先代の3代目から大きくイメージチェンジしたホンダの新型コンパクトカー、フィット(FIT)。
フィットといえばコンパクトカーNo1といっていい室内の広さが魅力ですね。
今回は新型フィットの内装からシートやラゲッジスペース、車中泊についてチェックしてみました。
新型フィット(FIT)の内装(インテリア)シートをチェックしてみました
フロントシートです。
試乗の記事でもお伝えしましたが、新型フィットのフロントシートは身長178cmの私が適切なポジションをとっても太ももの部分をしっかり支えてくれました。(ほとんどの国産車のシートは短く感じています)
そしてハイトアジャスターは上下の調整量が多く、私の体格でも好みのアイポイント(とにかく低く)に設定できます。
当たり前のように思われるかもしれませんが、この調整量が少ない国産車って多いのです。
また、新型フィットでは身体の支持を線から面にするべくシートの構造が見直されています。
座った感触はどちらかといえば柔らかめですが、しばらく座っても沈み込むようなことがなく座面が大きいので包み込まれている印象を受けます。
こちらは運転席から見た左後方の視界です。ヤリスよりは死角が少ないですね。
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こちらは後席です。
シートバックを倒した座面の跳ね上げに対応しているわりに後席のサポート性はなかなかのものでした。座面も旧型に比べて24mmも厚くなっているそうです。
身長178cmの私がドラポジを調整して、そのまま後席に座ってみました。
フロントシートのシートバックと膝前はこぶし1.5個分以上の余裕があり、上位モデルとなるCセグメントの3ナンバーのカローラやマツダ3を相手にしません。
新型になってもフィットの良さは全く損なわれていませんでした!
センタータンクレイアウトなのでシートの下にあまり靴のつま先は入りません。
このクラスでもしっかりセンターアームレストが装備!なぜかBASICを除くハイブリッドモデルのみの設定です。
センターコンソールの後端には充電用USBポートが2個装備されています(こちらもBASICを除くハイブリッドモデルのみ)
旧型フィットと同様、後席の座面を跳ね上げて背の高い荷物に対応しています。
新型フィット(FIT)のラゲッジスペース
荷室容量は公表されていませんが、一目でコンパクトカークラスどころかCセグメントのハッチバックと比べても引けを取らないサイズが確保されています。
ハイブリッドバッテリーを搭載しているため残念ながら途中で段差が生じていますが、なだらかな斜面になっているのが救いですね。
ラゲッジルームランプまで備わっていますが、これまたBASICを除くハイブリッドモデルのみの装備となります。
床板をめくるとかなり高さにゆとりがある収納スペースがあります。
こちらが後席のシートバックを倒してフルフラットにした状態です。これなら車中泊が出来るかも?
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新型フィット(FIT)で車中泊ができるかチェックしてみました
これだけのスペースがあれば新型フィットでも車中泊が出来るかもしれません。
早速フルフラットにした状態で、いつもの全長195cmの車中泊マットを敷いてみました。さすがにまっすぐ敷くには無理がありますので対角線に配置しています。
むむ!車中泊マットの先端がフロントシートのシートバックにかかってしまっていました。
フルフラットにして対角線での寸法は目測で165cm程度といったところです。また、この寸法をかせぐには後席足元の空間を埋める必要もあります。
もちろんフロントシートは目一杯前方へスライドさせたうえでシートバックも最大まで前方へ傾けた状態での結果です。
結論として身長170cmの大人では新型フィットで車中泊をするには無理があることがわかりました。
小柄な女性の方なら何とかなるかもしれませんが、おすすめできません。
室内高がしっかりあって快適なだけになんとも残念な結果となりました。
新型フィット(FIT) シートやラゲッジスペースをチェック!車中泊はできるか? まとめ
新型フィットのシートやラゲッジスペース、そして車中泊についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
シートや車内をチェックしたところ、ライバルとなる新型ヤリスに比べてこれだけのリードがありました。
・フロントシートのサイズやその調整量
・リアシートの足元のゆとりと座り心地
・座面跳ね上げのシートアレンジ
・室内高が高く解放感のある車内
・コンパクトカーで最大のラゲッジスペース
要は車内のユーティリティーにおいてはすべて新型フィットの勝利!
フィットを乗り継ぐ人も多いので旧型の良さはそのまま引き継がれていて、コンパクトカーにおいてスペースユーティリティーNo1の座は揺るぎません。
そして、5ナンバーのフィットを見てあらためて「3ナンバーって何なの?」と考えさせられます。
これで車中泊もクリアできれば申し分なかったのですが、ぜいたくをいえばキリがありませんね。
とはいえ安定した乗り心地でパワーは必要十分にあり燃費も優秀(いずれもハイブリッドモデルの感想)、そして荷物も積めて全車速対応のクルーズコントロールや電動パーキングといった先進の安全・運転支援システムを装備した新型フィットは、様々なニーズを1台で満たしてくれる車といえます。
強いて足りないものを挙げるとすれば運転する楽しさに尽きると思います。
フィットの購買層を考えればこれでいいのかもしれませんが、そこはホンダとして差別化してほしいところ。
今回のフィットはRSに相当するグレードが無くなりましたがModuloの登場を期待しています。
あと新型フィットの装備で私が気になったのが、シートヒーターの設定です。
今やすっかり普及し一度使ったらやめられない機能ですが、新型フィットではラグジュアリーグレードのLUXEにしか設定されていません。
他のグレードではオプション設定すらないので、シートヒーターが欲しければ最も高価なLUXEを買え!ということになります。
ステアリングヒーターはいいとして、シートヒーターには選択肢を用意してほしいですね~
新型フィットについて試乗した感想やエクステリアなども記事にまとめていますのでチェックしてくださいね。
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