ブリヂストンのタイヤのサブスクリプション「Mobox」はお得なのか検証してみました

携帯電話や自動車、さらに住宅にもサブスクリプションという定額支払い方法が普及してきました。
そんな中、大手タイヤメーカーのブリヂストンがタイヤのサブスクリプションサービス「Mobox」を2021年4月より提供を始めています。
今回はこのタイヤのサブスクリプションサービスについて内容やお得度を紹介しています。

タイヤのサブスクリプション「Mobox」とは?

大きなものでは住宅や自動車、身近なものでは携帯電話といった一括で支払うにはまとまったお金が必要になる商品の支払い方法として、最近サブスクリプションを利用する人が増えています。
サブスクリプションとは、定められた期間中に商品やサービスを利用し毎月定額で費用を支払っていく方法です。

ローンと大きく違う点は、サブスクリプションでは商品だけでなく経費や付帯サービスも含まれている点です。

引用:https://kinto-jp.com/

車であれば車両代金に加えて自賠責保険料、車検代、場合によって任意保険料など車の維持に必要な経費も含んだ金額を毎月定額で支払っていきます。

最近は、どの自動車メーカーもサブスクリプションでの購入を積極的にすすめてくるようになりましたが、これは保険の解約や車検の入庫など囲い込むことが出来るのが大きな理由でもあります。

他にもローンとの違いとして、商品の所有権の違いがあります。
たとえば自動車のサブスクリプションでは車の所有権は契約した販売会社または関連会社となり、契約期間がすぎれば車を返却しなければなりません。

そして2021年4月からブリヂストンが提供を開始したタイヤのためのサブスクリプションが「Mobox」です。

引用:https://mymobox.bridgestone.co.jp/
公式サイトはこちら

普通のサブスクリプションと異なる点としてタイヤは販売品という扱いなので契約期間(2年)が過ぎてもタイヤの返却義務がありません。

「Mobox」はブリヂストンのタイヤ専門店である「タイヤ館」と「コクピット」で利用できます。

引用:https://tireshop.bridgestone.co.jp/b/bridgestone/

当然ながら、タイヤはブリヂストンのタイヤに限定されます。

この「Mobox」にはタイヤのメンテナンス作業一式が含まれているのが特徴です。
一般的な空気圧や編摩耗、キズのチェックなどの安全点検の他に、以下のサービスが提供されます。

<パンク保障>
タイヤがパンクした場合に自己負担なしで4本全て新品に交換してもらえるサービスです。
交換取付作業工賃も不要です。

<窒素ガス充填、補充>
空気の代わりに窒素ガスが充填されます。
窒素は周囲温度による影響を受けにくいため空気圧の変化がゆるやかなので管理が楽という利点があります。
補充は無制限で依頼できます。
通常のサービスメニューにもありますが、充填に2200円の費用が必要になります。

<ローテーション>
一般的にFFなら前輪がどうしても消耗しやすいため長期間使用していると前後でタイヤの残り溝に差が出来てしまいます。
ローテーションを行うことでタイヤ4本の残り溝を均一に保つことが出来ます。
こちらも通常のサービスメニューにありますが、1回2600円~の費用が必要になります。

「Mobox」にはライトプランとスタンダードプランが用意されています。

ライトプラン
・タイヤ本体
・脱着・組替(センターフィット込み)
・安全点検(回数無制限)
・パンク保障(1回限り)
スタンダードプラン
・タイヤ本体
・脱着・組替(センターフィット込み)
・安全点検(回数無制限)
・パンク保障(1回限り)
・窒素ガス充填、補充
・ローテーション(2回まで)

 

少しで負担を軽くしたいならライトプランになりますが、走行距離が多いなど使用状況に応じて選べるようになっています。
このほかメンテナンス時期には通知してもらえるので点検のタイミングを忘れても安心です。

ただ、条件としてタイヤの残り溝が3mmを切るとパンク保障の対象外となります。
また、金額にはゴムバルブ交換料や廃タイヤ処理料は含まれていません。

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Moboxはお得なのか?検証してみました

では、具体的に「Mobox」でサービスを受けるのと、普通にタイヤを購入してお店でメンテナンスを受けるのとどちらがお得か検証してみます。

タイヤはブリヂストンのタイヤを選ぶわけですが、皆さんがよくご存じの「エコピア」や「Playz」、「レグノ」といったおなじみの商品は「タイヤ館」や「コクピット」といった店舗で申し込む必要があるため、タイヤ価格は一律とはいえません。

そこで今回は「Mobox」専用サイトで購入出来るDAYTON DT30を選択します。

「DAYTONってなんだ?」と思われる人が多いと思いますが、このブランドはアメリカで1905年に創業した老舗のタイヤメーカーで1988年にブリヂストンが買収しグループ企業となりました。

ブリヂストンの技術が投入されていて主に北米と欧州で展開されていましたが、最近日本でも販売されるようになりAmazonや楽天でも入手できます。

エコピアやPlayz、レグノに強いこだわりがない、かといって性能がわからないアジアンタイヤは避けたいという人にはDAYTON DT30は候補にしてもいいタイヤではないでしょうか?

今回、検証するタイヤサイズはプリウスなど事例の多い215/45R17としました。
「Mobox」の各プランの金額をチェックしてみると...

「Mobox」ライトプラン:47,256円

引用:https://mymobox.bridgestone.co.jp/
「Mobox」スタンダードプラン:60,984円

引用:https://mymobox.bridgestone.co.jp/

まずは「Mobox」のプラン同士で比較してみます。

ライトプランとスタンダードプランの差額は、13,728円でした。
スタンダードプランのみに提供されるサービスとして窒素ガスの充填/補充とローテーション作業(2回)があります。
普通にタイヤ館へ来店してこれらのサービスを依頼すると最低7,200円が必要になってきます。
となると、スタンダードプランだと割高ということになりますね~

では「Mobox」と通販で購入した場合を比較してます。

早速、楽天でチェックしてみたところ、4本で送料込み、41,184円でした。

17インチの45扁平サイズでブリヂストンという信頼できるタイヤを考えれば、まずまずの金額ではないでしょうか?
ちなみにタイヤを通販で購入する人も多いと思いますが、タイヤを扱うお店によれば「通販価格は時として仕入れより安いこともありとても勝負にならない」と嘆いていました。
通販はタイヤを最安で購入できる手段と考えていいでしょう。

次に購入したタイヤを持ち込んで組付け、バランス調整をしてもらうわけですが、4本(1台)で12,000~16,000円が相場になります。
持ち込みの場合は作業工賃が割高になるのは仕方がありませんね...ここでは12,000円で計算してみます。

さて、タイヤを購入して履き替えた段階で「Mobox」と比較してみると...

スタンダードプラン :60,984円
ライトプラン    :47,256円
通販+持ち込み工賃 :53,184円

この時点で、すでに「Mobox」のライトプランが約6,000円ほどお得になっています。
スタンダードプランだと約7,000円の開きがありますが提供されるサービスを考えるとほぼイーブンといえます。

これに加えて「Mobox」には2年間という期限付きですがパンク保障が付いています。
パンクしても安心ということを考えれば「Mobox」ライトプランはかなりお得感がありますね。

もちろん、通販のタイヤ購入価格や持ち込みによるタイヤ交換工賃には幅がありますので、逆転する可能性も十分にあります。

それでもタイヤ館といえばタイヤ価格や工賃が高めの印象がありますが、作業品質では信頼できるお店です。

コストパフォーマンスだけでなく安心を含めたトータルで考えれば積極的に「Mobox」を利用する価値はあるといえます。

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ブリヂストンのタイヤのサブスクリプション「Mobox」はお得なのか検証してみました まとめ


ブリヂストンが始めたタイヤのためのサブスクリプション「Mobox」について紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

今回の検証ではDAYTON DT30を例にあげましたが、レグノの様な高額タイヤになると作業工賃を含めても通販で購入した方が安いでしょうね~

DAYTON DT30をチョイスする場合や普段からタイヤ館やコクピットでタイヤ交換をしているなら「Mobox」を利用しない手はないでしょう。

車好きで常にタイヤを気にかけている人は別にして、一般的にパンクしたときや摩耗を指摘されてタイヤ交換を迫られた人が多いのではないでしょうか?

こういった予定外の出費を、お得なサービス込で分割払いで支払いが出来るのは助かります。また、間違ってもリボ払いのような余計な手数料もかかりません。

業界大手のブリヂストンが始めた「Mobox」は、今後タイヤの購入方法の一つとして注目されそうですね。

車好きならタイヤはこだわりたい! みなさんはどうやって選んでますか?

2021年2月5日

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