世界でもっとも販売された日産自動車の電気自動車「リーフ」
しかし多くのリーフユーザーは、やがてバッテリー劣化の悩みに直面することになります。
日々の充放電の繰り返しのためバッテリーは劣化していきます。
そうするとバッテリー劣化によって航続距離が徐々に減っていき、旧型リーフの初期型だとカタログ数値200kmに対して、100kmしか走れないリーフが続出していたのです。
特に初期型は安全マージンを大きくとっているので、後期型と比べて落ち込みが顕著でした。
このバッテリー劣化について日産は長らく対応策を示してきませんでしたが、ついに救済策が発表されました!!
日産自動車 リーフの再生バッテリーによる交換サービス(プログラム) 発表内容
2018年3月26日 日産自動車はリーフから回収した使用済みバッテリーを再生バッテリーとして製品化し、有償による交換プログラムとして提供するサービスをスタートすると発表しました。
電気自動車(EV)の普及において、開発や販売だけでなく継続可能なモビリティ社会を構築する取り組みの一環と説明されています。
このプログラムの提供は、日産自動車と住友商事の合弁会社「フォーアールエナジー」の技術により、再生バッテリーの製品化の目途がついたことによるものです。
交換プログラムの第一弾として旧型リーフの初期型に搭載されていた容量24kWhの再生バッテリーを30万円で提供されます。
今後はさらにその他の容量の再生バッテリーについても順次ラインナップを増やしていくとのことです。
交換後のバッテリー性能については、“12セグメント中10セグメント以上”の保証をうたっています。(10セグメントだと約78%に相当)
5月連休明けから順次出荷の予定です。
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フォーアールエナジーとは?
「フォーアールエナジー」は日産自動車と住友商事の合弁会社です。
電気自動車リーフの普及により流通した使用済みリチウムイオンバッテリーなどの使用済みバッテリーの有効活用を目的として設立されました。
福島県双葉郡浪江町にある「フォーアールエナジー」のバッテリー再生、製品化工場が操業を始めました。
引用:https://autoprove.net/nissan/leaf/166247/
「フォーアールエナジー」は全国から集めた使用済みバッテリーを再生、製品化するノウハウや技術を持っており、今後も世界へ展開するための拠点と位置付けられています。
バッテリーの性能分析には長時間かけて充放電を繰り返す必要がありましたが、独自の技術により4時間で分析が可能となりました。
すでにこの使用済みバッテリーを再利用して福島県双葉郡浪江町に外灯を設置するプロジェクト「THE REBORN LIGHT」が立ち上げ中で、このほか蓄電システムや電動フォークリフト用の再生バッテリーの提供も予定されています。
回収したリーフの使用済みバッテリーは、試験を通じて性能をチェックし、セルの状態に応じててリーフ用再生バッテリー、蓄電システム、電動フォークリフト用などへ振り分けられます。
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日産自動車 リーフの再生バッテリーによる交換サービス(プログラム)発表 まとめ
ようやく待ちに待ったリーフのバッテリー交換プログラムが発表されましたね~
ちなみに現在でも新品バッテリーの有償交換は以下の金額で提供されています。
容量 | 費用 |
24kWh | 65万円 |
30kWh | 80万円 |
40kWh | 82万円 |
さすがにこの金額だと、現在のリーフの中古車価格を知ると抵抗がありますね。
しかし再生バッテリーの利用により65万円→30万円ではまるで印象が変わってきます。
こうなると安いリーフの中古車の存在価値も一気に向上するんじゃないでしょうか?
リーフの中古車を購入する際、一番のネックはバッテリーの劣化なので、再生バッテリーに交換して販売されるケースも出てくることでしょう。
今後、リーフの中古車には注目ですよ。
いずれは新型リーフのバッテリーも再生バッテリーとして供給されることになりますので、航続距離400kmに達した新型リーフの新車購入を考えている人にとってもうれしいニュースですね!
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