ルノー | メガーヌRS | トロフィー | 乗り心地などスイフトスポーツオーナーの立場で試してみました

メガーヌRS トロフィーの乗り心地を評価

気になっていたメガーヌR.S.トロフィーを1日試す機会を得ました。
スイフトスポーツ乗りの立場でステアリングを握ってみた感想をまとめてみました。

メガーヌR.S. いつまでも印象に残っている車

ルノーメガーヌRSのエクステリア
メガーヌR.S.を初めて試乗させていただいたのが約2年前。
その後もいろんな車を試させてもらいましたが、それでもメガーヌR.S.だけは今も強烈なインパクトが残っていました。

ルノー | メガーヌRS | スポール | 試乗して評価してみました

2020年4月20日
以前乗っていたBRZや今のマイカーであるスイフトスポーツも、一度乗った後にあらためてじっくり乗りたくなった車でした。

そこでメガーヌR.S.をじっくり1日運転してあらためて評価してみることにしました。

 
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メガーヌR.S.トロフィー 乗り心地や走りをチェック

今回お借りしたメガーヌR.S.のトロフィーというモデル。
トランスミッションはEDCという2ペダルの6速DCTです。
メガーヌRS トロフィーの乗り心地
今でこそノーマルのR.S.も300PSですが、トロフィーは更にサスペンションを硬めスポーツ走行に特化した高性能モデルの位置付けになります。

タイヤはミシュランのパイロットスポーツ4Sで前後異径サイズで、ブレーキはブレンボのシステムが採用されています。
メガーヌRS トロフィーの乗り心地
トロフィーはアルカンターラのレカロシートが標準になります。
身長178cmの私でもシートサイズにゆとりがあり、手動式とはいえベストなドラポジが決められました!
座った印象はそれほどサポート性があるようには思えませんが、身体をしっかり保持されてロングドライブでも疲れ知らずでした。
メガーヌRS トロフィーの乗り心地

ステアリング左奥にあるスタートボタンを押してエンジン始動。
始動直後は「フォォン!!」と1回空ぶかしがおこなわれます。
エンジン音は普通の車?より賑やかなものの見た目に反して常識的な音量で近所迷惑を気にするほどでもないかな?といったレベル。
冷間始動時のBRZの方が、まだうるさいです。

ではシフトレバーを操作して車をスタートさせます。
電動パーキングブレーキは自動で解除してくれる仕組みです。
メガーヌRS トロフィーの乗り心地

走り出してから流れに乗るべく加速していきますがアクセルと速度のレスポンスは違和感なし。
加減速、停止や交差点の右左折を繰り返して思うのが、操作性にクセがなくステアリングやペダル操作のタッチが軽いこと。
生粋のスポーツカーである見た目に反して、乗り手を選ばないフレンドリーなインターフェースになっています。
とはいえステアリングを通じてロードインフォメーションはしっかり伝わってきます。
メガーヌRS トロフィーの乗り心地
気になるトロフィーの乗り心地ですが、確かに脚の硬さは感じるものの路面の大きな入力でも身構えるほどの衝撃とはいえず、スイフトスポーツオーナーにとっては全然問題なし。
どれだけ跳ねるのか?とレーシーな乗り味を覚悟していましたが、と少し拍子抜けです。
もちろん路面の状況で大きく左右されますが、路面からの衝撃も不快な感触ではありません。

市街地で運転モードをコンフォートとニュートラルを切り替えてみましたが、鈍感な私にはあまり明確な違いは感じられません。
そしてワインディングロードへ差し掛かったので、いよいよスポーツへ変更してみます。
メガーヌRS トロフィーの乗り心地
そしてアクセルを踏み込むと「クウォーーーーーーーン」とエクゾーストの快音がキャビンに響き渡ります。そうコレコレ!
以前メガーヌR.S.を試乗して以来、このサウンドが私の心を掴んていったのです。
これはトロフィーに限らずメガーヌR.S.共通で、エンジンを回す快感に酔いしれることが出来ます。
メガーヌRS トロフィーの乗り心地一般公道での走行なのでノーマルとトロフィーのエンジンの違いまでは体感できませんでしたが、もう十分過ぎるトルクと俊敏なアクセルレスポンスです。
いくらスイフトスポーツが軽さを武器に加速がいいといっても、この迫力の加速には到底かないません。

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メガーヌRS トロフィーの乗り心地
大きなパドルシフトは残念ながら固定式ですが、操作性は抜群で無意味にシフトアップダウンを繰り替えてしまう始末(笑)

そしてワインディングで真価を発揮するのが、メガーヌR.S.の4コントロールこと4WSの機構です。
ステアリングを切りこむとグイグイとドライバーの想定の上をいく舵角で曲がっていきます。
これはトルクステアのようなモノではなく、無意識に身体が順応するようになるので操舵量を含めて楽にコーナーをクリア!

Rがきついイカーブほどその恩恵は絶大で、ワイドな車体にもかかわらずヘアピンカーブも抵抗がありません。
「こんなの反則だ~」とニヤニヤしながら、ひたすらワインディングを攻めてしまいました(笑)

低速では後輪が前輪と逆方向、高速では同方向にわずかに補正される仕様になっていて、低速では回頭性、高速では安定性につながります。
メガーヌRS トロフィーの乗り心地
一般公道では贅沢すぎるパイロットスポーツ4Sと4コントロールのコンビネーションは、ワインディングロードで抜群の楽しさを提供してくれました。

これ、ジムカーナに持ちこんだらどうなるのか興味津々です。

やはり、BRZやスイフトスポーツに乗った今でもメガーヌR.S.に感じていた魅力は全く色あせていませんでした。

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ルノー メガーヌRS トロフィー 乗り心地などスイフトスポーツオーナーの立場で試してみました まとめ

メガーヌRS トロフィーの乗り心地

スイフトスポーツオーナーの立場でルノーのメガーヌR.S.トロフィーを試してみた感想をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

コーナリングが楽しめて踏むとサウンドに酔いしれることができ、スポーツカーとして見た目も実力も十分な魅力を持っていました。

乗り心地も身構えるほどのスパルタンさはありません。
メガーヌRS トロフィーの乗り心地
そして4コントロールはやはり面白い!
スイフトスポーツをはじめFF車では特にスポーツ走行でアンダーを出さない様苦労していますが、それをあざ笑うかのごとくあっさりとコーナリングが完了してしまいます。

ちなみに今回の試乗でメガーヌR.S.のローンチコントロールを試し忘れたのが悔やまれます。

ここ最近は日産フェアレディZやホンダのシビックタイプRが、話題をさらっていますが、実際に所有して走ることを前提にすれば、私は迷わずこのメガーヌR.S.をチョイスします。
フェアレディZの400psものハイパワーFRは一般公道に限らず乗り手を選び、シビックタイプRの最小回転半径5.9mはかなりのシーンで取り回しに苦労します。

その点、メガーヌR.S.は本格的な速さを追求しながらも乗りやすい車に仕上がっており、誰にでも扱いやすいスポーツカーではないでしょうか?
最新のメガーヌR.S.はアダプティブクルースコンロトールにオートホールドまで付く快適仕様となりました。

さすがに日々の通勤には使えませんが、走りを楽しむためのセカンドカーとして筆頭候補ですね。

大きな特徴の一つで唯一無二といっていい4コントロールですが、現在ではメガーヌのR.S.シリーズのみとなってしまったのが残念です。

もし、機会があればぜひ試してみてください。
きっと4コントロールにあなたも衝撃を受けることでしょう。

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