トヨタセーフティセンスの第二世代が登場! 搭載車は?

トヨタセーフティセンス「Toyota Safety Sense」の現状について

トヨタの安全運転支援システムには低コスト版の「Toyota Safety Sense C」と上位版にあたる「Toyota Safety Sense P」があります。

「Toyota Safety Sense P」は2015年の夏にマイナーチェンジしたランドクルーザーから採用されたのが最初です。

主に以下の機能が特徴です。

■プリクラッシュセーフティーシステム(自動ブレーキ)

■レーダークルーズコントロール(アダプティブクルーズコントロール)

■レーンディバーチャーアラート(車線逸脱警報)

■オートマチックハイビーム(ハイビーム/ロービーム自動切り替え)

当初はレーダークルーズコントロールも全車速対応ではなかったのですが、モデルチェンジしたプリウスから全車速対応となり完全停止もサポートされるようになりました。

ACC(アダプティブクルーズコントロール)を搭載する車種一覧

2017年10月13日

また現行のプリウスからレーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)も警報だけでなく、ステアリング制御が追加されています。

その後、プリウス以上の車格であるプリウスα、ミライ、CH-R、ハリアー、カムリ、クラウン、マークX、アルファード、ヴェルファイア、ランドクルーザーに採用されています。

「Toyota Safety Sense P」の実力ですが、JNCAPという独立行政法人の自動ブレーキの比較テストにおいてホンダより優秀でしたが(というよりホンダが酷すぎた?)、スバルやマツダには差を付けられていました。

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トヨタセーフティセンス「Toyota Safety Sense」 第二世代の登場

トヨタはミリ波レーダーを使用しない「Toyota Safety Sense C」とミリ波レーダーを使用した「Toyota Safety Sense P」の二つを車格に応じて使いわけていました。

しかし2018年以降に登場する車は”C”と”P”が統合された「Toyota Safety Sense」に切り替っていく予定です。

ホンダはこの「Toyota Safety Sense」に匹敵する「ホンダセンシング」を軽自動車のN-BOXにも採用しており、トヨタとしては車格を問わずに安全性能の底上げが急務となったのです。

新しい「Toyota Safety Sense」は、基本的に「Toyota Safety Sense P」の機能を強化したものになります。

構成されるハードウエアは「Toyota Safety Sense P」と同様に単眼カメラとミリ波レーダーとなります。

ミリ波レーダーは高価なため、低コストが求められるコンパクトカーには採用していませんでしたが、そこはトヨタの量産効果により調達コストの見通しがついたようですね。
数で劣るライバルメーカーには頭の痛い話です。

そのミリ波レーダーですが、CH-R、カムリあたりから新型が採用されており、部品メーカーもデンソーだけでなくドイツのコンチネンタル社製も採用されています。

従来の「Toyota Safety Sense P」に加えて新たに追加される機能は以下の通りです。

レーントレーシングアシスト(車線中央維持)

レーントレーシングアシストにより高速道路や自動車専用道路ではACCを併用して車速とステアリング制御を車に依存することができそうです。
(....とはいってもステアリングから手を離せば解除されるので手放し自動運転と勘違いしないように)
この機能は国内メーカーでは日産、スバル、マツダが対応していますが、メーカーにより反応速度に差があるようです。

夜間や死角からの歩行者、自転車を検知

夜間や死角からの歩行者や自転車の認識は、技術的にハードルが高く今までボルボなど一部のモデルしか対応していませんでした。
今回、トヨタでは初めての対応となります(自転車は昼間のみ対応)

ロードサインアシスト(制限速度など標識の情報を表示)

ロードサインアシストも欧州メーカーやマツダがすでに実用化しています。

このように安全システムでリードしていたスバルやマツダに引けを取らない内容が盛り込まれています。

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トヨタセーフティセンス「Toyota Safety Sense」 第二世代の搭載車は?

この第二世代となる「Toyota Safety Sense」(トヨタセーフティセンス)を最初に搭載したが、2018年1月に大がかりなマイナーチェンジを実施したアルファード/ヴェルファイアです。

今回のマイナーチェンジでは好き嫌いがさらに分かれそうなフロントのデザインが話題になりそうですが、個人的には新世代の「Toyota Safety Sense」の採用を一番注目しています。

このアルファード/ヴェルファイアを皮切りに、モデルチェンジしたクラウン、カローラスポーツ、さらに今後モデルチェンジが予定されているカローラ、プリウスα、アクアやマイナーチェンジが予定されているプリウス、シエンタに採用されます。

ただ車格によってはレーントレーシングアシストなど割愛される機能があると思われます。

 

トヨタセーフティセンス「Toyota Safety Sense」の第二世代が登場! 搭載車は?  まとめ

第二世代となった新しい「Toyota Safety Sense」は、ライバルに遅れをとっていたトヨタの安全性能を一気に逆転することになりそうです。

自動ブレーキのパイオニア的な扱いで、様々な比較テストでも優れた結果を出してきたスバルの「Eye-Sight」(アイサイト)。

ステレオカメラを武器に独自開発を続けてきましたが、ここにきてライバルの性能向上で差別化が難しくなっています。

またステレオカメラは単眼カメラと比較して視野角が狭いため、遮蔽物から飛び出しには苦慮しています。

多くのラインナップと販売台数を誇るトヨタが、この「Toyota Safety Sense」を採用することにより国内市場ではさらにトヨタの1強状態になってしまわないか心配ですね~

これを機にホンダや日産を含む国内メーカー各社の安全システムの性能向上に拍車がかかることを期待したいですね。

というか、もう自動ブレーキは全車標準装備にすべきでは?

トヨタセーフティセンス搭載車でLTA(レーントレーシングアシスト)を試してみました

2018年8月12日

 

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