トヨタ | C-HR | 販売終了がせまった後期ハイブリッドモデルを評価してみました

C-HRのハイブリッドモデルが私の会社の社有車として納車されました。
2023年7月で販売終了が決まったC-HRですが、私がトヨタ車を見直すきっかけとなった車だったのであらためて感想をまとめてみました。

トヨタC-HR 2023年に販売終了!次期モデルは海外専売に

2023年3月にトヨタの公式ホームページにC-HRが2023年7月で販売終了のアナウンスがありました。
C-HRが販売終了
この表現だとモデルチェンジしないことになりますね。
MR-Sといい、この手のネーミングのモデルは単発で終わりやすいのかな?

2017年に登場したC-HRは、トヨタらしからぬ斬新なスタイルや4代目プリウスの反動(笑)で大ヒットし一時はSUVとして初めて新車販売台数1位を獲る勢いをみせます。

しかしカローラのモデルチェンジやライバルなど他の選択肢が増えたことで急速に販売台数が落ち込み、その後マイナーチェンジも実施されましたがこの流れは変えられませんでした。
同じGA-Cプラットフォームを採用するカローラクロスの登場も大きな原因でしょうね~
モデリスタのカローラクロス
それでも中国や欧州では好評でコンスタントに売れていました。

そして2022年12月に欧州トヨタからC-HRプロローグが公開、C-HRの新型が用意されていることが判明しました。

引用:https://www.toyota.co.uk/

ハンマーヘッドデザインを取り入れながら初代のイメージを昇華させたデザインで、C-HRの個性が色濃く打ち出されていますね。
しかし、この新型C-HRは国内市場や北米市場への投入は見送られ、好調の欧州市場専売(中国市場もありそう)となるようです。
Cセグメントの手ごろなサイズのモデルだけに、国内市場から消えてしまうのはなんとも残念です...

トヨタC-HRハイブリッドモデルを評価してみました

C-HRを評価
前置きが長くなりましたが、今回お仕事で新しい相棒となったC-HR Gハイブリッドモデル(後期型)を駆って評価してみました。
過去に前期型を約3000kmほど通勤で乗っていましたので、後期型でどう変わったのかが気になるところです。

トヨタ | C-HR | 実際の燃費など試乗インプレッション

2017年7月1日

乗り込んだ第一印象

インパネやステアリングはC-HR独自のデザインが採用され、モチーフとなっているダイヤが随所に反映されたおしゃれな印象です。
カローラシリーズでも話題になっていた飛び出た感のあるディスプレイは、デビュー当時はかなり違和感がありましたが今ではすっかり慣れました。

では運転席のシートポジションを調整してみます。
手動ですが、調整幅がしっかりあって身長178cmの私でも妥協することなくベストなポジションを決められます。
シートはSUVという性格を考えればまずまずのホールド感で、ゆったり座れる印象です。

アクセルペダルは4代目プリウス同様の吊り下げ式ですが、配置にも違和感なし。

私のお気に入りがこのシフトレバーで、適度な大きさで手触りもよく2ペダルなのに意味もなく握ってしまいます(笑)
他のトヨタ車に比べて盛大にピアノブラックを使ったセンターコンソールは、ホコリや傷が目立ちやすいのがネック。

そうそう、C-HRといえばこれは取り上げないわけにはいきません。
今まで数多くの車を試してきましたが、C-HRの左後方視界の死角の大きさは間違いなくトップクラス!
これはトヨタの社内基準ギリギリとのことでマイナーチェンジで追加されたパノラマミックビューモニターがなければかなりキビしいです。

走行性能

では、スタートボタンで始動しDレンジに切り替えて車をスタートさせます。
ハイブリッドのシステムは4代目プリウスと同じで、ブレーキをリリースしてからの走り出しや加速はモーターのアシストのおかげで普通にスムーズ。
普段は社有車の3代目や4代目のプリウスに乗っていますが、動力性能ではC-HR固有の差はほとんど感じられません。

時々発生するアクセル操作とリンクしないエンジンのうなりも個人的にすっかり慣れているので抵抗なし。
普段は軽量コンパクトカーのスイフトスポーツに乗っている立場でも、かったるさは微塵もありません。

しかしハンドリングは明確にプリウスと差別化されています。
アクセルの踏み込みやステアリングの操作を通じて少し一体感があり、乗り比べるとレスポンスもC-HRが一枚上手といった印象があります。

市街地や自動車専用道での走行で好印象の後期型C-HRでしたが、ワインディングロードを流してみるとマイナーチェンジ後の違いを実感してしまいました!
3~4代目プリウスに比べてフットワークはいいものの、コーナーリングで前期型のフラットな操縦安定性がほぼ感じられません。
前期型に乗っていたのは5年も前で当時とタイヤも異なりますが、それでも明らかに乗り味の違いはわかります。
なにしろ前期型のハンドリングに惚れこんで、C-HRをマイカー候補にしていた位ですからね~

これはちょっと残念と同時にあらためて前期型トルコ製ザックスダンパーの出来を見直すきっかけになりました。(後期型はKYB製)
ただしこの不満は前期型の乗り味を知っている人だけの話で、普通に運転していれば後期型で何の問題もないでしょう。

後期型がダメなのではなく、前期型があまりに良すぎたという印象です。

乗り心地など快適性


C-HRは最低地上高がわずか140mmのSUVですが、それでもプリウスと比べてアイポイントの高さは街乗りにはちょうどいい感じ。

SUVに感じやすい重心の高さも気にならず、カローラスポーツやBRZなど背の低い車に乗っていた身としては、このC-HRは心地よいですね。

18インチの大径タイヤながら路面からの衝撃もマイルドで突き上げもなく、この乗り心地で文句をいう人もいないと思います。

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トヨタ C-HRの概要

C-HRが販売終了

フロントマスクは2019年のマイナーチェンジで若干変更が加えられましたが、ストームトルーパーの印象は変わりません(笑)

躍動感のあるプロポーションは今見ても新鮮で個性的ですね。

リアウインカーはミニミニシーケンシャル仕様となっています。

GA-Cプラットフォームを採用したC-HRは、プリウスやカローラシリーズの兄弟車という位置づけになります。
全長:4385mm
全幅:1790mm
全高:1550mm
ホイールベース:2640mm
最小回転半径:5.2m
車両重量:1440kg (G/ハイブリッド)
タイヤサイズ:225/50R18

おなじみのTHS-Ⅱのハイブリッドモデルと1.2Lガソリンターボモデルがあります。
ハイブリッドモデルの仕様は以下のとおり。
最高出力:98PS(エンジン)+ 72PS(モーター)
最大トルク:142Nm(エンジン)+ 163Nm(モーター)
駆動方式 : FF
燃料タンク容量 : 43L
WLTCモード燃費 : 25.8km/L 

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C-HR 販売終了がせまった後期ハイブリッドモデルを評価してみました まとめ


販売終了が確定したトヨタのC-HRの個人的な評価をお届けしましたが、いかがだったでしょうか?

事あるごとに書いてきましたが、C-HRは私にとって非常に印象深いモデルでマイカーではないものの愛着を感じていました。
今回、運よく社有車として乗れることになり会社には感謝!これで社有車はすべてTHS-Ⅱになりました(笑)

そんなC-HRですが残念ながら1代限りで日本市場から消えてしまうのは非常に残念な思いです。
カムリの廃止などトヨタはモデルを集約していく方針なので仕方がないとはいえ、そこは流行りのSUVなので残しておいて欲しかった....

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