プリウスPHV 新型の価格について考えてみる

2017年2月に発売が開始された新型プリウスPHV。

ノーマルのプリウスとの無視できない価格差について分析してみました。

購入コストの差額をランニングコストで埋められるでしょうか?

好調な出だしの新型プリウスPHV 値引きは0円!

 

新型のプリウスPHVも、ようやく街中でも見かけるようになってきました。

しかしまだ大量のバックオーダーを抱えていて、特にオプションのソーラーパネルを選択すると納期も4か月以上と大きく伸びてしまうんですね。

このプリウスPHVは、国内では基本的にほとんど競合がない状態です。

プラグインハイブリッド車といえば、評価の高い三菱のアウトランダーPHEVがありますが、SUVモデルであり車体はプリウスPHVよりひと回り大きく、この2台で悩んでいる人は少ないのではないでしょうか?

他にもフォルクスワーゲンGOLFやアウディA3もリリースされていますが、価格が50万以上高価でありコストパフォーマンスではプリウスPHVに大きく劣ります。

それ以外の車種にいたっては500万オーバーとなり完全に別モノです。

強力なライバル不在の状態でバックオーダーを抱えていては、値引きはほとんど期待できないでしょう。

スポンサードリンク



プリウスPHVとノーマルプリウスの購入金額を比較してみる

プリウスPHVとノーマルプリウスのグレード名は同じになっていますが、ノーマルプリウスはカーナビがすべてオプション扱いになっているなど同列に扱えません。

そこでプリウスPHVはSナビパッケージ、ノーマルプリウスはAグレードにT-Connectナビの構成で比較してみます。

プリウスPHV Sナビパッケージ

支払い総額 \ 3,614,847

内訳:車両価格\3,666,600 + 税金・諸費用\148,247 - エコカー補助金\200,000

→ 補助金についてはこちらで詳しく説明しています

プリウス A

支払い総額 ¥3,163,130

内訳:車両価格\3,016,243※ + 税金・諸費用\148,247

※販売店オプションのT-Connectナビ¥238,680を含む

プリウスPHVとノーマルプリウスの購入金額の差額

購入時の差額は451,717円

プリウスPHVとノーマルプリウスのランニングコストを比較してみる

ここが条件次第で大きく数字が上下するため定義が難しいです。

プリウスPHVのユーザーをチェックしているとガソリンを給油せず充電だけで日常利用がカバーできるケースが多いようです。
そこで充電のみでガソリン給油なし、年間走行距離は10,000kmとし5年使用するという条件で考えてみます。

プリウスPHVのランニングコスト

満充電すれば50kmをバッテリー走行できますので年間の充電回数は200回。

充電の電気料金は夜間電力が安くなる契約として1回70円とすると、年間の電気代は14,000円となります。

5年×14,000円で総額70,000円となります。

ノーマルプリウスのランニングコスト

カタログ燃費37.2kmの7掛けで計算し実燃費を26km/Lとします。

年間走行距離10,000kmに必要なガソリンは385Lです、

レギュラーガソリンを125円/Lとすれば年間のガソリン代は48,1251円となります。

5年×48,1251円で総額240,625円となります。

5年使用時のランニングコストの差額

240,625円 – 70,000円で170,625円の差額です。

プリウスPHVを選択することでランニングコストが約17万円が浮く計算になります。

プリウスPHVとノーマルプリウスの支払い総額を比較してみる

購入金額の差額451,717円 と ランニングコストの差額170,625円を差し引くと

281,092円

年間1万kmで5年間利用したとしてプリウスPHVのほうが281,092円が余計にかかることになりました。

金額ベースで考えると無視できない金額ですね~

しかし!!!5年後に手放した場合、確実にプリウスPHVの方が15万以上高く手放せるはずです。

そう考えると高いと思っていたプリウスPHVが身近に感じていただけるのではないでしょうか?

イーブンに近ければプリウスPHVがイイに決まっています。

これはもうプリウスPHVで決まりですね!!!!!

...といきたいところですが、現実にはノーマルプリウスになると大幅な値引きが期待できるため、下取りの有利分は帳消しにされてしまうのです。

結局、プリウスPHVで一切ガソリンを給油しないという極端な条件の場合でも、プリウスPHVの方が5年で20万円以上余計にかかることになります。

スポンサードリンク



プリウスPHVの価格 まとめ

「プリウスPHVのバッテリー走行で浮くガソリン代で元をとろう」という考えは成立しませんでした。

やはり最終的に支払総額はプリウスPHVが割高になってしまいます。

 

 

でも、「だからプリウスPHVを買うのやめよう...」とはならないですよね???

 

これはもう、「ガソリンエンジンかハイブリッドか?」と悩むのと似ていますね。

金額か、所有の満足度かどちらの価値観をとるかはあなた次第です。

私はノーマルプリウスとの価格差を埋めるのに十分な魅力がプリウスPHVにあると思っています。

・カッコいい車が欲しい

・ソーラーパネルによる充電など先進技術を使ってみたい

・電気自動車のトルクフルな走行フィールが楽しい

・災害にそなえて家庭用蓄電池として安心を手にいれた

・人とは違う車に乗りたい

などなど、背中を押す材料はいくらでもありますよ!!!

ディーラーに下取りしたらもったいない!!

あなたの愛車、走行距離が
たとえ10万キロや20万キロであろうと、
値段がつかないとあきらめてはいけません。

ディーラーで下取りは絶対損です。

クルマ一括査定サイトを利用して
手っ取り早く一番高く買い取ってくれる
買取業者を見つけてください!!

最大10社の大手買取会社が、
競って値段をつけてくれますよ

私も23万キロも走行した愛車を
30万で買い取ってもらいました!!!

ディーラーで下取り価格が20万円だった車が
買取業者が70万円で
買い取られることもあります。