オークションや通販でホイールを選ぶときに見落としがちなポイントとは?

冬や春になるとタイヤ交換をしている人にとってホイールの調達は必要不可欠です。
ホイール探しでオークションや通販は定番ですが、対面でやり取りする店頭販売と違いホイールの選定は自己責任となります。
そこでホイール選びで見落としがちなチェックポイントをご紹介していきます。

はじめに確認しておくべきタイヤ、ホイールの情報

ホイールを選ぶときは、PCDとボルト穴数(後述)からチェックすると思いますが、まず純正装着のタイヤとホイールの仕様を把握しておくことが大鉄則となります。

ところがタイヤサイズはタイヤの側面に刻印されているので簡単に確認出来ますが、ホイールのサイズや仕様はホイールの内側をチェックしないといけないのでタイヤを外さないと確認出来ません。

この場合、まず車のマニュアル(取扱説明書)をチェックしてみます。

たいてい車両情報、メンテナンスデータといった項目にタイヤ・ホイールの仕様が記載されています。

引用:https://toyota.jp/corollasport/

引用:https://www.subaru.jp/brz/brz/
タイヤとホイールサイズは複数ありますが、これはグレードにより装着タイヤが違うためですね。

まずタイヤサイズから見ていきます。

タイヤサイズは、タイヤ幅/扁平率 R リム径 という並びで表記されています。

ちなみにRとはラジアルタイヤのことで、競技用でもない限りR以外の表記はありません。

タイヤ幅‥太いほどグリップ性能は向上しますが、ロードノイズや燃費は悪化します。

扁平率‥サイドウォールの高さを表し大きいほど乗り心地がよくなりますが、操縦安定性とタイヤの剛性感は悪化します。

リム径‥俗に言うホイールサイズを指します

 

次にホイールサイズです。スポークの内側に凸文字で記載があります。

ホイールサイズは、リム径 ✕ リム幅 フランジ形状 という並びで表記されています。

リム径‥タイヤサイズにもあるものと同じです

リム幅‥ホイールの奥行(幅)に相当し、タイヤ幅はこれに適した数値になっています。

フランジ形状‥ほとんどのホイールはJまたはJJとなっており、他にもK、Lなどがあります。

更にホイールサイズに加えて次にボルト穴数PCDがあります。
これは車両側のホイールを固定するボルト配置の仕様なのですが、意外に取扱説明書に記載されていない場合もあります。

そもそも、この2つが一致しないとホイールが固定できませんので、一番最初にチェックすべき項目といえます。

ボルト穴数‥軽自動車やコンパクトカーだと4穴,それ以外はほとんど5穴が多いですね

PCD‥ボルト穴の中心を結んだ円の直径(ピッチ)で、国産車は114.3または100がほとんどです。

100を採用しているの車には、一部のトヨタ車(プリウス、カローラなど)とスバル車(インプレッサなど)があります。

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見落としがちなホイールのチェックポイントとは?

タイヤサイズとホイールのサイズ、仕様が判明したのでこれでOK、あとはこれを基準に探してください!
...といいたいところですが、まだ重要な情報が足りません!!

それがハブ径という仕様です。

ハブ径とは車体側のホイール取付面にある中央の穴のサイズを表します。

当然ながらホイール側のハブ径が、この車体側のハブ径以上のサイズでなければホイールがはまらず取付できません。
また、センターキャップのサイズもホイールによって異なってきます。

ホイール側のハブ径は多少大きくても、隙間を埋めるハブリングというスペーサーがありますので問題ありませんが、小さい場合は物理的に装着は無理です。

ハブ径を拡大するために専門業者に依頼し切削して広げる手もありますが、4本加工するので費用もかなりかかります。

この需要なハブ径の情報ですが、取扱説明書には純正ホイールの使用を前提にしていため記載されていないことが多いのです。

メンテナンスマニュアルなど整備スタッフ用のマニュアルには記載されているので、ディーラーでたずねるのが一番確実でしょう。
また、メーカーのQ&A、よくある質問欄などにも記載されていることがあるのでチェックしてみてください。

 

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オークションや通販でホイールを選ぶときに見落としがちなポイントとは? まとめ


オークションや通販でホイールを買うときに見落としやすいポイントについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

車用SNSのみんカラでも、ハブ径が合わなかったという書き込みをよく目にします。

こうして偉そうに紹介している私ですが、ホイール選びにおいてハブ径でしっかりやらかしています。
トヨタのカローラスポーツからスバルのBRZに乗り換えた時、同じ5穴のPCD100、インセット(オフセット)もリム幅も似た数値だったので、冬用タイヤセットはそのまま流用できると目論んでいました。
ところが冬を迎えて、いざ交換しようとしたら...ホイールが奥まで入らない!!
原因はホイール側ハブ径が小さかったことが原因なのですが、さらに追い打ちをかける事実が判明!

このホイール、デザイン上ボルト穴周りが深いため専用ナットを必要とします。
専用ナットはトヨタのねじピッチで設計されているためスバルのBRZのねじピッチ1.25とは合わないのです。
これは盲点でした~、おかげで慌ててスタッドレスタイヤを調達する羽目になってしまいました。、

今回はハブ径を取り上げましたが、このようにナットの問題をはらむケースも出来てきますので、十分な確認が必要というわけですね。
ちなみに履けたとしてもこんな悲劇もあります(笑)

ホイール選びは、ついデザインや価格、さらにはインセットやリム幅で選びがちですが、選定は非常に奥が深いので十分お気を付けください。

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