VW | ゴルフ8 | GTI | スイスポオーナーの立場で試乗して評価してみました

VWゴルフ8GTIを試乗して評価

2022年に登場したゴルフ8 GTIに試乗してみました。
クラスは違えど同じホットハッチであるスイフトスポーツ乗りからみた感想をまとめてみました。
新型ゴルフ8に試乗して評価してみた

VW ゴルフ8 GTIを試乗して評価してみました

今回試乗させて頂いたのは、メーカーオプションでDCCという電子制御サスペンションとフロント電子制御LSDの装着車となります。
VW ゴルフ8 GTIを評価
では、さっそく運転席に乗り込んでシートポジションを調整してみます。
てっきり電動かと思いきや手動調整式でしたが、すんなりとベストなドライビングポジションが決まりました。
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シートはノーマルのゴルフよりサイドサポートが強化された形状ですが、シートサイズが大きいので思ったよりホールド感は乏しいですね。
身長178cmの私でそう感じるので、多くの人はスポーツモデルにしてはサポート性が物足りないかもしれません。
この点はしっかりホールドしてくれるスイスポの方が好ましく感じました。

ゴルフは太いCピラーを採用しているものの、左後方視界も悪くありません。
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インパネの造形はノーマルゴルフと同じでインターフェースの多くが賛否両論のタッチ式になっています。
使用感はともかくピアノブラックと同じなので指紋など手あかが心配。
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では、エンジン始動、車をスタートさせます。

走行性能
アイドリングからして遮音が効いているのかスポーツモデルとしては十分穏やかな音量で、振動も全く気になりません。
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そして動き出しは非常に軽やか。そしてステアリングも軽い!
コンフォートモードではノーマルゴルフに近いフィーリングですね~
勝手に重厚なイメージを抱いていましたが、完全に拍子抜けです。

速度の伸びは素早く、気が付けば簡単に60km/hを超えてきます。
試しに少し踏み込んでみると速度表示を見て「こんなに出ていたのか!」という有り様。
非常にスムーズな加速が得られるもののトルク感が乏しい気がします。
軽く踏み込んでもGを感じることもなくスルスルとスピードがのっていくので速度感が麻痺しそうです。
これでブーストをかけたらどうなることやら(笑)
動力性能に文句の付けようがありません。

そしてこのGTIはスピーカー出力の吸排気サウンドも魅力的でした!!
Dレンジでは中々難しいですが、パドルシフトでギヤを操作して引っ張ってやれば気持ちのいい音を聴かせてくれます。
音色も整っていて個人的に好みの部類です。

ステアリングは細すぎず太すぎず材質も含めて手によく馴染みますね。
ハンドリングは、スポーツモードにしてもまだまだタッチが軽い気が...
カスタムモードでパラメータを調整して上限付近までもっていかないと個人的に手応えがやや希薄な印象です。
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それにしてもこのGTIはFFにもかかわらず終始オーバーステア感があります。
内側ブレーキ制御やDCCパッケージのおかげで、少しオーバースピード気味でカーブに差し掛かっても難なくクリア。
かなりかしこい制御でドライバーをアシストしていることが実感出来ます。
いきなりこの車をマイカーにすると、自分の腕を過信してしまわないか心配になってきます。
これなら初心者でもスポーツ走行でそこそこタイムを出せるかもしれませんね。

乗り心地など快適性
結論として非常に乗り心地がいいです。脚がよく路面に追従していて突っ張った印象は皆無です。
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脚周りをやや引き締めるスポーツモードであっても、路面の衝撃は打ち消されていて快適でした。
これまたスポーツモデルにしては、ジェントル過ぎる気もしてきます。
もちろんファミリーカーとしても何の問題もないでしょうね~

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VW ゴルフ8 GTIの概要


8代目となったゴルフではこのGTIとTDIのみ純エンジン車となり、他はマイルドハイブリッドとなっています。
高性能モデルですが、全幅は1790mmに抑え小回りもきくので日常の取り回しは全く問題ありません。

全長:4295mm
全幅:1790mm
全高:1465mm
ホイールベース:2620mm
最小回転半径:5m ←スイスポより小さい!
車両重量:1430kg

GTIのパワートレインは2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジンと7速湿式DCT(デュアルクラッチトランスミッション)で構成されています。
最高出力:245PS/5000-6500rpm
最大トルク:370Nm/1600-4300rpm
駆動方式 : FF
燃料タンク容量 : 51L
WLTCモード燃費 : 12.8km/L

メーカーオプションで電子制御サスペンションとフロント電子制御LSDが選択でき、乗り味やコーナリング性能を向上させることが出来ます。
費用対効果が抜群で、走りを追求したモデルだけにぜひ選択したいですね。

タイヤサイズは前後共通でDCC搭載で235/35R19、ノーマルで225/40R19となっています。
タイヤはグッドイヤーのイーグルF1スーパースポーツを履いていました。
VW ゴルフ8 GTIを評価

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VW ゴルフ8 GTI スイスポオーナーの立場で試乗して評価してみました まとめ

VW ゴルフ8 GTIを評価
スイフトスポーツ乗りの立場で新型となったゴルフ8 GTIを試乗した感想をお届けしましたが、いかがだったでしょうか?

GTIは数値的にもパワーやトルク、本体価格などスイスポの2倍以上と、全く別格のホットハッチです。
実は旧型も含めてGTIグレードに乗るのは今回が初めてなので、とても楽しみにしていました。

この車、19インチでも路面に関係なく非常に乗り心地がよく、誰もが気持ちよくワインディングを楽しめる味付けになっていました。
脚がしっかり動くうえに、制御も手伝ってとてもよく曲がってくれます。
特に電子制御のLSDの効果は大きく、ここまでくるとFFのネガはほとんど感じられないのではないでしょうか?
運転スキルを要求されることもなくスポーツモデルにありがちなクセの強さは皆無、ホットハッチというよりGT的な性格が見て取れます。

先日、ルノーメガーヌR.S.というホットハッチを試す機会がありましたが、あちらは期待を裏切らない生粋のスポーツモデルでした。
ゴルフ8 GTIと比べれば、荒々しさもあり少し乗り手を選ぶ味付けなのでとても対称的。

メガーヌRS トロフィーの乗り心地を評価

ルノー | メガーヌRS | トロフィー | 乗り心地などスイフトスポーツオーナーの立場で試してみました

2022年9月18日

まさにゴルフ8 GTIは「優等生スポーツモデル」という表現が似合います。出来杉くんです。
VW ゴルフ8 GTIを評価
おまけにトラベルアシストという渋滞から高速道路までをカバーする速度制御やステアリング操作のアシストが標準装備され、日常使いでもドライバーの負担を大幅に軽減しれくれます。
ドイツ車共通ですが、レーンキープ機能はかなりの曲率のカーブも追従してくれます。

諸費用込みで600万に届きそうな値付けですが、装備やパフォーマンスを考えれば相応の価格に思えてきます。
この価格帯になると魅力的なライバルも多いですが、機能の充実度や扱いやすさはトップクラスでしょう。

そんなGTIでも不満はあります。
ユーザーインターフェースについては他の方も指摘されていますが、私の場合ノーマルのゴルフでも指摘しましたが、オートハイビーム機能が60km/h以上でないとハイ/ロー切替がおこわれないことです。
これだと自動車専用道路や高速道路でしか使えないことになり、暗い道やワインディングでは機能しません。
毎日夜間を長時間運転する私には大きな問題になります。軽自動車でも機能するだけに歯がゆいです。

本来、ゴルフ8には30km/hから動作するIQライトというアダプティブヘッドライトがあるはずですが、スタッフさんによるとハイビームの配光にはなっていないんだとか?一度夜間走行でチェックしてみたいところです。
...とまあ、難癖を付けるとしたらコレくらいしかありません。

ゴルフ8 GTIは誰もが扱いやすい快適な高性能スポーツカーでしたが、「すぐにでもスイスポから乗り換えたいか?」と問われればNO。

GTIはサーキットはもちろん、ジムカーナも楽しめそうでおそらくスイスポを知らなければ相当惹かれてたと思います。

人間というのはぜいたくなもので車の出来が良すぎると、ドライビングスキルを極める気が起きなくなったり車に乗せられている感が付きまといます。

また、加速はスイスポの方が楽しさを感じました。

もちろん「涼しい顔してスポーツドライビング」というのも一つの在り方だと思いますが、今の私の好みは汗をかく方を向いているようです。

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