シビック | e:HEV | 元プリウス乗りの立場で試乗して評価してみました

気になっていたシビックe:HEVに試乗させていただきました。
さっそくトヨタのハイブリッドに長年乗ってきた立場で感想をまとめてみました。
2023/8/18追記 回転半径についてコメントを追加。

シビックe:HEVを試乗して評価してみました

シビックe:HEVに試乗して評価
今回試乗させて頂いたシビックは、新開発2Lガソリンエンジンと2つのモーターで構成されたハイブリッドモデルです。
ガソリンエンジンモデルと違い、ハイブリッドモデルはETC車載器も含めて装備が充実したワングレードのみとなっています。

乗り込んだ第一印象
シビックe:HEVに試乗して評価

では運転席に乗り込んでシートポジションを調整してみます。
8WAYのパワーシートなので微調整が可能、いつもドライビングポジションに悩まされている身長178cmの私でもベストなポジションを決められました。
シートも海外基準の設計なのかゆとりのあるサイズで、座った感触も特に違和感ありません。
シビックe:HEVに試乗して評価

以前にガソリンエンジンモデルで体験済ですが、シビックの個性的なインパネは新鮮さとどこか懐かしさが感じられます。
内装の造りや広さをみる限り、どう見てもDセグメントクラスに負けていないのではないでしょうか?
シビックe:HEVに試乗して評価

そしてこのシビックe:HEVでもシフトレバーが廃止され、ホンダ車で普及しつつあるボタン操作に。
違和感しかありませんが、まあこれはそのうち慣れるんでしょうね~
シビックe:HEVに試乗して評価
ファストバック形状ということもあり、左後方視界は死角が気になります...
シビックe:HEVに試乗して評価
では、スタートボタンを押して車を始動させます。

走行性能
むう...エンジンがかからないので静か。
しばらくハイブリッドに乗っていなかったので、こんなことで嬉しくなります(笑)
シビックe:HEVに試乗して評価
そしてモーターによるスムーズな動き出しもさることながら、低速域でのステアリングフィールがイイ感じ。
街中や巡行時、旋回中の手応えも含めて、数ある国産車の中でもこだわりを感じるハンドリングです。
シビックe:HEVに試乗して評価
幹線道路に入り周囲の流れにあわせて加速してもなかなかエンジンが始動しません。
バッテリー容量の余裕からくるものでしょうけど、トヨタのハイブリッド車に慣れた自分にとってこの感覚は新鮮です。

そして踏み込むとエンジンが反応するわけですが、ここがトヨタのTHS-Ⅱと大きく違う点です。
トヨタのハイブリッドは完成度が非常に高いものの、加速とエンジンがリンクしない点が唯一のネックでした。

それに対してシビックe:HEVは加速が始まるレスポンスや発生するエンジン音(吸気音?)に違和感がなく終始ごく自然な反応とサウンドです。
さらにエンジンも存在を主張してきます。
「あたらしいハイブリッド車」と実感する瞬間でした。
2.0Lという余裕の排気量やモーターのおかげで、スイフトスポーツ乗りからみてもトルクがしっかり体感出来ますね。
シビックe:HEVに試乗して評価
回生を伴うブレーキのタッチも違和感なし。

エンジンの反応やブレーキにいたっては、もはやエンジン主体のマイルドハイブリッド車の様です。
これだとハイブリッド嫌いの車好きや、車にうるさい欧州でも文句を付けられないのではないでしょうか?

シビックe:HEVに試乗して評価
ところでこのシビックe:HEVの試乗で楽しみにしていたのが、スポーツモードで作用するアクティブサウンドコントロールでチューニングされたサウンド。
実際に試してみるとトヨタのアトキンソンサイクルエンジンとは別格で、回して楽しめるエンジン音を響かせてくれます。
ただ、思っていたよりも音量は控えめで、せっかくのスピーカー出力なんだから「エンジンのホンダ」らしくもっと演出してもいいのでは?と感じました。
ガソリンエンジンモデルでも先代のFKモデルに比べてかなりジェントルでしたね。

最近ホットハッチのメガーヌR.S.やゴルフGTIを体験したばかりなので、個人的には少し物足りない印象です。
音量やトーンをユーザーで調整できる仕様にしてくれないかな~

乗り心地など快適性
シビックe:HEVに試乗して評価

徐行速度から街中の巡行速度にいたるまで、つい最近試乗したCクラスと同じく私にとっては高級車の乗り味です。
路面の衝撃もしっかりいなされ収束も速いので快適です。
シビックe:HEVに試乗して評価
そしてアクティブノイズコントロールのおかげもあってか、車内はとっても静か!
サルーン色の強いアコードで十分通用する静粛性です。

あまりの快適性から「どう考えてもこれシビックじゃないだろ?」と変なところで違和感を覚えてしまう始末。
車名からくる先入観って侮れませんね(笑)

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シビックe:HEVの概要

11代目となったシビックはボディー形状はすべて共通の5ドアハッチバックで統一されました
シビックe:HEVに試乗して評価
全長:4550mm
全幅:1800mm
全高:1415mm
ホイールベース:2735mm
最小回転半径:5.7m
車両重量:1460kg

シビックe:HEVに試乗して評価
1.5Lターボと2Lターボ(タイプR)の純ガソリンエンジン車、そしてe:HEVというハイブリッド車があります。
e:HEVのパワートレインは熱効率41%の新開発2.0L直噴4気筒ガソリンエンジンと2モーターに電気式CVTで構成されています。

最高出力:141PS(エンジン)+184PS(モーター)
最大トルク:182Nm(エンジン)+315Nm(モーター)
駆動方式 : FF
燃料タンク容量 : 40L
WLTCモード燃費 : 24.2km/L

タイヤサイズは前後共通で235/40R18で、意外に太いタイヤ履いていますね。
タイヤはミシュランのパイロットスポーツ4で、燃費より走行性能重視なのが面白いところ。

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シビックe:HEV 元プリウス乗りの立場で試乗して評価してみました まとめ

シビックe:HEVに試乗して評価
約40万kmにわたってトヨタのハイブリッド車に乗ってきた立場で、新型となったシビックe:HEVを試乗した感想をお届けしましたが、いかがだったでしょうか?

過去に友人のFDシビックタイプRの助手席でさんざん峠の走りに付き合わされた経験があるので、この車のシビックという名前がいまだに違和感がついて回ります(笑)

このシビックe:HEVは数多くの車を経験されてきた車ブロガーの皆さんが絶賛したモデル!
国産車でこれだけ好評なのは珍しく、今回の試乗には大きな期待を寄せていました。

こんなの見たら気にならない方がおかしいです(笑)

このスポーツハイブリッドすげぇ!シビックe:HEV試乗レポート!


くるすぺさん
【試乗+採点評価】ホンダ シビックe:HEV (FL4)【89点:楽しすぎるハイブリッド】
まこまちさん
【ボンネット・クライシス】HONDA CIVIC e:HEV ハイブリッドの奏を聴く
togariさん
t乗れば価格も納得【新型シビックe:HEV試乗 】サウンドも楽しめるスポーツハイブリッド

乗ってみた感想は、従来の国産車やハイブリッド車らしくないところがある新鮮な車で「ようやく走りを楽しめるハイブリッド車が登場した!」という点に尽きます。
これには高い評価も納得しました。

ただでさえFLシビックは、他のハッチバックと違いファストバックなプロポーションで個性的で存在感も抜群です。

あとで知ったのですが、このシビックにも2ピニオン式EPS(電動パワーステアリング)が採用されていたんですね。
どおりでステアリングフィールがいいと思った!
レヴォーグと並んで、私が車選びで重視しているステアフィールで輸入車に負けていない数少ない国産車です。

また安全・運転支援システムも充実していて、装備面でも文句なし。
ハイブリッドモデルとして燃費もよく、全幅も1800mに抑えられています。

さて、ここまで高評価のシビックe:HEVは、長距離通勤する私にとってはマイカー候補になってもおかしくありません。

しかしガソリンエンジンモデルのシビックでも指摘した通り、この車は最小回転半径が5.7mと大きすぎるのです!
過去のマイカーでの経験上、5.4mを超えると回頭性の印象が変わってきます。
ましてターンを繰り返すジムカーナでは致命的で、これではスポーツ走行はサーキットオンリーになってしまいます。
(サイドブレーキの有無は問題なし)

ジムカーナは私にとって車をコントロールするスキルを磨くのには欠かせない楽しみであり、この一点において残念ながらシビックを選べません..
ちなみに新型シビックは欧州にも展開する関係でチェーン装着を考慮しない設計のため、ホイールハウスが狭いのが回転半径が大きい理由の一つになっています。

とはいっても普通の使い方をする大多数の車好きドライバーの皆さんには、シビックe:HEVはおススメできるハイブリッド車であることは間違いありません。

ハイブリッドの王者であるトヨタですが、今回のシビックe:HEVでホンダに出し抜かれましたね~
多用なニーズがあることを認識して対抗モデルの登場を期待せずにはいられません。

こうなるとルノーのストロングハイブリッド車も気になってきた!

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