ヤリス | 4年目のマイナーチェンジ(一部改良)で何が変わった?

ライバルがひしめく欧州でもしっかり売れていトヨタのコンパクトカー、ヤリス。
登場して4年目になる2024年にマイナーチェンジがおこなわれました。
気になるその内容をまとめています。

一足先にマイナーチェンジ(一部改良)がおこなわれた欧州モデル


引用:https://newsroom.toyota.eu/

2023年5月に欧州トヨタはヤリスの改良モデルが導入されました。

欧州トヨタで新しいハイブリッドシステム搭載のヤリスを発表!

2023年6月1日

一番のトピックは改良版1.5Lハイブリッドシステムの追加ですね。
パワーが115ps→130ps、トルクが141Nm→185Nmと大幅に性能が向上したパワートレインがプレミアエディションとGR SPORTの2つのグレードに設定されています。
そうなんです。欧州モデルではGRヤリスとは別にGR SPORTが存在するのです。

引用:https://newsroom.toyota.eu/

外装はフロントグリル内の意匠変更、HEVの新エンブレム位の変化です。

内装ではメーターパネルは従来の3分割タイプから12.3インチ液晶へ、ディスプレイオーディオモニタは8インチから9/10インチにサイズアップ。

また、最近のトヨタの新型モデルで好評のプロアクティブドライビングアシスト(PDA)の採用やプリクラッシュセーフティーの性能向上が図られていました。

今回の国内モデルもマイナーチェンジで、これらが反映されると期待していましたが...

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ヤリス2024年マイナーチェンジ(一部改良)の内容は?


引用:https://toyota.jp/yaris/

外装

フロントグリル内部のデザインが横基調からより躍動感のあるデザインへ変更。

引用:https://toyota.jp/yaris/
こちらは旧型。
新型ヤリスのフロントグリル

ボディーカラーでは、あらたに新色のマッシブグレーを追加

アイスピンクメタリック、サーモテクトライムグリーン、シアンメタリックがカタログ落ちしました。
ヤリスのGグレードのエクステリア
このほかハイブリッドモデルのオーナメントが最新のものに代わりました。

内装

内装の変更はZグレードのみの変化となっています。
合成皮革とツィード調ファブリック表皮のシートを採用し、一部内装の加飾をガンメタリックに変更。
内装カラーはブラック一辺倒となってしまいました。

引用:https://toyota.jp/yaris/

ZとGグレードのメーターパネルは7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが標準装備となりました。

引用:https://toyota.jp/yaris/

個人的に旧型の3分割レイアウトは見にくい印象があったのでこれは歓迎できます。
新型ヤリスのメーターパネル

パワートレイン

なんと変更なし!!
新型ヤリスのエンジンルーム
動力性能はガソリン、ハイブリッドモデルとも現状維持でした。

その他

ハイブリッドモデルにUグレードを新設定
プリウスでおなじみとなったKINTO専用グレードが設定されました。
サブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」で納車後のアップグレードに対応しています。

引用:https://toyota.jp/yaris/

ディスプレイオーディオを最新タイプに更新
5年間は無料で使用できるコネクティッドナビがインストールされています。
Xグレードにはナビレディパッケージを設定

最新のToyota Safety Senseに更新
プロアクティブドライビングアシストや交差点での出会い頭時の車両や自動二輪車が検出可能になりました。

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ヤリス 4年目のマイナーチェンジ(一部改良)で何が変わった? まとめ


引用:https://toyota.jp/yaris/

2024年1月に実施されたヤリスのマイナーチェンジ(一部改良)について、ご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

現行ヤリスは2020年にデビューし、すでに4年目を迎えています。
それだけに今回の年次改良ではないマイナーチェンジの内容が気になっていました。
新型ヤリスを斜め前から見る
しかしフタを開けてみるとグリルの意匠変更とメーターパネル、ADAS関連のバージョンアップと小改良にとどまった感がぬぐえません。
価格の改訂も実施されハイブリッドモデルのZグレードで約15万値上げとなっただけにパワートレインが同じなのは残念です!
他にも欧州仕様で用意されている電動パーキングブレーキの採用も見送られています。(今回は来ると思ってた...)
日本市場はコスト最優先という判断なのでしょうけど、あらためて欧州仕様との差別化が浮き彫りになりました。
まあ欧州はプジョー208という超強力なライバルの存在が大きいのかもしれませんが...
新型プジョー208のサイドビュー

とはいっても車好きではない一般の人も選択されるモデルだけに、プロアクティブドライビングアシストの採用など安全性能の強化は歓迎すべき改良ですね。
何しろヤリスはカーシェアやレンタカーの採用実績も凄まじいものがありますからね~

しかし、これで春に予定されているアクアについてもToyota Safety Senseの更新レベルにとどまる可能性が高くなってきたのが残念。
せめてGR SPORTグレードには130ps仕様を導入してくれないかな~

トヨタの新型アクアを評価してみた

引用:https://toyotagazooracing.com/jp/gr/aquagrs/

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