カローラスポーツが納車されて1週間が経過しました。
私の場合、毎日100㎞以上走るのですでに1000kmを突破!インプレッションをまとめるには十分な距離ですね。
3代目プリウスオーナーだった視点から早速いろいろとカローラスポーツに関して評価してみました。
ちなみに私のカローラスポーツはハイブリッドの「G」グレードになります。
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カローラスポーツ ドライビングシートの出来は?
「G」グレードなのでスポーツシートではなくスポーティシートになります。
座面長はまずまずで全体的にサイズに余裕がありますね。
スポーティーシートでも意外にサイドのサポートのおかげでしっかり保持されます。
このあたりはプリウスとの違いを感じました。
また、シートの硬さは柔らかめですが長時間座っていても姿勢が崩れていくことはなさそうです。
カローラスポーツ 運転した第一印象は?
引用:https://toyota.jp/corollasport/design/?padid=ag341_from_corollasport_top_design
結局、1度も試乗することなく納車を迎えてしまいました。(笑)
走り出しての第一印象は全てにおいて軽やかということです。
軽やかといっても決してふらつくこともなく直進安定性に優れています。
電動パワステはアシストがかなり効いていて、すばやいステアリング操作も可能です。
なんでも女性ドライバーも強く意識した結果のセッティングだとか....
その反面、ステアリングを通じてのロードインフォメーションがやや希薄です。
もちろん転がり抵抗の少ないエコタイヤを採用していることも大きいです。
運転モードを「スポーツ」にすれば少しダイレクト感が出てくるので、個人的にはこちらのほうがしっくりきます。
このあたりはドイツ車と対極の味付けですが、ダメというわけでなく思想の違いですね。
ステアリングを切ってもとに戻す際の戻り制御や小さい回転半径のおかげで交差点もスムーズに曲がれます。
駐車場に車を出し入れするときも小回りが利くので取り回しがとても楽です。
最小回転半径5.1mの効果は絶大ですね。(GZは5.3m)
カローラスポーツ 気になる乗り心地は?
引用:https://toyota.jp/corollasport/design/?padid=ag341_from_corollasport_top_design
そして乗り心地が抜群にイイです!!
最近、愛車の乗り換えのために様々な車に試乗してきましたが、輸入車を含めてCセグメントではトップクラスの出来ではないでしょうか?
路面からの衝撃をきれいにいなしてくれます。
同じシャシーを使うC-HRにも1か月乗っていましたが、カローラスポーツでは更に上質さを感じました。
これならザックス製ダンパーじゃなくてもうらやましくないです(笑)
マンホールだろうがアスファルトのデコボコだろうが不快な衝撃は皆無です。
さらに車内が静かです!!
Gグレードのため扁平率55の16インチということもありますが、タイヤはブリヂストンのエントリーグレードであるエコピアにもかかわらずロードノイズがよく抑えこまれています。
これまたこのクラスではかなり静かな部類に入るのではないでしょうか?
少なくとも静かなタイヤに交換したくなるようなことはなさそうです。
ただし!!このタイヤ、簡単にスキール音が鳴ります。
私はエコピアは初めての経験なのですが、「え!?この程度で鳴るの?」って感じでちょっと頼りない印象です。
転がり抵抗が最優先のタイヤなので前後左右の剛性も弱いのかな?
走行性能は同じエコタイヤでもプリウスに純正装着されていたヨコハマタイヤのブルーアースのほうが断然上ですね~
(エコピアと比較するならヨコハマだとエコスでしょうけどね)
タイヤは別にして、この乗り心地と静かさは新しいTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)のシャシーと新型ダンパーによるところが大きいと思いますが、カローラスポーツでさらに洗練されていることが実感できます。
カローラスポーツ ハイブリッド車の印象
欧州向けに用意されている新型2.0Lエンジンが設定されていないことを嘆いている人も多いですね~
しかしプリウスから始まったこの1.8LのTHS-Ⅱも進化を重ねた結果、もはや街中での運転には何ら不足を感じません。
信号が青になってスタートするとアクセルペダルにリニアに反応してくれます。スルスルと速度が伸びて60km/hならあっさり到達してしまいます。
もちろんエンジン音は聞きたくない部類のサウンドですが、出足が遅いとかいうこともなく加速やレスポンスについてはストレスはありません。
(まあ、私の場合3代目プリウスに長らく乗っていたこともあって余計に感じるのかも...)
ただしこのハイブリッド車でドライビングプレジャーを感じることはさすがにないでしょうね。燃費と走る楽しさの両立は難しい...
この点では1.2Lターボが断然楽しいと思います。
カローラスポーツ ハイブリッドのブレーキについて
3代目プリウスオーナーだった自分からすれば、このブレーキはもはや別格です。
ハイブリッドシステムの回生制御のネガは全く感じられなくなりました。
3代目プリウスでは停止直前にブレーキを抜く操作もショックを出さないために慣れが必要でしたが、カローラスポーツではスマートに停止が決められました。
カックンブレーキになりにくいといえばいいかも。
カローラスポーツ ドライブモードについて
GグレードなのでAVSは選択できず、ノーマルサスペンション仕様となり「スポーツ」「ノーマル」「エコ」の3タイプが選択できるようになっています。
「スポーツ」に切り替えるとステアリングに適度な反力が伴ってダイレクト感がアップするとともに、アクセル操作に機敏に反応してくれます。
すばやい加速が求めらる高速道路の合流や急な追い越しはもちろん、ワインディングでも楽しめそうです。
この「スポーツ」モードがあれば少なくとも一般道で不満を感じることはないでしょう。必要十分です。
「エコ」モードは、まあそれなりです(笑)極端にかったるいわけではありませんが自分は選択することはなさそうです。
カローラスポーツではドライブモードの切り替えに物理スイッチが設置されています。
ただスイッチの場所がシフトレバーの奥にあるため左手を真っ直ぐ伸ばさないと届きません。
(C-HRに比べればはるかにマシですが...)
一瞬、視線を向ける必要があるため運転中の切り替えは注意が必要ですが、そのうち手探りで位置を覚えるようになるかもしれませんね。
2018/9/29追記 すぐ慣れました。すっかりブラインド操作できるようになりました。
いろいろ切り替えて試しながら思ったのですが、自分にはとてもAVS仕様の5つのモードを使いこなす自信がありません..
カローラスポーツ ステアリングについて
カムリから新しいデザインのステアリングとなり、カローラスポーツと新型クラウンにも採用されています。
ステアリングそのものの直径は大きすぎず適度なサイズですね。
前後上下と調整できるので誰でも最適なポジションが得られると思います。
メーターパネルの一部が隠れるようなこともありませんでした。
Gグレードなので革巻ですが、触った感触は日本車特有のカサカサしたものです。
カローラスポーツに限った話ではなく日本車にいえることですが、個人的にはもう少しグリップの直径が太くて材質もBMWやアウディのようにしっとり感のあるものにしてほしかったところです。
この「しっとり」というのは汗ばむようなことはなく、手に吸い付くような握り心地に仕上がったものです。
特にBMWのMスポーツ仕様は絶品で、あれを一度味わうとステアリングを交換したくなってしまいます。
なぜ日本車ではあのようなステアリングが出てこないんだろう?
カローラスポーツ 意外に涼しい
最近の炎天下で車の中は高温になっています。
しかしそんな状況でカローラスポーツに乗り込んでみると明らかに3代目プリウスより暑さがマシなんです。
調べてみるとこのカローラスポーツの各ガラスはIR(赤外線)カットになっているんですね~
これは赤外線をカットしてくれるので車内の温度上昇が抑えられる効果があります。
反射率は公表されていませんが、もっとしっかりPRしたらいいのに...。
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カローラスポーツ ところで現在の受注状況は?
発売1か月を経過した時点で公表された受注台数は約9200台です。
月販目標台数が2300台に設定されているで約4倍ですね。
クラウンと違って固定客のいないニューモデルであることやカローラ店のみの扱いであることを考えれば十分健闘しているのではないでしょうか?
ハッチバックは日本ではあまり売れないジャンルなのでC-HRのように街中でやたら見かけることにはならないと思います。
このモデル、あくまで主戦場はヨーロッパですね。
今、ヨーロッパでもディーゼルエンジンが敬遠されるようになり、トヨタのハイブリッド車は絶好調のようです。
カローラスポーツ 気になる売れ筋は?
グレード別にみるとトップグレードのGZが50%、Gが40% GXが10%となっています。
パワートレインはハイブリッドが70%と大半を占めています。
ハッチバックのハイブリッドは他に選択肢がないことも関係ありそうですね。
納期はGZのみ約2~3ヵ月、GとGXは約1ヵ月待ちの状況です。
カローラスポーツ 1000㎞走ってみた評価は? まとめ
今回、新しい愛車としてカローラスポーツを購入しましたが、発売前の先行発注だったので不安もありました。
しかし乗ってみれば不安は見事に払しょくされる出来でしたね~
発売前に開催されたメディア向け試乗会でコメントされていたとおり、新型カローラスポーツは足回りがとてもしっかり作りこまれています。
素人ながら年に数回ショートサーキットで全開走行にチャレンジしていますが、これは期待できそうです。
4代目プリウスがデビューしたときTNGA第一弾としてPRされていたものの個人的にはあまりその恩恵を感じることが出来ませんでしたが、3台目となる今回の新型カローラスポーツともなると明らかにTNGAの効果は体感できるといっていいでしょう。
カローラという名前に抵抗を感じている人は多いと思いますが騙されたと思って一度試乗してみてください。
試乗したら少なくとも乗り心地で文句を言う人はいないと思うんですけどね~
ついついマイカーとして贔屓目で見てしまうこところはあると思いますが、ACCやLTAなど新機能も含めてどんどんインプレッションを書いていきますね。
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たとえ10万キロや20万キロであろうと、
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