クリーンディーゼルを搭載したボルボのCセグメントのハッチバックモデルV40 D4に約3年ほど乗ってきましたが、国産車にはない魅力にあふれていました。
そんなボルボV40 D4ですが、実際に使ってみて気になった点もいくつかありました。
そこでCセグメントのハッチバックをいろいろ乗り比べてきた経験から、このボルボV40 D4の気になった点をまとめてみました。
ボルボV40 D4特有の出足の重々しさ
ボルボV40 D4ですが、まず停止状態からのアクセルを踏んだときの出足は重々しく、動き出しはとても俊敏とはいえません。
モーター駆動でスタートするトヨタのハイブリッド車にも乗っているので余計に感じてしまいました。
このため頻繁にストップ/ゴーを繰り替えす渋滞シーンでは、アイドリングストップも加わって更におっくうになります。
ひとたび巡行となれば快適ですが、近所へ買い物や送迎などチョイ乗りは向いていないと思います。
これに対して、最近のライバル達はガソリンエンジン並みのレスポンスを持つディーゼルエンジンモデルが多いですね。
また、D4はガソリンエンジンに比べて重たいディーゼルエンジンを搭載しているだけあって鼻先の重さを感じさせます。
Rのきついカーブが連続しているワインディングロードでは、ステアリング操作のレスポンスが気になります。(...とはいっても振り回すような性格の車ではないから当然ですが)
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V40のオートハイビーム(アクティブベンディング機能)があまり機能しない
ここからはD4に関係なくV40共通の気になった点です。
V40のLEDヘッドライトはオートハイビームに相当するアクティブハイビームという機能があります。
単にハイ/ロー自動切替ではなく、基本はハイビーム照射とし先行車や対向車の光を検知して自動で配光するアクティブベンディング機能も備わっています。
オートハイビームの進化版として、本来ならハイビームが活躍してくれるはずなのですが、その恩恵があまり感じられません。
夜間走行において郊外や山道にある街路灯や反射板にすぐ反応してロービームに切り替わってしまい、安定してハイビームで照射してくれないのです。
門灯や電飾の照明にも敏感に反応し、ハイビームで問題ない状況でもロービームになってしまいます。
台数の多いトヨタ車のオートハイビームではこのような問題はあまり耳にしませんが、もしV40も海外では問題ないのであれば光を検出する調整が日本の環境にマッチしていないのかもしれません。
この状況をディーラーに訊ねても「そうなんですか?」といった反応で、あまり問題視されていない様子です。
もしかすればV40に限らず他の輸入車でも、このような傾向なのかもしれませんね。
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賑やかなロードノイズ
これもD4に限ったことではありませんが、V40は走行ノイズが大きめです。
この点は他のオーナーさん達からもよく指摘されていますが、標準装着タイヤの性能に起因している割合が大きいと思われます。
そこで納車後数ヶ月後に、静粛性で定評のあるブリヂストンのレグノに履き替えてみたところあまり気にならなくなりました。
ロードノイズが気になっているオーナーさんはぜひタイヤ交換をおススメします。
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純正カーナビゲーションのルート案内が残念
モニタは今となっては小さい7インチですが、高い位置に配置されているおかげで視認性は悪くありません。
V40の日本仕様のカーナビゲーションには三菱電機製のハードウエアにインクリメントPという会社が提供しているナビゲーションシステムが使用されています。
このナビゲーションのルート案内ですが、高速道路がほとんどを占めるルートであれば選択の余地がないので問題ありませんが、一般道を使ったルート案内はダメダメでした。
具体的には一般道のルート選定が距離優先のアルゴリズムのため、国道よりも県道や府道などが容赦なく設定されてしまいます。
しかし実際に走行する場合、単純に距離が短ければいいわけではなく道幅や高低差でアベレージスピードが大きく落ち込むことがあります。
そういう事情を無視して平均速度から所要時間が計算されるため到着予定時刻があり得ない時間を表示するときがあります。
トミマキネンやセバスチャンローブといったラリードライバーでも無茶なオーダーです(笑)
他の車のナビゲーションもいろいろ比較してみたところ、インクリメントPのナビゲーションは同じ傾向にあり、ゼンリンのナビゲーションは優秀でした。
長距離ツーリングにおいてルート選定は重要となるため、仕方なくゼンリンを採用しているパナソニックのポータブルナビ(ゴリラ)を設置して使っていました。
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ボルボV40 D4 ディーゼルエンジンモデルはココがダメ? まとめ
ボルボV40 D4のよかった点に続いて、今度は気になった点をいろいろまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
すべてにおいて完璧な車というはなく、いい点もあれば悪い点もあるのは仕方がないことですが、それらを総合的にみてもボルボV40 D4は選んで間違いのない車だということを実感しています。
登場からすでに6年が経過しV40のモデルチェンジを心待ちにしていたのですが、残念ながらボルボはSUVに注力するため次期V40は存在しないことがわかりました。
V40は2019年で新車販売を終了してしまいますが、まだ特別仕様車など豊富に出回っているので狙ってみてはいかがでしょうか?
輸入車の良さが味わえる名車ですよ!
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