SUVブームもさることながら、日本や北米で高い評価や人気を得ているスバルの新型XVですが、いよいよ待望のプラグインハイブリッド車が登場することが判明しました。
詳細についてまとめています。
スバル 新型 XV ハイブリッドの発売が発表されました!
2018年5月11日に東京都内で開催されてたスバルの2017年度決算発表の場で、スバルの吉永泰之社長がXVをベースにしたプラグインハイブリッドモデルを開発、発売することを明言しました。
以前からフォレスターとXVはプラグインハイブリッドが開発されることは間違いないとしながらも、具体的な正式なアナウンスはこれが初めてとなります。
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スバル独自開発のハイブリッドモデルがありましたが...
スバルにはすでに独自開発したハイブリッドシステムがあり、旧型インプレッサや旧型XVにハイブリッドモデルを設定していました。
このスバル独自のハイブリッドモデルでは、プリウスの様に燃費向上が目的ではなく動力性能の向上を図るべく開発されたものです。
これはメルセデスベンツやBMWなど欧州メーカーと同じ考え方ですね。
ガソリンエンジンをアシストするのが目的のため、搭載されているモーター出力も10KWと小さく、ごく低速域でしかバッテリー走行はできません。
このハイブリッドモデルは停止状態からの発進では確かに出足の力強さが感じられますが、燃費は普通の2.0Lガソリンエンジンモデルより若干向上したレベルです。
パワーアップにターボの代わりにモーターを使ったと思えばしっくりきますね。
しかしバッテリーやモーターなど重量増加で相殺されるので動力性能の向上分を考えると中途半端な印象が拭えず、商業的には成功したとは言い難い状況でした。
スバル 新型 XV ハイブリッド 気になるその内容は?
今回、開発が発表された新型 XV プラグインハイブリッドの最も注目すべき点は、トヨタのTHSⅡ(トヨタハイブリッドシステム)をベースに開発されるということです。
トヨタとスバルの提携は2006年から続いており、今までにもトヨタのTHS-Ⅱを利用したスバルの新車開発が検討されたこともありました。
しかし、スバルの水平対向エンジンは縦置きが基本なのに対して、プリウスなどに使用されるトヨタのTHS-Ⅱは横置きエンジン用の設計になっていたため両者を組み合わせることが困難であり見送られてきたのです。
それが、今回ついにこの問題について克服する目途がたったということになります。
特にある程度のバッテリー走行が要求されるプラグインハイブリッドモデルなのでプリウスPHVの技術が反映されることになります。
スバルの弱点である燃費性能が大幅に改善されることになります。
こうなると燃費でトヨタを選んでいた人も注目する1台となることでしょう。
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スバル 新型 XV ハイブリッド 開発のきっかけは?
この新型 XV プラグインハイブリッドモデルは、エンジンとのマッチングで、かなりの設計変更が伴います。
開発に必要な期間や費用も少なくないにもかかわらずスバルが開発に踏み切った理由はなんでしょうか?
実はスバルが最大の販売数を稼いでいるアメリカで制定されたZEV(Zero Emission Vehicle)規制という制度が関係してきます。
ZEV(Zero Emission Vehicle)規制というのは、メーカーの全販売台数に対して一定の割合を電気自動車やプラグインハイブリッドなど環境に優しい車にしなければならないというものです。
2017年まではスバルはこのZEV規制の適用外でしたが、ついに2018年から対象メーカーとなりました。
もし規制に応じた割合を守れなかった場合は、多額の罰金が科せらます。
このためスバルにとってプラグインハイブリッドモデルは必ず必要になってくるのです。
スバル 新型 XV ハイブリッド 残念な事実が!!
この新型 XV プラグインハイブリッドモデルの発表の席上で、スバルの吉永社長は「米国の規制に対応する車両であるため、今のところ日本を含む他の地域に投入する計画はない」とコメントしています。
なんと!あくまでアメリカ(北米)専用モデルという位置付けです。
それにしても世界一ハイブリッドが大好きな日本市場で、今回のプラグインハイブリッドモデルのリリースを考えていないのはなぜでしょうか?
確かにスバルにとって日本市場よりも北米市場が最優先であることは間違いありませんが、低燃費として抜群の実績を誇るトヨタのTHSⅡの技術が使われているならば、どこへ持っていっても売れないはずはありません。
個人的な想像ですが、トヨタとの間で何か取り決めがあったか、あえて自粛しているのではないか?と思っています。
日本でXVのプラグインハイブリッドモデルが発売されたとなれば一番影響を受けるのは間違いなくトヨタです。
スバルがBセグメントのコンパクトカーを作らない件と同様に大人の事情があるように思えてなりません。
北米限定販売であることを条件にトヨタが共同開発に踏み切ったと考えれば合点がいきますね。
スバル 新型 XV ハイブリッド いつ発売? まとめ
なんとも日本にとっては残念なニュースですね。
日本国内市場でも、今のままガソリンエンジンのみのパワートレインだけでは先細りは明白です。
そんな中でスバルはモーターとガソリンエンジンを組み合わせた「e-BOXER」というマイルドハイブリッドモデルを新型フォレスターに設定しました。
この「e-BOXER」は旧型インプレッサや旧型XVで設定されていたハイブリッドモデルと同じくターボの役割をモーターに置き換えたガソリンエンジンをアシストするものです。
バッテリーこそニッケル水素からリチウムイオンに変更されたものの、モーターは同じものを使用しているため劇的な性能向上は得られず、インパクトに欠けます。
JC08モード燃費 | |
ガソリンエンジン | 14.6km/L |
e-BOXER | 18.6km/L |
2018年4月に開催された北京モーターショーで展示されていた「INTELLIGENT BOXER」というモデルも、おそらく同じものと思われます。
引用:http://chubu-jihan.com/subaru/news_list.php?page=contents&id=298
当面は、このマイルドハイブリッドモデルがスバルにとって唯一の電動化モデルとなりそうです。
2018.9.15 XVにe-BOXER搭載グレードが追加されました。
引用:https://www.netcarshow.com
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