ボルボ | V40 | クロスカントリー | T5 AWDに試乗してみた評価は?

V40クロスカントリーのフロントマスク

2019年最新バージョンのボルボV40クロスカントリー T5 AWDに試乗させていただく機会がありました。

V40クロスカントリーはボルボのラインナップの中で最もコンパクト(全幅1800mm以下)なSUVとなります。

V40はもちろん、プリウス、カローラスポーツ、リーフ乗りの立場から試乗した感想をまとめています。

ボルボV40クロスカントリーとは?

今、ボルボでは新型のV60クロスカントリーが注目を集めています。
V60クロスカントリーT5AWDのエクステリア
見た目はV60をリフトアップしただけに見えますが、シャシーはなんとV90のものを利用しているとか…
V60もそうでしたが、ワイド&ローのスタイルは落ち着いていて大人びたカッコよさがあります。

しかし!全幅1895mmに最小回転半径5.7mとかなりのサイズで、私には大きすぎるためマイカー候補には出来ません。

今のボルボのSUVラインナップから選択するなら、私の場合必然的にV40クロスカントリーになってしまいます。
V40クロスカントリーのエクステリア

こちらは全長4370mm、全幅1800mm、全高1470mmと安心できるサイズ(笑)に最小回転半径5.4mなので、狭い住宅街などに侵入することを考えればピッタリといえます。

エンジンラインナップは1.5L直噴ガソリンターボの「T3」、2.0L直噴ディーゼルターボの「D4」、2.0L直噴ガソリンターボの「T5」の3タイプ。

グレードでは充実装備のSummumを筆頭に3タイプあり、 新車価格で354~479 万円から選べます

今回、試乗させていただいたモデルはV40クロスカントリーT5 AWD Summumです。
直列4気筒2.0L直噴ターボエンジンを搭載した4WDモデルで安心のアイシン製8速ATが採用されています。

このエンジン、180kW(245PS)/350Nmとパワー、トルクともハイスペックなのですが、XC40のT5の2.0L直噴ガソリンターボエンジンより若干パワーが下回っています。

XC40

ボルボ XC40 | 試乗 | センスのいい内装や走行フィールに感激!!

2019年1月28日

ちなみにJC08モード燃費は14.8km/Lで、まずまずの数値ですね。(もちろんハイオクですが)

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ボルボV40クロスカントリー T5 AWDのエクステリアは?

少し車高を上げたクロスオーバーモデル(スバルのXVやレクサスのUXなど)によくあるような、フェンダーアーチやサイドガード、前後バンパーの加飾は、このV40クロスカントリーでは控えめで武骨な感じが抑えられたデザインとなっています。
V40クロスカントリーのエクステリア

クロスオーバーモデルですが、サイドビューもシンプルでサイドスカートなど必要最小限の加飾となっています。
18インチの大径ホイールがマッチしているのではないでしょうか?
V40クロスカントリーのサイドビュー

それにしても、西日が差し込んでいた状態での撮影だったのでこのボディーカラーをお伝えしにくい...
V40クロスカントリーのリアビュー

フロントマスクはバンパー下部がノーマルのV40とは大きくデザインが変更されています。
アンダーガードも付いていますね。
V40クロスカントリーのフロントマスク

リアバンパーもV40とは異なりデュフューザー風スキッドプレートが取り入れられています。
クロスカントリーのリアバンパー

V40には設定のないルーフレールが装備されています。
この車はSummumという上級グレードですが、ウインドウ周りはクロームメッキではなく、ブラックなんですね。
V40クロスカントリーのルーフレール

トールハンマーをモチーフにしたデイライト兼用ウインカーが特徴です。
V40クロスカントリーのヘッドライト

ボルボV40クロスカントリー T5 AWDのインテリアは?

V40クロスカントリーのインパネ

タンというかベージュの内装色が何より好きな私にとって、このインテリアはどストライクとなります(笑)

この内装(シートカラー:アンバー/デコレーションパネル:モダンウッド)はノーマルのV40には設定されておらず、V40クロスカントリーのSummumという最上級グレードに限定されているのが残念なところです。

シンプルで奇をてらわないデザイン、虚飾とは無縁のインパネやセンターコンソールはいつ見ても感心させられます。
V40クロスカントリーのセンターコンソール

センターコンソールやドアパネルにアルミのモール(ガーニッシュ)が、効果的に配置されています。

最近の新型車はやたらピアノブラックパネルが多用されていますが、こっちの温かみのある内装が断然好みです。

これこそがボルボの世界といえるでしょう。
V40クロスカントリーのフロントシート

ホイールベースは2645mmとCセグメントのハッチバックの中ではやや短い部類ですが、後席足元は大人の男性でもしっかり座ることが出来ています。
V40クロスカントリーのリアシート

ドアハンドルはメッキ加工が施されています。コストダウンは微塵も感じさせません。
V40クロスカントリーのドアパネル
リアシートにはアームレストが装備されています。
V40クロスカントリーのリアアームレスト

後席中央の先端にはカップホルダーが格納されています。
V40クロスカントリーのカップホルダー

このグレードにはハーマンカートンのプレミアムサウンドシステムが標準装備されており、前席、後席のドアパネルにもスピーカーとツイーターが付いてます。


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ボルボ V40 クロスカントリー T5 AWD 試乗したみた走りの評価は?

運転席に座るとノーマルのV40に比べてV40クロスカントリーは少しアイポイントが高くなっているのがわかります。

しかし市街地走行において見渡せるレベルの高さではないので、運転のしやすさなど実利はあまり感じられません。

ただ、前後のアングルが大きくなっているので、道路の大きめの段差や車止めを気にする必要がなくなるので気が楽です。

シートは3メモリーまで登録出来るパワーシートで体格に合わせて微調整が可能なのが嬉しいです。

そして停止状態からアクセルを踏み込んでスタートしてみると、拍子抜けするくらいに普通(笑)で穏やかに速度が増していきます。

ドッカンターボとは程遠く、非常にマイルドな加速感でNAエンジンのようです。

70km/h程度までの街乗りにおいては245psのパワーのある車を運転している感覚はありません。

一般道にしても高速道路にしても、キックダウンさせて一気に追い抜きをはかるようなシーンでなければハイパワーを体感することは難しそうですね。

トヨタのハイブリッド車でいえばエンジンが唸りを上げるシーンでないと無理かと。

となると、そのような走り方はあまりしない上に高速道路もほとんど使用しない私だと、このエンジンを楽しむことは出来ないと悟りました。

おそらく大多数のワインディングロードでも、持て余してしまうことでしょう。

一方、同じT5の2.0L直噴ガソリンターボエンジンを搭載しているXC40 T5 R-Dsignは、極低速域からモーター走行のようにトルクフルな走りで、このV40クロスカントリーとはかなり味付けが違うことがわかります。

出力特性の違いにしろ、走りに関しては断然XC40が楽しいでしょうね~。

ちなみにV40クロスカントリーはノーマルのV40をリフトアップしているものの、最低地上高はわずか10mmアップにとどまっています。

そのため背の高さによるロールですが、カーブや交差点を旋回してもノーマルのV40と比べても気持ち程度の差でした。

総じてフラットな乗り心地で突き上げもなく、ファミリーカーとしても全く問題ないでしょう。

ノーマルのV40にもいえることですが決して静粛性が高いとはいえず、購入すればタイヤ交換をおススメします。

 

今回は街乗りオンリーでしたが、せっかくの245psのエンジンを楽しむことは出来ませんでした。

4WDが必要だとT5一択ですが、V40同様、V40クロスカントリーにおいても個人的には2.0LディーゼルエンジンモデルのD4をおススメしたいですね。

短距離移動が多いならT3、長距離や高速道路をよく利用するならD4が、V40クロスカントリーのベストな選択に思えます。

 

V60クロスカントリーT5AWDのエクステリア

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2019年8月15日

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ボルボ V40 クロスカントリー T5 AWD 試乗してみた評価は? まとめ

V40クロスカントリーのフロントビュー

ボルボ最小のSUVでV40のクロスオーバーモデルであるV40クロスカントリーを簡単に紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

ボルボ自慢の「インテリセーフ」で安全機能が充実していて取り扱いが楽で、高級車を味わえる内装など、V40クロスカントリーは新型のライバル達に全く引けをとりません。

普通のハッチバックでは物足りないと感じていた人なら、選択肢の一つに加えてみてはどうでしょう?

それにしても最近のボルボはいい車を立て続けに発売してくるものの、どれも大きいサイズばかりなのが残念なところです。

取り回しに悩むお客さんをしっかりV40シリーズで取り込んでいかなければなりません。

ボルボはディーラーの評判がいいのも売りの一つです。

ボルボジャパンには、利幅の大きいモデルばかりに注力してプレミアム路線に突っ走ることがないよう頑張ってほしいですね~。

 

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