激戦区の欧州市場において日本車で最も売れているのがヤリスです。
そのヤリスに2023年5月に新しいパワートレインを採用した改良モデルが欧州トヨタから発表されました。
早速、気になるその内容をチェックしてみました。
動力性能が強化された新しいハイブリッドモデルの追加
引用：https://newsroom.toyota.eu/
従来からラインナップされていた国内市場のヤリスハイブリッドと同等の1.5Lハイブリッドシステム「Hybrid 115」をベースに、高出力モーターとCVT、ECUなどパワートレインを改良した「Hybrid 130」が追加されました。
パワーは115psから130psへ、トルクは141Nmから185Nmと大幅に向上し、0-100km/h加速は9.7秒から9.2秒とのこと。
トルクがここまで変わると体感的には全くの別物になりますね。
この新しいパワートレインは「プレミアエディション」と「GRスポーツ」という2つのグレードに採用されます。
「プレミアエディション」
引用：https://newsroom.toyota.eu/
「GRスポーツ」
引用：https://newsroom.toyota.eu/
エクステリアの違いはフロントのラジエターグリルとリアのデュフューザーのデザイン位かな？
GRスポーツとしては非常におとなしい意匠変更にとどまっていますが、欧州市場ではこの程度が好感が持てるのかもしれませんね。
アルミホイールは「プレミアエディション」が5本スポークの17インチ、「GRスポーツ」はGR86似の10本スポークの18インチでした。
引用：https://newsroom.toyota.eu/
他にはリアのハイブリッドエンブレムはプリウスと同じものに変更されています。
このネプチューンブルーというカラーは「プレミアエディション」専用色です。
やはり3ナンバーボディーだとサイドからみた抑揚もよりダイナミックですね。
引用：https://newsroom.toyota.eu/
インテリアの変更も小レベルで、主にメーターパネルとディスプレイオーディオモニタが変更されています。
引用：https://newsroom.toyota.eu/
運転席のメーターパネルは見にくかった3分割メーターから１つの12.3インチの液晶が採用され、表示スタイルもいろいろ変更出来るようになっていました。
引用：https://newsroom.toyota.eu/
ディスプレイオーディオモニタは8インチから9または10インチ（画像）に変更。
引用：https://newsroom.toyota.eu/
ちなみに非接触充電器や電動パーキングブレーキですが、欧州モデルは以前から採用されています。
引用：https://newsroom.toyota.eu/
う～む、国内仕様とはまるで違う．．．
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その他の改良点
その他の改良点をまとめてみました。
・プリクラッシュセーフティーで昼間の自動2輪車（バイク）を検知
・PDA（プロアクティブドライビングアシスト）の採用
・緊急時運転停止システムの追加
・AndroidAutoがワイヤレスに対応
・オンラインによるトヨタセーフティセンスのアップグレード
・遠隔操作が可能なデジタルスマートキーの設定
ノアヴォクシー、カローラシリーズ、プリウスなどで追加された機能がヤリスにも一部反映されてきました。
これによりBセグメントのライバル達と差別化を図ることが出来ますね。
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欧州トヨタで新しいハイブリッドシステム搭載のヤリスを発表！ まとめ
引用：https://newsroom.toyota.eu/
2023年5月に発表された欧州仕様のヤリス改良モデルの情報をお届けしましたが、いかがだったでしょうか？
ヤリスは世界戦略モデルですが、特に欧州ではハイブリッドの普及させる重要な使命を負っています。
2020年に発売されテコ入れの時期ということでしょうね。
装備面も含めてかなり気合が入った内容になっていました。
いずれ国内モデルにも反映されると信じていますが、個人的には今度こそ電動パーキングブレーキを標準装備にしてほしいところ。
今頃気付いたのですが、ノーマルヤリスでも国内仕様は4穴なのに海外モデルは5穴なんですね。
また、気になる情報があればアップしていきますね。
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