新型 | フェアレディZ | 8月に北米で発表!最新情報をまとめてみました

GR86/BRZと並んで期待が大きい新型のフェアレディZがいよいよ2021年8月17日に北米で発表されます。
そこで現在判明している新型フェアレディZの情報をまとめてみました。

新型フェアレディZ ほぼコンセプトモデルと同じ姿で登場

2020年9月にフェアレディZのプロトタイプとなるコンセプトモデルが発表、2021年8月17日に北米で発表されます。


ちなみに日本では「フェアレディZ」の名称が継続されますが、海外では「Z」で統一されます。

すでにネットで車体の画像などツイートされていましたが、結局量産モデルは内外装も含めてコンセプトモデルとほぼ同じということがわかっています。


リアウインドウ周辺の処理などまだ未確定な点もありますが、コンセプトモデルで十分イメージ出来ますね。

ロングノーズとショートデッキを始め歴代モデルのデザインエッセンスを強く意識した新型コンセプトモデルのエクステリアは、過去のモデルのいいとこ取りともいえる集大成といえそうです。
注目のパワートレインは3.0LV6ツインターボエンジンに6速MTと6速ATが組みあわされます。

引用:https://www.netcarshow.com/

新型のZらしさを体現したデザインに、かなりの歴代のオーナーは惹かれたのではないでしょうか?
サイズは全長4382mm、全幅1850mm、全高1310mmとなっておりホイールベースは未公開です。大きさでは先代のZ34より全長、全幅が大きく全高が下がっています。

引用:hhttps://carbuzz.com/

S30の丸目ヘッドライトを現代風にアレンジしたヘッドライト。シグネチャーランプをそれっぽく配置する手法は「そうきたか~」と思わず感心してしまいました。

引用:https://www.netcarshow.com/

新型フェアレディZで最も気になる(好き嫌いが分かれる)ポイントが、このあまりにも真四角すぎるバンパー開口部の形状です。
よく見ると上下で異なるデザインで分けられています。
新型GR86/BRZもそうですが、バンパーからフォグランプが廃止された結果、新型フェアレディZは驚くほどシンプルなデザインになっているため余計に開口部に目が行ってしまいます。

引用:https://www.netcarshow.com/

個人的に全体のプロポーションは、それまでのZから大きくイメージチェンジした4代目のZ32に似た面影が感じられます。
先代のZ34がホイールベースを短縮して凝縮されたイメージだったのに対して、新型は前後がゆとりを持った比率のデザインとなっています。
ルーフの形状はZ34、隠されたドアハンドルのデザインはZ33から来ているものですね。

引用:https://www.netcarshow.com/

クーペのお手本の様な伸びやかで絶妙な傾斜を持ったリアスタイルは、個人的にも特にお気に入りポイントです。
プリスターフェンダー並みに張り出したパネルがセダンのトランクの様にそのままリアを覆ったデザインも上品で優雅な印象を受けます。

引用:https://www.netcarshow.com/

ピラーに配置されたバッジも初代のS30を彷彿させます。

引用:https://www.netcarshow.com/

テールランプは誰が見てもZ32を連想させることでしょう。レトロ感が感じられないのはZ32のデザインがそれだけ先進的だったわけですね。
日産マークがやや大きめなサイズを除いてバンパー下部のパネルも含めて非常にシンプルなデザインにまとめられています。

引用:https://www.netcarshow.com/

タイヤサイズはフロントが255/40R19、リアが285/35R19の前後異径サイズです。
シンプルなデザインにおいていいアクセントとなっているタイヤのホワイトレーターはさすがにプロトタイプだけのものですね。
ちなみにホイールはこのデザインが採用されるものの量産モデルではブロンズではなくダークグレー系になるようです。
ブレーキは、フロント6ポッド、リア4ポッドキャリパーとなっています。

引用:https://www.netcarshow.com/

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新型フェアレディZ 最大のニュースは価格?


引用:https://www.netcarshow.com/

正式モデルの発表が2021年8月17日と判明しましたが、北米のフェアレディZのフォーラムで具体的な情報がリークされています。
まず、予約開始が2021年11月ということですが、これは発表から考えて妥当な線ですね。

そして注目すべき情報としてエントリーモデルは日本円で380万円ということです。

排気量3.0LのV6ツインターボを搭載するスポーツカーであることを考えるとバーゲン価格ですね!!
もちろん、エントリーモデルで必要最低限の装備となるため実際には400万をオーバーするでしょうけどインパクトは抜群です。
何しろ格下の2.0Lターボエンジンを搭載するトヨタのスープラに比べて180万円以上安いのです。
さらにパワーではスープラが255psに対して新型フェアレディZは400psと圧倒している点でも圧勝です。
(日本円で602万の3.0Lターボエンジン搭載のスープラで382ps)

このリーズナブルな価格設定の背景には新型フェアレディZが、基本的に中身が先代のZ34のビッグマイナーチェンジに相当することが挙げられます。
プロポーションこそまるで異なる新型ですが、基本的な構造に大きな変化はないとされています。
さすがに電動化を控えたこの時期にガソリンエンジンオンリーの1モデルのために多額の開発費を投入しての新規設計は許されないのでしょう。

引用:https://www.netcarshow.com/

そして新型フェアレディZには2つのセットオプションが用意されています。

■Type S(約55万円)
ブレンボ製ブレーキ、専用スタビライザー、強化クーリングシステム
■Type T(約55万円)
シートヒーターとベンチレーション内蔵のレザー製パワーシート、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニターなど



Type SはともかくType Tは、多く人が選択するものと思われます。
両方選択してもプラス110万円相当なので、それでもコストパフォーマンスではライバルを十分リードしていることになりますね。

ただし!
フェアレディZに限りませんが、北米価格は戦略的に割安に設定されていることが多く、国内仕様が同じ価格設定で登場するかは疑問が残ります。

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新型フェアレディZ 8月に北米で発表!最新情報をまとめてみました


引用:https://www.netcarshow.com/

数えて7代目となる新型のフェアレディZの情報をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

電動化車両の開発で多くの資金が必要となる中で、日産はしっかりフェアレディZを開発してくれました。
(GT-Rはハイブリッド化で延命するとか・・・)
どう考えても販売台数や利益に貢献しないガソリンエンジンのスポーツカーを存続してくれただけでも拍手ものです。

将来、電動化されるのかは全く読めませんが、これがエンジンを搭載した最後のフェアレディZになることは間違いありません。
欧州や日本と違い、フェアレディZのメイン市場である北米ではエンジン搭載車はまだ存続の可能性があることも理由に挙げられます。
リーフを始め国産メーカーではいち早く電動車両を手掛けた日産ですが、新型フェアレディZはもう一つの象徴として存在することでしょう。

新型GR86/BRZと同じく日本でも「これで最後だし買っておくか・・・」と考える人も多いはず。
もしかするとスポーツカーにしては異例のスタートダッシュを決めるかもしれませんね。

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2021年6月13日

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