日産 | リーフe+が気になる!走行距離とパワーだけではない新型リーフのメリットは?

日産リーフやテスラのモデル3に代表される電気自動車。

車の使い方によっては電気自動車で問題ない人も多いはずですが、やっぱり不安ですよね。

そこで旧型ですがリーフ乗りの立場から日産リーフe+の魅力や電気自動車を所有するときの疑問をまとめてみました。

やっぱり電気自動車の走りは楽しい


私事ですが、幸運にも親兄弟、会社、友人を通じて様々なパワートレインの車を運転する機会があります。

ハイブリッド車:カローラスポーツHV、プリウス(3代目)

ガソリンエンジン車:ボルボV40T4、セルシオ(2代目)

ディーゼルエンジン車:ボルボV40D4

プラグインハイブリッド車:プリウスPHV

電気自動車:リーフ(旧型)

ちなみにセルシオを除き、いずれの車種決定にはもれなく私の意思が絡んでいます(笑)

また、点検整備にかこつけてディーラーで新型車を試乗させてもらうことも...

これらの車を乗り比べてみるとそれぞれの良さや得意不得意がよくわかってきます。


この中でもステアリングを握るたびに笑ってしまうのが電気自動車のリーフです。

他の車と同じ感覚でアクセルを踏み込むと怒涛の加速!

ホイールスピンも簡単に発生してしまい、「ヤバい!これはリーフだった!」と慌てることも(笑)

やはり発進時に最大トルクを出すことができるモーター走行は他の車とは別格で、4.0LV8エンジンのセルシオやクラス最強ディーゼルエンジンのV40D4であっても太刀打ちできない俊敏な加速を味わえます。

アクセル操作と加速がリニアに反応するので、ジムカーナやサーキット走行は楽しいでしょうね~。

床下に配置されたバッテリーのおかげで低重心、そのバッテリーを強固に保護している頑丈なシャシーのおかげで重厚な乗り心地を楽しめるのが電気自動車なのです。

これに慣れてしまうと特に3代目プリウスは厳しいです...。

スポンサードリンク



新型になっても続いていたリーフの問題点


引用:https://www3.nissan.co.jp/

それまで電気自動車で世界販売台数No1の日産リーフが2017年に2代目にフルモデルチェンジしました。

シャシーや基本的な設計は、旧型と変わらないため2代目を「ビックマイナーチェンジだ」とする意見もあります。

しかし旧型より更に引き上げられた実用航続距離や万人受けするエクステリア、自動運転を垣間見ることが出来るプロパイロットの採用など新型は多くの魅力を持っています。

ところが...

2018年の日本の夏は記録的な暑さでした。

この暑さの猛威は人間はもちろん、電気自動車のリーフにも襲い掛かりました。

高温(70度以上)となったアスファルトの熱気や高速道路での高負荷放電、急速充電による発熱などの原因により、リーフはセーフモード(バッテリーを保護する機構)に入ってしまい、充電器を前にして充電できない事態に陥るドライバーが出てきました。

新型リーフ 充電スポットで急速充電ができない事態に!

2018年8月29日

このような悪条件が重なると単に充電できないだけでなく、バッテリーにとって劣化にもつながります。

このニュースを見たとき、「新型になっても同じか~、リーフをマイカーにするのはまだまだ無理だな~」と思っていました。

日産自慢のこのリーフですが、旧型同様に2代目リーフでもバッテリーを搭載するプリウスPHVやテスラに搭載されているバッテリーの冷却機構がないのです。

このため、バッテリーは常に高温にさらされ続け劣化へとつながっていくのでした。

なのでバッテリーの充電の問題や劣化の問題はいつもリーフばかりが目立って多いのです。

スポンサードリンク



これまでのリーフとは決定的に違ったリーフe+!


引用:https://www.netcarshow.com/

ところが、ようやく日産も手を打ってきました。

それが2019年1月に追加グレードとして登場したリーフe+です。

バッテリー容量を40kWhから一気に1.5倍の62kWhに拡大して、JC08モードで570km、WLTCモードで458kmとなっています。

モーター自体は通常グレードと同じものですが、150psから218psに大幅パワーアップ!

メディアでは航続距離が伸びたことばかりが強調されていますが、一番のトピックはバッテリーの冷却機能が追加されたおかげで充放電の問題やバッテリーの劣化が大幅に防げることが一番の注目点だと思っています。

自身もマイカーとして購入し辛口で電気自動車の運用にかけては最も詳しい自動車評論家の国沢さんも、このリーフe+で評価を大きく変えてきました。

実際に実走してWLTCモードが実現可能であることや、レースに参加してバッテリーの耐久性が違うことを報告されています。

この冷却機能が追加されたことは、電気自動車に乗っていない人にピンとこないでしょうがそれまでのリーフユーザーには衝撃的なニュースでしょう。

残念ながら後付け出来る代物ではないので、リーフe+に買い替えるしかないのは残念です。

スポンサードリンク



リーフe+!のメリット、デメリットをまとめてみた


引用:https://www.netcarshow.com/

御託は抜きにして新型となるリーフe+のメリット、デメリットをリストアップしてみました。

メリット

・実用航続距離が400km以上のため将来のバッテリー劣化でも十分な実用に耐えられる
(旧型の前期型だとバッテリーが劣化して約100km程度になってしまうことも..)

・冷却機能によりバッテリーの温度管理がおこなわれ充放電でトラブルが回避出来る

・スポーツカーを相手にしない驚愕の走行パフォーマンス

・停電など万が一の事態で自宅に電力を安定供給してくれる

・お得な夜間電力を契約しているならプリウスの1/3以下の燃料コスト

・エンジンを搭載いていないのでオイルが必要なく、消耗品はワイパーやブレーキパッドのみ

・エンジンと比べて耐久性が格段に高いモーター(20万kmでも30万kmでも全く問題なし)

・先進的な自動運転支援技術が楽しめる

下の5項目はリーフ共通のメリットですね。
この凄まじいモーター加速を味わうとエンジン車には戻れなくなってしまいます。

デメリット

・初期購入費用が高価(補助金を差し引いても380万円から)

・普通充電による充電時間が長い(空の状態だと12.5時間が必要)

・出先で充電しないなら長距離ドライブは約380~400kmが目安

・急速充電スポットで充電待ちが発生することも...

・外気温でパフォーマンスが左右される

やはり電気自動車最大のネックは充電ですね~。

自宅のガレージにリーフを駐車できるならなるべく普通充電を基本とし、夜のうちに充電しておくことになります。
リーフの普通充電

普段は近所に買い物や送迎、週末に遠出をするような一般的な使い方であれば、まず困ることはないでしょう。

ただ、毎日バッテリー残量が残り少なくなるまで走行するケースだと朝までに満充電は難しいところです。
さすがにこのようなケースでは電気自動車は向かないでしょうね。

スポンサードリンク



日産リーフe+が気になる!電気自動車もマイカー候補に加えてみてはいかが? まとめ


引用:https://www.netcarshow.com/

実際にリーフ乗りの苦労を目の当たりしている立場から、バッテリー冷却機能がなかったリーフは実用面で問題が多くとても人にすすめられるものではなかったのですが、62KWhバッテリーを搭載したリーフe+はバッテリーの温度管理が進化したおかげで別物としてみることが出来るようになりました。

年間1万㎞の走行距離で毎日に走行が100km程度のドライバーなら、無理なく今度の新型リーフを楽しめるのではないでしょうか?

年間4万kmを走行する私のような極端なケースは別にして、マイカーに電気自動車を候補にするハードルが確実に下げられたと思います。

電気自動車の普及に大きく貢献したリーフは、もっと多くの人に知ってほしいのが正直な気持ちです。

出来れば既存のリーフユーザーにも何か手を差し伸べてほしいところですが...

日産の運営しているeシャアモビという電気代無料(燃料代は無料)のお得なカーシェアサービス(レンタカー)がありますので、これを利用してまずは電気自動車を体験してみることをオススメします。
くどいようですが加速はしびれますよ~(笑)

カーシェアは日産がおススメ! お得にリーフやノートe-POWERを試せます

2018年3月4日

 

ディーラーに下取りしたらもったいない!!

あなたの愛車、走行距離が
たとえ10万キロや20万キロであろうと、
値段がつかないとあきらめてはいけません。

ディーラーで下取りは絶対損です。

クルマ一括査定サイトを利用して
手っ取り早く一番高く買い取ってくれる
買取業者を見つけてください!!

最大10社の大手買取会社が、
競って値段をつけてくれますよ

私も23万キロも走行した愛車を
30万で買い取ってもらいました!!!

ディーラーで下取り価格が20万円だった車が
買取業者が70万円で
買い取られることもあります。