カローラスポーツ ワインディングロードを走ってみた

購入したカローラスポーツをようやくワインディングロードで試してみることができたのでインプレッションです。

購入直後の印象をまとめた記事はこちら。

カローラスポーツ 1000㎞走ってみた評価は?

2018年7月28日

車はハイブリッドの「G」グレードで、あくまで元3代目プリウスオーナーからの感想になりますのでご了承ください。

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カローラスポーツ 同じTHS-Ⅱで語るには無理がある

3代目プリウスも新型カローラスポーツも1.8LのTHS-Ⅱ(トヨタハイブリッドシステム2)です。
しかしエンジンの熱効率の向上やギアの改良、モーターの小型軽量化などいろいろな改良が加えられており全くの別物でした。

アクセルペダルの操作に対する反応にダイレクトさが増して、そこから軽々と車速が伸びていきます。
青信号に変わって車をスタートさせるときも周りの車に置いて行かれることはなくなりました。

ブレーキも意識しなければ回生の違和感もない普通のガソリンエンジン車の間隔で減速、停止ができています。

もちろん4代目プリウスの時点で大きな改良があったとは思いますが、カローラスポーツに搭載されている1.8LのTHS-Ⅱは最新のものであり約10年の格差は大きいですね。

カローラスポーツ ワインディング走行の感想

カローラスポーツ エクステリア
ワインディングといっても減速が必要となるような小さいR(カーブ)はごくわずかな道路でしたがカローラスポーツの性格を知るにはピッタリでした。

今回の新型カローラスポーツに追加されたACA(コーナー内側の前輪のブレーキ制御)という機能や優れた接地性のおかげなのか、総じて気持ちよく旋回していきます。
と、同時にボディ剛性が高いこともうかがえます。
C-HRと同様にロールが抑えられながらヒラヒラとコーナーをクリアできるので楽しいですね。

わずかにアンダーステアといったところでしょうか?

それと乗り心地と引き換えにややフワフワ感があり重心が高い印象を受けます。

以前しばらく乗っていたC-HRは18インチのブリヂストンのポテンザが装着されていたのですが、さすがにそれと同じ感覚でカーブに差し掛かるとさすがにタイヤ剛性やグリップの違いを見せつけれられてしまいました(笑)。

というよりポテンザとエコピアという対極のタイヤで比較していること自体、ナンセンスですがエントリーグレードのエコピアの旋回性能の実力を知るいい機会になりました。

このタイヤでかなり操る楽しさがスポイルされています。おまけにすぐ鳴きます。

これではせっかくの走行性能が活かせないので早くもタイヤ交換が頭をよぎってしまいました。

とはいっても標準装着タイヤをエコピアにした選択は、やはり燃費と乗り心地を目的にしたものでしょうね。
もちろん大多数の人は「G」グレードという車の性格上エコピアでも問題ないのでしょう。

でも「G」、「GX」グレードで「燃費も大事だけど走りも追及したい」というユーザーはタイヤ交換をおススメします。

ミシュラン プライマシー4(Primacy 4)でカローラスポーツの走りに変化が!!

2018年9月26日
エコカー+コンフォートタイヤでも十分サーキットを楽しめました。
カローラスポーツ タイヤ交換
カローラスポーツ タイヤ交換

どのグレードにするか迷っている場合車を操る楽しみを少しでもカローラスポーツに求めるのなら、無理してでも18インチ仕様の「GZ」をどうぞ

このハイブリッド車ですが勾配のある道でもパワーモードにしておけばストレスなく登っていきます(ただしエンジン音はガッカリ)
もちろんハイブリッドの上り坂走行はバッテリー残量の有り無しで大きく変わってきますが...。


ところでC-HRでも同じ傾向ですが、Dレンジでも下り坂に差し掛かると自動的に回転数が上がって回生ブレーキが強くかかるようになっています。このため坂道なのに速度が伸びていかず、かなり違和感があります。おかげで下りでアクセルを踏み足すこともありました。

あと、ハイブリッド車なので長い下り坂でバッテリーがフル充電されると回生ブレーキが利かなくなるのは従来のプリウスと同じですが、シフトをBレンジにいれても3代目プリウスよりもエンジンブレーキが弱いです。
必然的にフットブレーキに頼ることが多くなりました。

2018/9/2追記 エンジンブレーキが弱いのは4代目プリウスから同じ傾向のようですね。減速機構が遊星歯車でなくなったから?

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カローラスポーツ ワインディングロードを走ってみた まとめ

カローラスポーツ エクステリア

C-HRに乗ってみるとワインディングロードをそれなりに楽しめたので、今回の新型カローラスポーツもかなり期待していました。
やはり期待通りコンパクトな車体のおかげもありワインディングではフットワークの軽さを見せつけてくれます。

過去にトルクベクタリング機能を持つ車を何度か運転したことはありますが、それに近い感覚で楽に曲がれます。

車両価格を考えれば、十分な走行性能ですね~。

欲をいえばもう少しステアリングを通じて接地感を伝えてほしいかな?(操作が軽すぎて手ごたえが不足気味)

普通はこれだけ足回りがよければ「もっとパワーが欲しい」と思うのかもしれませんが、自分はパワーモードがあれば十分です(笑)

3代目プリウスに比べて高速域でもバッテリー走行が可能になり、サーキットでも大幅にタイムを短縮できました。

それと同時に当たり前のことかもしれませんがプリウスとは方向性が違うことも実感しました。
カローラスポーツはプリウスと違って「ちょっとドライブに出かけてみよう」という気にさせてくれる車ですよ。

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