ハイブリッド車では走りは楽しめないという常識をくつがえしてくれそうな車が相次いで登場しました。
その車とは、ホンダの「フィット Modulo X」と日産「ノートオーラNISMO」。
気になるこの2台について紹介しています。
メーカーが走りに特化してカスタマイズしてきたコンプリートカー
メーカーが標準モデルをカスタマイズして、こだわりのモデルを追加していることは車好きの方ならご存知ですね？
メルセデスベンツならAMG、トヨタならGRといった具合に各メーカーで専門ブランドが立ち上げられ、コンプリートカーからパーツ単体の供給など、そのサービス内容は様々です。
ホンダではModulo（モデューロ）というブランドでホンダアクセズという子会社が手掛けたコンプリートカーが販売されています。
Moduloモデルとしてステップワゴンやフリード、S660がリリースされていましたが、コンパクトカーのフィットにもFIT e:HEV Modulo Xが登場しました。
引用:https://www.honda.co.jp/ACCESS/modulox/fit/?from=modulox
一方、日産はモータースポーツの運営まで担うカスタマイズブランドがNISMO。
GT-Rやマーチなど豊富なラインナップがありますが、2021年8月に新型ノートオーラをベースに開発したノートオーラNISMOを発表しました。
引用:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/210817-01-j
どちらも自社を代表するコンパクトカーをベースに走行性能の向上を目的に開発されました。
トヨタならGRヤリスが有名ですが、この2台はエンジンとモーターを併用するハイブリッドモデルというのが注目ポイントです。
モーターを含めたトータルの完成度が問われてるため、純粋なエンジン搭載車に比べて開発には時間がかかったことでしょう。
電動車以外は2035年辺りで新車販売が禁止になる日本において、これからはフィットやノートが採用しているハイブリッド車が主力になります。
ハイブリッド車は燃費優先ととらえていた時代はすでに過去のものとなり、これからは走りの楽しさも重要な要素になってきます。
そんな状況で、ホンダと日産が相次いでハイブリッド車のコンプリートカーをリリースしれてくれたことは、嬉しいニュースですね。
スポンサードリンク
フィット e:HEV Modulo Xとは？
引用:https://www.honda.co.jp/ACCESS/modulox/fit/?from=modulox
■車体サイズ
全長：4000mm
全幅：1695mm
全高：1540mm
ホイールベース：2530mm
■パワートレイン
3気筒1.5Lエンジン＋2モーター
■車両本体価格
286万6600円（税込）
フィットに限らず標準モデルは、老若男女問わず幅広いニーズに対応する必要があるため、特定の要素を極めるような味付けが出来ません。
ホンダのModulo Xシリーズはそんな標準モデルをベースにより運転が楽しく乗り心地がよくなるチューニングを施したコンプリートカーです。
スポーツ走行に振ったカスタマイズではなくノーマルモデル以上の上質の走りがコンセプトとなっています。
引用:https://www.honda.co.jp/ACCESS/modulox/fit/?from=modulox
このフィット e:HEV Modulo Xも足回りや外装（エクステリア）をカスタマイズして、標準モデルでは味わえない車を操る楽しさを提供しています。
足回りではサスペンション、ダンパーはModulo X専用品を、ホイールは強度を上げたものが採用されています。
外装（エクステリア）ではエアロバンパーや空力フィンが採用され、ボンネット先端やフロントバンパー両端、前後バンパー底面の空力特性を向上させる形状となっています。
引用:https://www.honda.co.jp/ACCESS/modulox/fit/?from=modulox
これらの施策によって、リアのダウンフォースを向上させ（ノーマルフィットはフロント重視）リアタイヤの接地感が大幅に向上しています。
専用サスペンションとの相乗効果で、ノーマルフィットよりどっしりしたステアリングの操作性が得られています。
またノーマルフィットよりステアリング操作に対するレスポンスが早くなっているため、ダイレクト感のある走りが楽しめるようになっています。
スポンサードリンク
ノートオーラNISMOとは？
引用:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/210817-01-j
8月にノートオーラが発売されましたが間髪入れずにNISMOグレードが発表、2021年秋に発売されます。
引用:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/210817-01-j
■車体サイズ
全長：4125mm
全幅：1735mm
全高：1505mm
ホイールベース：2580mm
■パワートレイン
3気筒1.2Lエンジン＋モーター
■車両本体価格
286万9900円（税込）
ノートオーラがノーマルオーラに対してラグジュアリー指向なのに対して、ノートオーラNISMOは走行性能向上に特化しており明確な差別化が図られています。
ちなみに5ナンバーサイズのノーマルのノートには設定を考えていないそうです。
このノートオーラNISMOですが、走りを意識したグレードということでパワートレインの性能が気になるところ。
ちなみにノートオーラはノーマルのオーラにく食べてモーター出力が18%アップ、トルクが7%アップとなり最高出力136ps、最大トルクは300Nmに強化されています。
しかし、ノートオーラNISMOに採用される発電用の3気筒1.2Lエンジンやモーターはノートオーラと同じものが採用されていました。
あくまでセッティングでNISMOグレードとして差別化が図られています。
具体的にはアクセルを途中まで踏んでいる状態から更に加速するときも頭打ち感なく気持ちよく加速が楽しめる味付けになっています。
また空力を追求しCd値（空気抵抗係数）を維持しながらさらに空力を追求するためエクステリアは大きく変更されています。
全長はノートオーラより80mmも延長されフロントオーバーハングは＋30mm、リアオーバーハング＋50mmとなっていて、全高は20mm下げられています。
レースシーンやGT-Rの開発で得たノウハウが生かされ、直視安定性もノートオーラより大きく向上しています。
引用:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/210817-01-j
気になるモーターの加速特性ですがノートオーラのスポーツモードに相当するのものがノートオーラNISMOではエコモード扱いとなっており、この車の性格を物語っています。
スポンサードリンク
フィットModulo XとノートオーラNISMO ハイブリッドカーで走りが楽しめる！ まとめ
引用:https://www.honda.co.jp/ACCESS/modulox/fit/?from=modulox
フィットModulo XとノートオーラNISMO についてかんたんにご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか？
メーカーの手でしっかりカスタマイズされたコンプリートカーといえばスポーツ指向のモデルを思い宇かげますが、フィットとノートという国産車で定番のコンパクトカーでラインナップされたことが嬉しいですね。
激しいコンパクトカーの競争において、どちらもノーマルモデルのポテンシャルが高くなったことで実現したことだと思います。
フィットModulo X は4輪の接地感が大きく向上しステアリングとアクセルのレスポンスを向上させ、純粋な車の操縦性を追求したのに対して、ノートオーラNISMOはモーター走行の楽しさを過激なまでに打ち出しています。
ノーマルモデルとの変化の違いでは、ノートオーラNISMOの方がわかりやすくフィットModulo Xはどちらかといいえば玄人向けの味付けといっていいでしょう。
引用:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/210817-01-j
目さず方向性が大きく異なりますが、取り回しの優れたコンパクトカーに加えて車両価格はほぼ同じなので、この2台はある意味ライバルですね。
これらのモデルは試乗車が限られているのが残念ですが、ちょっと足を延ばしてでも試乗してみる価値は十分あると思いました。
ディーラーに下取りしたらもったいない!!
あなたの愛車、走行距離が
たとえ10万キロや20万キロであろうと、
値段がつかないとあきらめてはいけません。ディーラーで下取りは絶対損です。
クルマ一括査定サイトを利用して
手っ取り早く一番高く買い取ってくれる
買取業者を見つけてください!!最大10社の大手買取会社が、
競って値段をつけてくれますよ私も23万キロも走行した愛車を
30万で買い取ってもらいました!!!ディーラーで下取り価格が20万円だった車が
買取業者が70万円で
買い取られることもあります。
