2018年12月17日の4代目プリウスがマイナーチェンジを実施しました。
引用:https://toyota.jp/prius
デザインで良くも悪くも注目を集めたモデルだけに期待していた人(特に乗り換えを控えた3代目30プリウスオーナーの人)も多いでしょうね。
その注目のデザインは別記事でまとめていますので、今回はマイナーチェンジしたプリウスの装備についてチェックしてみました。
2018年マイナーチェンジしたプリウスの装備は?
装備面で前期型との大きな違いを挙げてみると以下の通りです。
・トヨタセーフティセンスが全車標準装備に
・リヤクロストラフィックアラート〈RCTA〉が新たに追加
・シートベンチレーション(運転席・助手席)が新たに追加
・11.6インチT-ConnectSDナビゲーションシステムが選択可能に
・コネクティッドサービスが全車標準対応に
それぞれ詳しく見ていきましょう。
トヨタセーフティセンスが全車標準装備
引用:https://toyota.jp/prius
従来「A」グレード以上で標準装備となっていたトヨタセーフティセンス(TSS)が全グレードで標準装備となりました。
トヨタの看板モデルであるプリウスなんだからこれは当然でしょうね。
・プリクラッシュセーフティ
・レーダークルーズコントロール
・オートマチックハイビーム
・レーンディパーチャーアラート
今回、プリウスに標準装備となったトヨタセーフティセンスですが、残念なことに新型のクラウンやカローラスポーツに採用されている最新のトヨタセーフティセンスに比べて以下の機能が省かれています。
・レーントレーシングアシスト(LTA)
→ステアリング制御による車線中央維持機能
・ロードサインアシスト(RSA)
→道路標識をディスプレイに表示する機能
この他、プリクラッシュセーフティについては自転車や夜間歩行者の検出には対応していません。
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リヤクロストラフィックアラート〈RCTA〉が新たに追加
引用:https://toyota.jp/prius
駐車場からバックで後退するときに、死角になって見えない左右後方から接近してくる車両を検出します。
インジケーターの点滅とブザーによりドライバーに注意をうながしてくれます。
以下のグレードにT-Connect SDナビゲーションシステムまたはナビレディセットとセットでメーカーオプションとなります。
Aプレミアム“ツーリングセレクション”
Aプレミアム
A“ツーリングセレクション”
A
欲をいえば警告だけでなく自動ブレーキ付きのリヤクロストラフィックオートブレーキにしてくれたらいいのに...
シートベンチレーション(運転席・助手席)が新たに追加
引用:https://toyota.jp/prius
シートヒーターはかなり普及してきましたが、こちらのベンチレーションはまだまだ採用している例は少ないです。
夏場などシートにこもった熱気を逃がしてくれるため背中が蒸れずにすみ、一度使うとクルマ選びの条件にしてしまいたくなる快適装備です。
(シートヒーターとは逆ですね)
しかも、レクサスと同様に熱気を吸い込む方式です。
最近になって高級車を中心に装備されるようになってきましたが、まさかプリウスに設定されるとはちょっと驚きです。
以下のグレードに標準装備となります。
Aプレミアム“ツーリングセレクション”
Aプレミアム
11.6インチT-ConnectSDナビゲーションシステムが選択可能
引用:https://toyota.jp/prius
前期型では特別仕様車の20th Anniversary Limitedでのみ選択できたプリウスPHVに設定されている11.6インチT-ConnectSDナビゲーションシステムがメーカーオプションと選択できるようになりました。
テスラ車みたいにタブレットのような大きな画面にあこがれている人にとっては朗報?です。
以下のグレードにナビレディセットとセットでメーカーオプションとなります。
Aプレミアム“ツーリングセレクション”
Aプレミアム
A“ツーリングセレクション”
A
ただし...機能と価格がネックとなります。
DVDやブルーレイはもちろんHDMI接続も非対応です。
このため、この11.6インチのモニタで動画を見るにはUSB接続しかありません。
さらに困ったことに凄まじい価格設定となっています。
JBLプレミアムサウンドシステムという10スピーカー/アンプとのセット構成の価格は...
428,760円!
う~む、JBLプレミアムサウンドシステムが含まれているとはいえこの価格はオプションが高いことで有名なアウディも顔負けですね。
9インチナビやiPad PRO(12.9インチ/111,800円)が安く感じてしまいました(汗)
動画の再生目的やT-Connectをあまり活用しないなら社外品のナビゲーションがもっとお安く買えますので、じっくり検討することをおススメします。
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...というのも、下のように2分割で使用するのであればナビゲーションに関しては9インチナビの方が見やすいです。
引用:https://toyota.jp/prius
また、11.6インチのナビを選択するとエアコン操作は温度設定以外の操作をタッチパネルでおこなうことになります。
コネクティッドサービスが全車標準対応に
引用:https://toyota.jp/prius
DCMという専用通信機がプリウスに標準装着されており、トヨタスマートセンターとの通信により様々なサービルが提供されています。
■ オペレーターサービス
■ エージェント(音声対話サービス)
■ マップオンデマンド/ハイブリッドナビ
■ マイカーSecurity(うっかり通知)
■ ドライブ診断
■ eケア(走行アドバイス)
マイカー登録後3年間はこれらのサービスが無償で提供されます。
スマートフォンでLINEを使った目的地設定や、走行可能距離、ドアロックなど車の状態が確認できるようになっています。
オペレータやエージェントによる目的地設定や地図無料更新もいいのですが、セキュリティ機能が標準装備なのは心強いですね。
従来のオフラインの音声検索は使い勝手がよくありませんが、エージェントなどオンラインによる音声検索はなかなか優秀ですよ。
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プリウス 2018年のマイナーチェンジ そのほかの変更点
今回のマイナーチェンジで目についたその他の変更点をまとめてみました。
センターコンソールとステアリングパネルはすべてブラック加飾へ
引用:https://toyota.jp/prius
陶器や〇器みたいといろいろ物議をかもしたホワイトパネルが廃止されブラックパネルに統一されました。
同じホワイト加飾でも、BMWのように効果的な魅せ方もあるんですけどね~
おくだけ充電が大きなスマートフォンに対応
引用:https://toyota.jp/prius
メーカーオプションで設定されていたおくだけ充電のスペースが拡大され、6インチ以上の大きなスマートフォンでも利用できるようになりました。
iPhoneも大画面モデルばかりになってきましたのでこれは嬉しいですね。
シートヒーターのスイッチがセンタコンソールの手前に移動
前期型では奥まった位置にあったシートヒーターのスイッチがセンターコンソールの手前に移動しました。
プリウス マイナーチェンジ 2018 ここが気になる
今回のマイナーチェンジでもツーリング系は装備でも差別化されています。
フロントバンパー両サイドにはツーリング系ではLEDアクセサリーランプが標準装備、対して15インチ仕様の非ツーリング系だと黒いカバーで覆われています。
ツーリング系
非ツーリング系
このツーリング系標準装備のLEDアクセサリーランプはオプションで設定されていないので非ツーリング系に付けることが出来ません。
個人的にはなんだかフタみたいで廉価グレードという印象が...
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プリウス マイナーチェンジ 2018 気になる装備をチェック まとめ
デザインに手を加えた今回のマイナーチェンジは、おそらく4代目プリウスにおいて最大の見直しタイミングだといえます。
4代目プリウスがデビューして早3年が経過し、性能で見劣りする安全運転支援システムが最新に置き変わるものと誰もが思っていたのですが、残念ながら最新のセーフティセンスの機能でレーントレーシングアシストなど見送りとなりました。
コストや設計の見直しなど事情があるんでしょうけど、先進装備に関しては逆にリードしてほしいプリウスだけに何とも引っかかるマイナーチェンジでした。
トヨタとしては現行プリウスにはデザイン変更が最優先課題と考えていたということになりますね。
もしかして、カローラスポーツや次期新型カローラセダンに目を向けさせるためにワザとだったりして....
それにしても今回もブラインドスポットモニターなど装備面で「A」グレード以上を差別化していますね~
それでも今回のマイナーチェンジで3代目プリウス(ZVW30)からの乗り換えがすすみそうです。
新しくなったプリウスは今後も引き続きチェックしていきますね。
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