ハイブリッド車の代名詞ともいえるトヨタのプリウス。
4代目となった現行型は2018年にマイナーチェンジを行いエクステリアの変更や走行性能の見直しが実施されました。
今回はプリウスと同じCセグメントのハッチバックを調べ倒して独断と偏見でライバルを選定、比較してみました。
プリウスとライバル車種を徹底比較 プリウスのライバルとは?
引用:https://toyota.jp/prius/
4代目プリウスは2018年12月にエクステリアを大きく変更するマイナーチェンジを実施。
尖がったデザインから落ち着いたデザインへ変更されましたが、他にもアクセルレスポンスなど走行性能に手が加えられています。
装備ではDCM(車載通信機)によるコネクティッド機能とトヨタセーフティセンスが全グレードに標準装備となりました。
また、「Aプレミアム」系のグレードには、このクラスでは珍しいベンチレーションシートが設定されています。
引用:https://toyota.jp/prius/
トヨタの公式サイトではプリウスはセダンとして分類されていますが、プリウスは5ドアハッチバックの車です。
ただ、燃費スペシャルモデルといっていいプリウスだけにボディ形状だけでライバルを設定しても意味がありません。
そこでプリウス同様、燃料コストが抑えられるエコカーのライバル車種をピックアップして比較してみました。
プリウスとライバル車種を徹底比較 カローラスポーツ
価格:241.9~268.9万円
全長:4375mm
全幅:1790mm
全高:1460m
ホイールベース:2640mm
1.8Lガソリンエンジン+モーター
JC08モード燃費:30/34.2km/L
カローラスポーツはプリウスにとって最大のライバルといえるモデルでしょう。
プリウスと同じプラットフォームとハイブリッドシステムを採用した正統派5ドアハッチバックモデルです。
プリウスより後から開発されたこともあって様々な改良が加えられており、乗り心地や運動性能などプリウスを凌駕しています。
トヨタ最新の次世代トヨタセーフティセンスが採用されており、夜間の歩行者を検出できる自動ブレーキやレーンキープのアシスト機能などプリウスにはない安全・運転支援機能が与えられています。
また車両本体価格もプリウスより割安に設定されています。
プリウスの優位点として2700mmのホイールベースがもたらす後席足元のゆとりと502Lのラゲッジスペースが挙げられます。
プリウスとライバル車種を徹底比較 カローラセダン/ワゴン
引用:https://toyota.jp/the-new-corolla/
引用:https://toyota.jp/the-new-corolla/
全長:4630mm(予想)
全幅:1730mm(予想)
全高:1435mm(予想)
ホイールベース:2640mm
1.8Lガソリンエンジン+モーター
JC08モード燃費:–.-km/L
2019年10月に登場するカローラアクシオ、カローラフィールダーの後継モデルです。
トヨタはこのカローラをプリウスの実質の後継に育てようと考えているようです。
カローラスポーツ同様、3ナンバーサイズとなり室内寸法も拡大されプリウスとそん色の無いレベルとなっています。
カローラスポーツのセダンバージョンではあるものの、全幅は1740mm程度とプリウスとほぼ同じサイズに抑えられており5ナンバーカローラユーザーが抵抗がないよう配慮されています。
もちろん、次世代トヨタセーフティセンスが採用され、安全・運転支援機能はプリウスを上回っています。
プリウスの優位点をあえて挙げるならプリウスの先進的でクラスレスなポジションでしょうか。
スポンサードリンク
プリウスとライバル車種を徹底比較 レクサスCT200h
引用:https://lexus.jp/models/ct/
引用:https://lexus.jp/models/ct/
価格:377.0~477.0万円
全長:4355mm
全幅:1765mm
全高:1450m
ホイールベース:2600mm
1.8Lガソリンエンジン+モーター
JC08モード燃費:26.6km/L
3代目プリウス(ZVW30)をベースに開発されたレクサス最小モデルの5ドアハッチバックです。
登場して既に8年目を迎えていますが、レクサスユーザーのセカンドカーとして一定の需要があります。
さすがに内装の質感や静粛性が高い仕上がりです。
ただプラットフォームやハイブリッドシステム、安全・運転支援機能はすべて旧式のものであり、プリウスより+100万円のプライスには疑問が残ります。
ちなみにモデルチェンジの予定はありません。
レクサスディーラーのサービスを除けばプリウスが見劣りする点は少ないでしょう。
プリウスとライバル車種を徹底比較 ホンダ インサイト
引用:https://www.honda.co.jp/INSIGHT
引用:https://www.honda.co.jp/INSIGHT
価格:326.1~349.9万円
全長:4675mm
全幅:1820mm
全高:1410mm
ホイールベース:2700mm
1.5Lガソリンエンジン+モーター
JC08モード燃費:34.2/31.4 km/L
ホンダのハイブリッド専用車として登場し現行で3代目となるモデルです。
この3代目では2代目の5ナンバーサイズから大幅に拡大されボディ形状もハッチバックからセダンタイプとなっています。
もはや完全に別物といっていいでしょう。
ハイブリッドシステムは上位モデルのアコードと同じ走行用と発電用の二つのモーターを持ち、高速走行ではエンジン直結で走行できます。
このため、高速道路ではプリウスより高い燃費を誇ります。
高速移動が多い北米市場を意識したハイブリッドシステムといっていいでしょう。
最小回転半径は5.3mでプリウスツーリングセレクションと同じですが、全幅が1820mmとプリウスより60mmも幅広です。
このため、取り回しについてはプリウスが優れています。
プリウスとライバル車種を徹底比較 日産リーフ
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html
価格:324.3~472.9万円
全長:4480mm
全幅:1790mm
全高:1540mm
ホイールベース:2700mm
モーター
JC08航続距離:400/570km
いわずとしれた世界で最も実績のある電気自動車です。
2018年に大幅改良という形で2代目とモデルチェンジしました。
バッテリー容量を40kwhとし最大航続距離を400kmに伸ばしています。
さらにバッテリー容量62kwhで最大航続距離を570kmに高めた上位モデルも追加されました。
モーターならではのトルクフルな走りは一度味わうとエンジン車には戻れない魅力があります。
ランニングコストでは(深夜電気料金で充電すれば)ハイブリッド車やクリーンディーゼルを圧倒しています。
ただ、ネックとして車両本体価格の高さとリセールバリューの悪さが挙げられます。
スポンサードリンク
プリウスとライバル車種を徹底比較 マツダ3
引用:https://www2.mazda.co.jp/cars/new_generation/
引用:https://www2.mazda.co.jp/cars/new_generation/
価格:274~322万円
全長:4460mm
全幅:1795mm
全高:1435mm
ホイールベース:2725mm
1.8Lディーゼルターボエンジン
JC08モード燃費:–.-km/L
2019年5月に登場するマツダの新型の5ドアハッチバックモデルで4代目のアクセラに相当します。
点火プラグを使わないガソリンエンジンであるSKYACTIV-Xが話題ですが、燃料コストではSKYACTIV-Dの1.8Lディーゼルエンジンを搭載する「XD」がプリウスのライバルといえるでしょう。
シャシーやシートなど従来モデルとは別格の出来との声もあり、Cセグメントのハッチバックの中でも注目されているモデルです。
また、国産車としてはレクサス以上の上質な内装も魅力の一つです。
世界中の自動車メーカーの中でも徹底的にデザインにこだわるマツダに個人的には気概を感じています。
プリウスの優位点として後席足元のゆとりと502Lのラゲッジスペースが挙げられます。
プリウスとライバル車種を徹底比較 メルセデスベンツA200
写真はA180
全長:4420mm
全幅:1800mm
全高:1420mm
ホイールベース:2700mm
2.0Lディーゼルターボエンジン
JC08モード燃費 —km/L
2018年に4代目としてメルセデスベンツAクラスがモデルチェンジしました。
そして2019年3月に待望のディーゼルエンジンがラインナップに加わりました。(リリースは5月から)
国内ではAクラスで初めての設定となります。
まだ搭載エンジンについて詳細は不明ですが、Cクラスに搭載されている2.0Lディーゼルエンジンの評判が高く期待できそうです。
内装は「これが高級車だ」といわんばかりの上質な仕上げです。
もっとも、車両本体価格に安全・運転支援機能のオプションを付けるとプリウスの1.5倍に達してしまうものの、メルセデスベンツの最新テクノロジーが搭載されている高級車であることを考えると決して割高とはいえません。
プリウスとライバル車種を徹底比較 ボルボV40D4
価格:369~444万円
全長:4370mm
全幅:1800mm
全高:1440mm
ホイールベース:2645mm
2.0Lディーゼルターボエンジン
JC08モード燃費 20.0km/L
V40は2015年にディーゼルエンジンモデルのD4がラインナップに加わりました。
190psと非常にパワフルなクリーンディーゼルエンジンで、ハイパワーとディーゼルのトルクフルな走りが堪能できます。
高速道路ではカタログ燃費を超えることもあり、経済性にも優れています。
また、他のクリーンディーゼルエンジンモデルと異なり、アドブルーを使用しないためメンテナンスも最小限で済みます。
内装は国産車にはないデザインと質感を兼ね備えており、プリウスと比較すれば誰もがV40を選択することでしょう。
新車価格ではプリウスより若干高めですが、未使用登録車ならそん色ない価格で購入可能です。
プリウスとライバル車種を徹底比較 BMW118d
引用:https://www.bmw.co.jp/ja/newcar/2018/
引用:https://www.bmw.co.jp/ja/newcar/2018/
価格:407~407万円
全長:4340mm
全幅:1765mm
全高:1440mm
ホイールベース:2690mm
2.0Lディーゼルターボエンジン
JC08モード燃費:22.2km/L
Cセグメントのハッチバックの中で唯一のFR車ですが、2020年には新型に切り替わりFF車となる予定です。
後席足元が非常に厳しいことを除けば、クリーンディーゼルエンジンモデルの中で最も運転を楽しめる車ともいえます。
未使用登録車も数多く出回っており、高級車がプリウスのAプレミアム並みの価格で手に入ります。
また、ボルボV40と同じくアドブルーの補充は必要としません。
経済性+走りを重視するドライバーはへ必見の一台といえます。
スポンサードリンク
プリウスとライバル車種を徹底比較 まとめ
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
プリウスのライバルをいろいろ紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
プリウスはハイブリッド車の普及を担う役割を果たしてきましたが、トヨタがハイブリッド車のラインナップを完成させた今、今後の存在が問われようとしています。
トヨタは旧型プリウスのユーザーの受け皿をプリウスではなく、カローラシリーズへ引き継ごうとしているように思えます。
ただプリウスはクラスレスな特別な存在であり上位モデルからの乗り換えにも抵抗が少ないのに対し、日本ではカローラが大衆車というイメージが強いので簡単ではないでしょうね。
また、今はハイブリッド以外にもエコカーのモデルが充実しています。
プリウスのAプレミアム以上のグレードともなれば車両本体価格でクリーンディーゼルエンジンの輸入車も視野に入ってききます
経済性をある程度追求しつつも燃費以外に価値観を求める人にとっては、悩ましいモデルばかりですね。
じっくり試乗して乗り比べることをおすすめします。
キャッチ画像引用:https://toyota.jp/prius/
ディーラーに下取りしたらもったいない!!
あなたの愛車、走行距離が
たとえ10万キロや20万キロであろうと、
値段がつかないとあきらめてはいけません。ディーラーで下取りは絶対損です。
クルマ一括査定サイトを利用して
手っ取り早く一番高く買い取ってくれる
買取業者を見つけてください!!最大10社の大手買取会社が、
競って値段をつけてくれますよ私も23万キロも走行した愛車を
30万で買い取ってもらいました!!!ディーラーで下取り価格が20万円だった車が
買取業者が70万円で
買い取られることもあります。