発売開始からすでに8年目を迎えるトヨタのコンパクトカー、アクア。
それでも常に新車販売台数の上位に君臨し、商品力が全く衰えていないことを証明しています。
今回はアクアと同じBセグメントのライバル達と比較、それぞれの魅力を探ってみました。
アクアとライバル車種を徹底比較 アクアの現状
引用:https://toyota.jp/aqua/exterior/
価格:178~253万円
全長:4060mm
全幅:1695mm
全高:14555m
ホイールベース:2550mm
荷室容量:305L
1.5Lガソリンエンジン+モーター
JC08モード燃費 34.4~38km/L
ハイブリッド好きな日本の国内市場で、アクアはハイブリッド専用車としてヒットし過去に2回新車販売台数No1の座を獲得しました。
アクアは2011年12月にデビューして以来、2度にわたって内装の質感の向上、ボディ剛性の強化を実施し、初期モデルに比べて乗り心地や信頼性が向上したことが誰にでもわかるほど進化しています。
これには次々と現れる強力なライバル達の存在が大きいでしょう。
引用:https://toyota.jp/aqua/exterior/
パワートレインは2代目プリウスの1.5Lハイブリッドシステムが採用されており、開発費の元をしっかりとっているためアクアはトヨタにとってドル箱モデルといえます(笑)
2014年のマイナーチェンジでは変わり種としてSUVテイストの「X-URBAN」が追加され、今ではより外装を差別化した「Crossover」に取って代っています。
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/crossover/
また、2015年にはレーザーレーダーを使ったトヨタセーフティセンスCを搭載し、初めて自動ブレーキにも対応しました。
引用:https://toyota.jp/aqua/
2018年の新車販売実績では日産ノート(136,324台)に次いで2番目の販売台数(126,561台)を記録しています。
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アクアとライバル車種を徹底比較 日産 ノートe-POWER
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html
価格:190~267万円
全長:41005mm
全幅:1695mm
全高:1520m
ホイールベース:2600mm
荷室容量:330L
1.2Lガソリンエンジン+モーター
JC08モード燃費:34/37.2km/L
アクアにとって目の上のたんこぶといった存在で最大のライバルといえるモデルでしょう。
ガソリンエンジンしかラインナップを持たなかったノートですが、2016年にガソリンエンジンにモーターとバッテリーを組み合わせたシリーズハイブリッド車の「e-POWER」を追加しました。
エンジンはバッテリーへの充電専用であり、モーター走行に限定しているため走行フィールは電気自動車と同じといっていいでしょう。
アクアをはじめとするハイブリッド車とは一線を画す低速からのトルクフルな走りで、たちまち人気を博し2018年には普通車の年間新車販売台数No1を記録しました。
日産にとって50年ぶりとなる快挙です。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html
ノートはホンダフィットに次ぐ大きな室内空間を持ち、経済性に加え走りやユーティリティの3つの魅力を兼ね備えています。
また、アクセルペダルのみで減速、停止までこなしてしまうワンペダル機能など、今までになかった新しい提案も好評です。
寒冷地対策として2018年には4WD仕様もリリースしていますが、コンパクトカーの限られたスペースで4WD機構を組み込むことは、難しい設計であったに違いありません。
ノート自体は2012年に2代目としてデビューしているのですでに7年が経過していますが、走行性能は街乗り主体の使用であれば何ら問題がありません。
ノートe-POWERで使用しているモーターなどの電装部品は電気自動車のリーフのものを流用することでコストを抑えているので、日産にとってもおいしいモデルとなっています(笑)
ただし、ノートe-POWERは高速走行のような高負荷運転になるとエンジンが回りっぱなしなるため燃費が大きく落ち込みます。
アクアにとって唯一にアドバンテージは高速道路での燃費といえるでしょう。
トヨタのみならずe-POWERの攻略は各メーカーの悩みの種となりました。
アクアとライバル車種を徹底比較 ホンダ フィットハイブリッド
引用:https://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/
価格:169~241万円
全長:3955mm
全幅:1695mm
全高:1525mm
ホイールベース:2530mm
荷室容量:318L
1.5Lガソリンエンジン+モーター
JC08モード燃費 28~37.2km/L
2013年6月に登場した3代目となるホンダフィットのハイブリッドモデルです。
コンパクトカーはもちろん、格上のCセグメントのハッチバックも上回る広大な室内空間が最大の売りです。
こちらもガソリンエンジンとハイブリッドの2つのパワートレインを持ち、4WDモデルもラインナップしています。
3代目フィットのハイブリッドモデルに採用されたDCT(2ペダルMT)は、シェフラーという海外メーカーの技術を使って開発されたのですが、トラブル発覚でリコールが相次ぎ車業界では悪しき伝説となってしまいました。
(この間、ホンダディーラーは地獄をみることに...)
引用:https://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/
幾度の改良を重ねて現在では、アクア以上に低速域からパワフルな走行フィールをみせてくれます。
また、ホンダセンシングというアダプティブクルーズコントロールを含む安全・運転支援機能もアクアにはない魅力の一つです。
ただ、エッジを利かせたデザインは女性に不評のようで、3代目になって以来販売台数1位を一度も奪取できていません。
2019年に登場が予定されている次期型モデルではデザインが見直されソフト路線になるとか...。
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アクアとライバル車種を徹底比較 マツダ デミオ
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/demio/design/
価格:181~227万円
全長:4060mm
全幅:1695mm
全高:1525m
ホイールベース:2570mm
荷室容量:280L
1.5Lディーゼルターボエンジン
JC08モード燃費 26.4km/L
4代目となるマツダのデミオはBセグメントのコンパクトカーで唯一クリーンディーゼルエンジンを搭載したモデルをラインナップしています。
このサイズに1.5Lディーゼルエンジンはオーバースペックといってもよく、ディーゼルエンジンのトルクでコンパクトカーらしからぬ力強い走りを見せてくれます。
また重いディーゼルエンジンを搭載した結果、走行安定性に優れており高速道路ではコンパクトカーで最も運転がしやすい車といえます。
ディーゼルエンジン+4WDモデルもしっかりラインナップされています。
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/demio/design/
もちろん、ディーゼルエンジンなのでガソリンより安価な軽油を使用でき、ランニングコストも抑えられます。
デミオに採用されているディーゼルエンジンは、アドブルー(排ガス浄化用の溶剤)の補充も不要でメンテナンスもガソリンエンジンと変わりません。
ただし、頻繁にちょい乗りを繰り返すと排ガス浄化装置が正常に機能しなくなるため、中~長距離を走るドライバー向けといえます。
室内空間はアクアより若干狭さを感じますが、車の選定を左右するほどの差はありません。
アクアとライバル車種を徹底比較 トヨタ ヴィッツハイブリッド
引用:https://toyota.jp/vitz/exterior/
価格:181~231万円
全長:3945mm
全幅:1695mm
全高:1500mm
ホイールベース:2510mm
荷室容量:278L
1.5Lガソリンエンジン+モーター
JC08モード燃費 34.4km/L
トヨタとして2台目となるハイブリッドのコンパクトカーとして2017年に登場しました。
なぜアクアがあるのにわざわざヴィッツのハイブリッドモデルを開発するのか疑問に思われるかもしれませんが、ヴィッツハイブリッドは以前から欧州で販売されていて遅れて日本市場に投入された経緯があります。
後部座席の広さや荷室容量もヴィッツが勝っています。
引用:https://toyota.jp/vitz/exterior/
同じトヨタのハイブリッドのコンパクトカーを乗り比べてみると、明確に乗り心地や走行性能が異なっています。
硬めの乗り心地のアクアに対してヴィッツはややソフトな乗り心地です。
全高がヴィッツの方が高いということもありますが、カーブを曲がるときもアクアに比べてヴィッツはロールが大きくなっています。
別にアクアが低重心というわけでなく足回りが硬めのセッティングになっています。
仕向け先を考えれば逆のような気もするので不思議です。
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アクアとライバル車種を徹底比較 まとめ
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/special/
アクアのライバルをいろいろ紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
ライバルはアクアの弱点である室内空間や走り、4WDなど差別化を打ち出していますが、トヨタの販売網もあって堅調な販売台数を維持しています。
今のところアクアは日本以外は北米のみ展開していますが、海外での販売台数は思わしくありません。
もともと海外向けコンパクトカーはヴィッツ(海外名ヤリス)が主力のため販売国が限定されるハイブリッド専用車のアクアは展開しにくい事情があります。
ちなみに同じ理由でプリウスも停滞してます。(プリウスはデザインが世界的に不評ということもありますが...)
日本国内市場においてコンパクトカーは熾烈な競争が続いています。
このクラスでも各社が内装の質感を追求しており、アクアもかなりのレベルに達しています。
国内ではヴィッツを差し置いて好調に売れているアクアですが、次期型の存在については何度も不安視されているのをご存知でしょうか?
トヨタはBセグメントの世界戦略車であるヴィッツ(海外名ヤリス)の新型を2020年に投入する予定で、もちろんハイブリッドモデルも存在します。
さらにトヨタは系列ごとに販売モデルを設定するのをやめて全ディーラーですべての車種を販売する方針を打ち出しています。
今までヴィッツはネッツ店の専売でしたが、全店舗で新型ヴィッツ(新型はヤリスに改名)を販売することになると、日本市場専用といっていいアクアを併売する意味があるのか疑問です。
安全装備に不安があるものの現行モデルでも一定数売れているのに、わざわざ開発費を投じてトヨタが新型を開発する必要がないと考えても不思議はありません。
アクアはすでに2018年にエクステリアの変更を伴うマイナーチェンジを実施しており、新型ヴィッツ登場後も現行モデルが継続販売されていくのでは?と予想しています。
2019年から2020年にかけてモデルチェンジの噂がありますが、大がかりなエクステリアの変更の可能性もありますね。
2019年にはフィットが、2020年にはデミオがモデルチェンジを予定しており、コンパクトカーの争いは今後も目が離せませんね。
ライバルが多いことは消費者の立場からみればいいことずくめなので、じっくり試乗して乗り比べることをおすすめします。
キャッチ画像引用:https://toyota.jp/aqua/
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