく、アクセルを軽く踏み込んでみるとすーっとダイレクトに加速していきます。
軽やかとまではいかずパワフルでもありませんが、レスポンスもよく中速域からの加速でもしっかり速度がのっていくので過不足のないエンジンといえるでしょう。
エンジン音もアトキンソンサイクルのハイブリッドのエンジンに比べれば雲泥の差です。
ただ、低速域での力強さはモーター駆動のハイブリッドが勝っています。
そして乗り心地ですが、高い剛性を感じられカローラスポーツと同様のなめらかな仕上がりです。
市街地しか試乗していませんが、ハンドリングもカローラスポーツとほとんど遜色がなさそうですね、
試乗車のWxBはヨコハマのブルーアースGTが装着されており、このタイヤのパフォーマンスの恩恵も大きいと思います。
カローラスポーツに約6万km乗っていますが、それと比較して走行フィールは若干カローラツーリングの方が安定指向に感じられました。
でもスポーツ走行でもしない限り、走行フィールで違いに気づくことは難しいでしょう。
高速道路での高速域からの追い越しや長い上り坂でもない限り、1.8Lガソリンエンジンは十分なパワーがありコストでこちらを選んでも我慢を強いられることはありません。
走りの実用性やコスト面で1.8Lガソリンエンジンも十分魅力があると思います。
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新型カローラツーリング パワートレインについて
引用:https://toyota.jp
カローラツーリングに設定されているパワートレイン(エンジン)は全部で3種類がラインナップされています。
1.8Lガソリンエンジン+モーター
WLTCモード燃費 2WD:25.6km/L 4WD:24.4km/L
プリウスをはじめ、C-HRやカローラスポーツで採用されているおなじみのハイブリッドシステムですね。
改良を重ねて3代目プリウスのものとは別格のフィーリングとなり、信号ダッシュも可能(笑)なレスポンスを身に着けています。
また、カローラスポーツにはないE-fourという4WDも選択できます。
1.8Lノンターボガソリンエンジン
WLTCモード燃費 14.6km/L
カローラアクシオやカローラフィールダーでも採用されていたエンジンです。なんといってもコストが魅力です。
1.2L直噴ターボガソリンエンジン
WLTCモード燃費 15.8km/L
オーリスに搭載されたものをベースに改良が加えられC-HR、カローラスポーツにも採用されています。
唯一のターボエンジンとなります。
引用:https://toyota.jp
1.2L直噴ターボエンジンはカローラツーリングやセダンのカローラでは上級グレードのWxBのみの設定でマニュアルトランスミッション限定となっています。
大多数の人達はハイブリッドか1.8Lノンターボの2択となるんじゃないでしょうか?
フィールダーからの乗り換えとなると価格帯で1.8Lガソリンエンジンとなりますが、3代目プリウスからの乗り換えを狙っているのか、カタログでは1.8Lガソリンエンジンの扱いが小さいです(笑)
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新型カローラツーリング エクステリアを評価してみました
実物を見るまではナロー化されたカローラツーリングのエクステリアに少し不安を感じていましたが、現物を見て安心しました。
普段カローラスポーツに乗っている私が見ても全く違和感のないプロポーションです。
フェンダーやドアパネル、サイドミラーのふくらみが抑えられているとはいえ、不自然な印象はありません。
やっぱり6ライトは見ていて安定感がありますね。カローラスポーツとは全長が120mmの違いですがずいぶん印象が変わって見えます。
こちらはカローラスポーツです。
フロントマスクはカローラスポーツに比べて少しシンプルなデザインとなっています。もはや好みの問題ですね~
ただ、石はねなど傷付きやすいバンパー下部にピアノブラックを配置するのはどうなんでしょう?
こちらはカローラスポーツです。すでに5万km走っているのでスポイラーには傷が...
テールランプの形状はカローラスポーツに似ていますが、残念ながらこちらはバックドア部分は点灯しません。欧州向けのカローラツーリングスポーツでは点灯していたのでコストダウンなんですかね?
WxBグレードにはダミーのマフラーカッターがアクセントになっています。形状からしてもはや開き直っているような...
WxBグレードではサイドミラーがダークグレーで塗られています。カローラスポーツにあったウインドウ周囲のクロームメッキモールが、こちらにはありません。
BピラーはカローラスポーツのG”Z”グレードではピアノブラックでしたが、こちらのWxBグレードでは無塗装の樹脂素材です。
ドアパネルなど専用設計のボディはいいとして、カローラスポーツと比べて細かい仕様の違いがありますね~
わざわざ変化を付ける理由はなんでしょう?
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新型カローラツーリング インテリアを評価してみました
こちらがカローラスポーツです。大きな違いはデュアルエアコンの有無、細かいところではバニティミラーのランプといったところです。
ステアリングはスイッチパネルも含めてカローラスポーツと同じです。ちなみにカムリやクラウンも同じです。
賛否両論の標準装着のディスプレイオーディオ7インチモニタです。両サイドにスイッチがあるので7インチでもあまり違和感はありません。
ちなみに9インチに変更も可能ですが、解像度は640×480と7インチと同じなのが残念なところ。
エアコンにはカローラスポーツにはない空気清浄機能が付いています。
スイッチパネルはカローラスポーツと異なりピアノブラックパネルとなっています。
リアのドアパネルもなかなかの質感です。
WxBグレードではスポーティーシートとなります。カローラスポーツの中間グレードと同じ形状ですね。
左後方視界はカローラスポーツより良好です。Cセグメントの中でも優秀な部類といえそうです。
後席足元の空間は事前情報ではカローラスポーツより広くなっているような話でしたが、実際に座ってもみるとほとんど違いがわかりません。
身長178cnの私のドラポジで膝前の余裕はこぶし1個分のスペースでカローラスポーツと変わりません。
ホイールベースも前席の取付位置も同じなので当然ですが、プリウスからの乗り換えだとこの点が気がかりとなるでしょうね。
センターコンソールの後席側には小物が置ける空間とUSBポートがあります。
ラゲッジスペースはカローラスポーツのオーナーからみて明らかに広いです。全長では120mmしか差がないのに荷室の奥行では約200mmも伸びています。これは羨ましい~。
なんとかロードバイクやマウンテンバイクも前輪を外さないで収納が可能なサイズです。
これなら室内高が厳しいものの、2名で車中泊も可能でしょう。
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新型カローラツーリング 1.8Lガソリンエンジンモデルの試乗レポート!評価してみました まとめ
カローラツーリングのエクステリアやインテリア、実際の走りを試乗して評価してみましたが、いかがだったでしょうか?
カローラスポーツ乗りからみて、街乗りや自動車専用道路での試乗であえて指摘したくなる問題点はありませんでした。
エクステリアもインテリアも細かい点でカローラスポーツと異なる仕様がありましたが、いずれも車種選択を左右するものではありません。
一通り見て確信したことは、よほどスポーツ走行にこだわりがなければあえてカローラスポーツを選ぶ理由が乏しいという点です。
カローラツーリングの方が全長で120mm長いものの、それでもプリウスよりはるかに短かくマイナス材料になりません。
また全幅に至っては約50mm狭くなっているおかげで取り回しも優秀です。
もしカローラスポーツを使い倒している私が今選ぶとすれば迷わずカローラツーリングを選ぶでしょう。
カローラスポーツは走りを意識した味付けとの情報もありますが、短時間の試乗なので結論を出すのは早いかもしれませんが個人的は誤差の範囲かと….
そもそもカローラツーリングは全長からしてインプレッサスポーツ(4460mm)よりわずか35mmの差でワゴンというよりハッチバックに分類してもおかしくないサイズですからね~
ただでさえハッチバックは不人気なのでこれでカローラスポーツは販売台数を落とすんじゃないでしょうか?
機会があれば、ぜひ両方を乗り比べてみてくださいね。
今回の試乗で本当にトヨタのTNGA採用モデルは輸入車と比較してもレベルが高いことを実感させてくれました。
あえて欠点を挙げるとすればカローラフィールダーからホイールベースが伸びているにも関わらず後席足元はやや狭くなっている点くらいでしょうか?
それ以外で欠点らしいものが見当たらないカローラツーリングは、あっさり私の次期マイカー候補に加わりました。
Cセグメントの車では間違いなくおススメ出来るモデルです。
ちなみにセダンでも後席を倒すことが出来るので、車中泊が可能な気がする(笑)
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