モデルチェンジしたホンダの新型コンパクトSUVヴェゼルですが、待望の全車速クルーズコントロールが装備されました!
これでヴェゼルも私の次期マイカー候補の仲間入りを果たしました(笑)
早速、トヨタのハイブリッド乗りの視点で新型ヴェゼルの1.5Lハイブリッドモデルに試乗して走りをチェックしてみました。
新型ヴェゼル(VEZEL) のシートはいろんな体格にも対応してくれる!
今回、試乗したのは1.5Lハイブリッドモデルであるe:HEV Zグレードでボディーカラーはクリスタルブラックパールになります。
早速、乗り込んでシートを調整してみるとあっさりとドライビングポジションを決めることが出来ました。
「何を当たりまえなことを...」と思われるかもしれませんが、身長178cmの私にとってかなりの国産車(特にトヨタ車)は座面が高すぎたり太もものサポートが不十分だったり何かと不満があり、違和感を抱えながら妥協しているのがいつものパターン。
しかし!
このヴェゼルは私の様にやや大きめの体格でも柔軟に対応できるシートやステアリングの調整幅を持っていました。
またシートバック、座面ともにゆとりを感じるサイズで、この点だけでもフィットを含めてホンダのコンパクトカーには好感が持てます。
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新型ヴェゼル(VEZEL) 1.5Lハイブリッドモデルの街乗りインプレッション
POWERボタンを押して早速試乗開始です。
ディーラーに到着したばかりの卸したての試乗車なので終始燃料警告が表示されてしまうことに...(泣)
シフトレバーは新型フィットに似た物理的にポジションを移動させるタイプなので、初めてでも戸惑うことなく操作できます。
電動パーキングブレーキは、シートベルトを装着した状態でアクセルを踏みだせば自動的に解除されるタイプで、もちろんオートホールド機能付きです。
アクセルを踏みだすとモーター駆動によりスーッと静かに動き出します。
そこから流れに乗るべく加速していきますが、アクセル操作と速度の乗り方がとてもリニアな印象です。
モーターからエンジン駆動への変化は体感しにくく、4気筒のおかげかエンジン回転も滑らかです。
ここはヤリスやカローラなどトヨタのハイブリッド車と比べて勝っているといえます。
そもそもこのヴェゼル、エンジンがなかなか駆動しません。
速度を上げていくとロードノイズも増えていきますが、これは車体よりもタイヤの発する音の割合が大きく感じました。
加速時のエンジン音も気にならなかったので、車体の遮音はCセグメントと比較しても優秀な部類に入ります。
2モーター式となった今回の新型ヴェゼルですが、街乗りでは必要十分な加速が得られました。
ただしトルクフルとまではいかず、普段1.8Lハイブリッドのカローラスポーツに乗っている私からみれば、さすがに力強さでは劣ります。
ヤリスクロスのときも同様ですが、普段どんな車に乗っているかでパワーに関しては人によって評価が分かれるところでしょう。
乗り心地ではフィットと同様にコンパクトクラスとは思えないほどどっしりと安定感があり、リアが跳ねるような安っぽさは微塵も感じさせません。
ややRのきついカーブや交差点を曲がるときも車全体の一体感があり、ボディー剛性の高さを実感できます。
ハンドリングですが、これまた路面とタイヤの摩擦が感じられ手応えがあります。
もちろんタイヤサイズが225/50R18と幅広タイヤということもありますが、パワステも軽すぎない味付けですね。
ライバルとなるヤリスクロスと比べても甲乙つけがたいレベルです。
ホンダセンシングの機能一つでもある全車速対応のアダプティブクルースコントロール(ACC)ですが、同乗のスタッフさんの許可を得て街中で試してみました。
操作はステアリングスイッチでおこないますが、ボタンのサイズや操作感も良好、車間距離の設定なども初めてでも戸惑うことはありません。
流れの悪い市街地でも先行車との適度な距離感でスムーズな加減速をみせてくれました。
いろんな車のACCを試してきましたが、これなら十分実用上問題ありません。
車内からの視角ですが、新型ヴェゼルはCピラーが大きく傾いていますが、運転席からの左後方視界も昨今のSUVと比べれば優秀といえます。
タイヤを見ると装着されていたのはミシュランのプライマシー4!
プライマシー4はミシュランのプレミアムコンフォートタイヤですが、純正装着タイヤでは珍しいんじゃないでしょうか?
ちなみにこのタイヤは私のマイカーにも使用しているのですが、手応えのあるハンドリングやロードノイズにも納得がいきました。
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今回試乗した新型ヴェゼル(VEZEL) の概要
引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/
グレード: e:HEV Z
全長×全幅×全高:4330×1790×1590mm
ホイールベース:2610mm
パワートレイン:1.5L4気筒ガソリンエンジン+モーター
駆動方式:FF
燃費:24.8km/L(WLTCモード)
車両価格:289万8500円(税込)
新型ヴェゼル(VEZEL) 1.5Lハイブリッドモデルに試乗して評価してみました まとめ
新型ヴェゼルの1.5Lハイブリッドモデルに試乗した感想をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
今回は街乗りメインの試乗でしたが、新型ヴェゼルの良さは十分体感することが出来ました。
はっきり言って加速の力強さを除いて指摘したくなるネガが見当たりません。
パワーシートやアダプティブLEDヘッドライトが選べないなど些細なことはどうでもよくなるほど、車本体に魅力を感じられました。
まず、シートやステアリングといったユーザーインターフェースが、とてもしっかり造りこまれていす。
特に軽すぎないステアリングフィールや手触りは個人的に好感が持てました。
確かにハイブリッド車対決でいけばパワー面や実燃費ではヤリスクロスに比べて若干劣っていると思われます。
しかし内装の質感は非常に高く、初代ヴェゼルと同じく室内空間のゆとりはヤリスクロスやキックスなどライバル達に比べて圧勝です。
さらにそれに加えて外観はとても迫力がありボディサイズ以上に大きく見えるので、ぜひ一度実車をご覧になることをおススメします。
新型ヴェゼルのボディーカラーについてもまとめていますのでチェックしておいてくださいね。
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