新型カローラスポーツを購入して1年が経過、走行距離も5万kmを突破しました。
TNGAアーキテクチャによって開発されたカローラスポーツの乗り心地やボディ剛性の高さに惚れ惚れしています(笑)
今回はカローラスポーツを実際に毎日乗ってみて気になった点をまとめてみました。
車はハイブリッドの「G」グレードで、あくまで元3代目プリウスオーナーからの感想になりますのでご了承ください。
タイヤの選定に疑問
GZを除くGとGXの標準装着タイヤの話です。もちろんハイブリッドでも1.2Lターボでも同じことがいえます。
私が購入した車にはブリヂストンのエコピアが装着されていましたが、これが燃費指向に振られているため走りにおいて犠牲になっている要素があります。
確かに燃費性能は大事ですが、優れたシャシーやハンドリングが標準装着タイヤで台無しになっています。
詳しくはこちらの記事でどうぞ。
マルチインフォメーションパネルが見にくい
「G」、「GX」グレードはメーターパネルがアナログメーターになっています。
中央の大きなスピードメーターの右側には4.2インチマルチインフォメーションパネルがあり、ここには時計をはじめシフトポジション、ドライブモード、アダプティブクルーズコントロールやレーンの認識、平均燃費、エネルギーモニターなど様々なステータスが表示されます。
しかし、この大事な情報を表示しているにもかかわらず昼間は少しでも日差しが差し込むと反射して見にくいです。
メーターパネルの遮光をもう少し考えてほしかった...メーターパネルの上にあるフードが役に立っていません!
この問題はカローラシリーズすべてに当てはまるでしょう。(WxBグレードを除く)
カローラやカローラツーリングのGグレードであれば、オプションで7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが選択できるのでおススメします。
輸入車ではアウディをはじめ液晶表示モニターを採用しているモデルがかなりありますが、このような問題はあまり耳にしないんですけどね~
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マルチインフォメーションパネルの表示内容が残念
ハイブリッドの走行で大事なシステムインジケーターと平均燃費が同時に表示できません。
システムインジケーターにはどうでもいい?エコジャッジが、平均燃費には燃費グラフや走行可能距離が表示されており別画面になっています。
このためシステムインジケーターと平均燃費をチェックしたければいちいち切り替える必要があります。
個人的にはどの画面でも平均燃費だけは表示してほしかった。
今の時代ならユーザーでカスタマイズできる仕組みが欲しいところです。
ただし「GZ」グレードでメーカーオプションとなっているヘッドアップディスプレイを装備していれば回避できます。
それと時計とドライブモードの表示(文字サイズ)が小さすぎる!高齢者ドライバーだときっと辛いと思います。
頭が振られる?
カローラスポーツはTNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャ)の設計思想にもとづいて開発された新プラットフォームを採用しています。
このプラットフォームは低重心が売りの一つなのですが、交差点を曲がったときなどユラユラと頭が左右に振られ「本当に低重心なの?」と疑いたくなるときがあります。
マツダがよく使う人車一体とは程遠い印象です。
ただ、2019年6月の改良でサスペンションに見直しが入り改善されたようですね。
今となっては初期型だけの問題かもしれません。
シフトレバーの節度が気になる
急いでシフトレバーを操作すると、よく勢いあまってDレンジをすっとばしBレンジに入ってしまいます。
速度がのるまで気付かず走っていたことが何度かありました。
C-HRでも同じようなこと何度かあったのですが、これって自分だけなんでしょうか?
こうなるとプリウスのセンターポジションタイプが懐かしいです。
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センターコンソールのドリンクホルダーはペットボトル専用か?
カローラスポーツに限った話ではないですが、センターコンソールのドリンクホルダーは微妙な深さでコンビニで淹れるコーヒーのカップだとほとんど埋まってしまいます。
よくコンビニコーヒーを利用する人は、別途カップホルダーを用意するか上げ底にする工夫が必要です。
C-HRはその点、配慮されていましたね。
パワーウインドウが操作しづらい
これもカローラシリーズ全体にいえることです。
運転席のドアにあるパワーウインドウのスイッチパネルが意外に操作しづらいです。
原因はスイッチパネルの角度と位置の問題です。
一般的にはスイッチパネルは水平か、奥(フロント側)へ向かって上方向に傾斜していると思いますが、カローラスポーツでは逆で奥(フロント側)へ向かって下方向に傾斜しています。
スイッチパネルが見にくい上に、スイッチの位置が後ろ寄りなので手首の角度も不自然になってしまいます。
見た目はスマートですが、使い勝手ではよくありません。
スピーカーの音質が残念
前に乗っていた3代目プリスにはプリウススーパーライブサウンドシステムというスゴイ名前のシステムが装備されていました(笑)
スコーカを含めて8スピーカーに専用アンプのシステムでした。
素人で耳が肥えていない私ですが、このプリウスのシステムのものと比べると、カローラスポーツのスピーカーは音質を語るレベルではないと感じました。
といっても「標準のナビゲーションと標準のスピーカーの組み合わせだとこんなもの」と割り切っています。
ちなみにC-HRと同じくカローラスポーツもエアバッグセンサーの関係でスピーカー交換はできないと案内されているようです。
T-Connect対応純正カーナビの音声認識にがっかり
2019年秋の改良でカローラスポーツにもディスプレイオーディオが採用されましたが、ここではそれ以前のDIN規格が採用されていたタイプの話になります。
私のカローラスポーツには7インチのT-Connect対応カーナビ(NSZT-W66T)を設置しています。
このカーナビ自体は2年前に発売されたものですが、T-Connect対応だと9インチも含め発売直後のカローラスポーツには他に選択肢がありません。
意外だったんですがナビゲーションの画面や解像度は9年前のプリウスのものととほんど変わっていないんですね~
で、このナビゲーションですが、とにかく音声認識がダメダメです。
音声操作を目的地設定に使用することが多いと思いますが、かなりの確率でこちらの言葉を正しく認識してくれません。
自分だけでなく友人や家族にも試してもらいましたが、誤認識しまくりで笑うしかありませんでした。
さらに発話が終わって認識されるまでのタイムラグも気になります。
マイクの位置を変更しても効果はありませんでした。
また、音声操作からT-Connectを通じてオペレーターサービスから送信される目的地設定が正しく行われないことが何度かありました。
とにかくストレスがたまる機能です。
このため、音声操作は「自宅に帰る」くらいしか使う気になりません。
まさかとは思いますが9インチなら快適に操作できるなんてことはないでしょうね~(;^ω^)
新しく採用されたディスプレイオーディオのナビなら改善されているのでしょうか?
それと肝心のナビゲートについてですが、道路(地図)の問題なのかアルゴリズムの問題なのか直前で分岐を曲がる指示が時々あります。
一瞬の躊躇も許されないナビゲートは厳しい~
また、「交通状況が変わりました。新しいルートでご案内します」とリルートしてくれるのはいいのですが、まったくあてにならないVICSの渋滞情報がベースなので必ずグーグルマップでチェックしています。
おろらく66ナビも68ナビもこれらの点については同じ状況ではないでしょうか?
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新型カローラスポーツの評価 ここがダメ まとめ
3代目プリウスから乗り換えれてみれば走りや乗り心地は明らかに1ランク上の新型カローラスポーツ。
しかし使い勝手については残念ながら3代目プリウスと比べて見劣りする箇所がありました。
3代目プリウスに長年乗っていた立場で指摘してみましたがいかがでしょう?
人によっても評価が分かれる内容もあるため一方的に決めつけるつもりはありません。
他にも細かいところでは通行券などを挟んでおくカードホルダーがないのが残念です(プリウスはバイザーに差し込むところがありました)。
まあ使い勝手とデザインはある程度相反するところもありますね。
もちろんホイールベースが短いことにより(プリウスに比べて)後席足元がやや狭いことなど買う前からわかっていたことなどは取り上げるつもりはありません。
しかしこれらの気になる点を含めて総合的には今度の新型カローラスポーツには満足しています。
ステアリングを握るたびに買ってよかったと実感する毎日です。
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