日本と欧州で電気自動車販売台数1位を獲得している日産のリーフ。
そのリーフですが内装が安っぽいという感想を何度か目にすることがありました。
そこでカローラやゴルフを知る立場からリーフのインテリア(内装)をチェックしてみました。
日産リーフ インテリア(内装)をチェック
ここで紹介しているモデルは40kWhのGグレードになります。
インパネやフロントシート周り
初代リーフのインパネは新しい時代の車を思わせる独創的なデザインでしたが、2代目リーフはびっくりするくらい普通のオーソドックスなデザインが採用されています。
もう内装で電気自動車として特別感を出す必要はないという判断なのでしょうか?
運転席/助手席のシートバックや座面は大きめで体格の大きな男性でも問題ないでしょう。
ただ個人的にはシートクッションが柔らかすぎました。
ドアパネルは硬質の樹脂素材ですが、中央部のみソフトパッドが施されています。ドアポケットは小さいですね。
Aピラーの三角窓は初代リーフと同じで残念ながら死角が大きいです。なぜ改善されなかったのか疑問が残ります。
ステアリングは初代リーフに比べて断然扱いやすいものになっています。
エントリーグレードのXを除き表皮は合成革巻で、これが適度な柔らかさで手に馴染みやすく好印象でした。
全グレードでステアリングヒーターが標準装備なのは寒さに弱い電気自動車ならではですね。
メーターパネルはとても視認性に優れたレイアウトにまとめられています。液晶表示も直射日光で見えないということはありませんでした。
標準の7インチディスプレイの位置がかなり低くCセグメントのライバルたちに比べて視線移動が大きいです。(2020年モデルは9インチに大型化されています)
純正カーナビは検索のジャンル分けが少ないのと地図の拡大/縮小がやりにくいのが気になりました。地図上で目的地設定をする場合、一旦メニューを出す必要があり2アクションとなります。
AppleCarplayとandroid autoには標準で対応しています。
エアコン操作パネルは初代リーフのものを流用しています。
その下には12V電源ソケット、シートヒーター、USB、AUX端子、始動ボタンが並んでいます。前席ヒートヒーターは全グレードで標準装備です。
ETC車載器はステアリング右奥にあります。
ダッシュボードは硬質樹脂製で、助手席正面には光沢のつるつるした加飾パネルがアクセントに使用されていました。
グローブボックスの容量は広くもなく狭くもない平均的なレベルでしょう。
サインバイザーのバニティミラーにランプはありません。最近の車では逆に珍しいかも?
頭上のマップランプは電球です。消費電力よりもコスト優先?
独特なシフトレーバーは初代リーフと同じですが、e-pedalスイッチが追加されました。電動パーキングスイッチのセット/解除は手動でおこなう必要があります。
コンソールボックスは深さがあるものの底面積は小さめです。電源等のサービスコネクタはありません。
運転席からみた左後方の視界です。
Cセグメントのハッチバックでは平均的な死角で視認性は悪くありませんね。
リアシート周り
後席の開口部はCピラーが垂直に近いのと後席ドアが大きく開くので乗降性に優れています。
フロアトンネルが意外にかさ高いつくりになっています。後席にはUSB等電源ソケットはありません。
身長178cmの私がポジション調整した状態で膝前でこぶし1個分の余裕があります。
ただし、足のつま先がシートの奥まで入れられません。
この車にはオプションとなる後席クッションヒーターが付いていました。スイッチは助手席シートバックについていて運転席から操作できるようになっています。
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日産リーフ ラゲッジスペースをチェック
広さはまずますですが、バンパーと荷室の床面に段差があります。
リアシートを倒すと250mm以上の大きさ段差が生じます。これを埋めるのはちょっと骨が折れそうですね。
日産リーフ インテリア(内装)は安っぽい?チェックしてみました まとめ
日産リーフのインテリア(内装)をお届けしてみましたがいかがだったでしょうか?
Cセグメントの車をいろいろ乗った経験からリーフの内装を見ていくと、徹底した実用車としての割り切りが感じられました。
ステッチ付きの皮革素材だの、クロームメッキだの高級を思わせるパーツは使われておらず、はじめから内装で所有欲をかきたてるつもりは日産にはないのかもしれません。
内装がブラック1色なので、アイボリーなど明るい内装色をツートンで組み合わせるなど魅せ方を工夫して欲しいですね。
また、金型の寸法公差が大きめなのか、各パーツのはめ合わせ(つなぎ目)の隙間も大きいように感じました。
たとえばゴルフのセンターコンソールを見ると緻密といっていいほど隙間が抑えられています。
...ということでゴルフやカローラに比べて見た目や手触りの感触でリーフは安っぽいというのももっともな意見だと思います。
安っぽいというより上質感が乏しいという表現も出来ると思いますが、乗り出し価格が350万オーバーなので同じ出費で購入出来るライバルと比較するとどうしても見劣りします。
ライト類なら電球が使われているのをLEDに交換でユーザーで改善が可能です。
ただし!
個人的にコストダウンでは済まされない問題として指摘したいのがステアリングの調整がチルトしかない点です。
今や軽自動車でも採用しているテレスコピック機構がないというのは、日産がドライビングポジションを軽視しているとも取れてしまいます。
確かにリチウムイオン電池が高価なので他でコストダウンしたいのはわかりますが、さすがにこれはどうかと思いますね~
これって車にうるさい欧州市場でどう評価されているのか気になるところです。
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