今年で6年目で実施されるアクアのマイナーチェンジの情報をまとめています。
現行アクアは2代目プリウスのシステムを流用して徹底的にコストを抑えトヨタのドル箱的存在となっていました。
ライバルが多数存在している今、新型の一番の狙いはやはり燃費No1の奪還でした。
アクア モデルチェンジの前に最後のマイナーチェンジを実施!!
2011年12月に発売されたアクアは、途中エクステリアの変更や車体剛性の強化など大きなマイナチェンジを実施しているものの6年が経過しています。
しかし今でこそ新型プリウスや日産ノートe-powerに販売台数ランキングで後塵を拝していますが、継続して平均1万台以上を毎月販売しておりモデル末期の衰えを感じさせません。
通常ならモデルチェンジまでこのまま突っ走ってもいいところですが、なんと6年目にして2度目のマイナーチェンジを実施します。
さすが体力?に余裕があるトヨタですね~
アクア 6年目のマイナーチェンジの背景
現在アクアのライバルである日産ノートe-powerが快進撃を続けており、これを阻止するのはもちろんですが、もう一つのライバルであるフィットのマイナーチェンジがあることも無視できません。
わずか0.2km/Lとはいえ普通車燃費No1の座をノートe-powerに奪われているので、リベンジを果たし外装も変更して商品力を維持するのが狙いです。
また、最近追加されたヴィッツハイブリッドとの差別化も必要でした。
しかし偶然なのかアクアとフィットは、ほぼ同時期のタイミングでマイナーチェンジが実施されます。
どちらも打倒ノートe-powerに燃えていますね~
このアクアのマイナーチェンジはホンダにとっては非常に迷惑な話ですw
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アクア 2017年の新型の内容
今回のマイナーチェンジは小変更による燃費性能の向上だけでなく、デザインの変更も伴う気合の入ったものです。
マイナーチェンジ実施時期
2017年6月19日の予定です。
外観(エクステリア)の変更点
フロントはひと目で変更点がわかりますが、リアは下手をすれば気づかれない程度の内容です。
・フロントバンパーやフェンダー、ボンネットのデザイン変更
・ヘッドライトユニットのデザイン、意匠変更
・リアテールランプユニットのデザイン、意匠変更
・リアバンパーの形状変更(空力見直しのため)
・アルミホイールのデザイン変更
・X-URBANの3ナンバー化(拡幅)及び車高アップ
イメージが以前東京モーターショーで出品されたACUA AIRに似ている気が..
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内装(インテリア)の変更点
身内であるヴィッツとの差別化を図るため、ひと目でワンランク上の仕上がりになっています。
下位グレードはこの限りではありません。
・マルチインフォメーションディスプレイの標準装備化
・イモビライザーの標準装備化
・ステアリングスイッチの標準装備化
・メッキ加飾
・レザーシートにホワイトを追加
アクア X-URBANのテコ入れ
今ひとつパッとしなかったSUVグレードのX-URBANが見直されます。
・名称が「アクア X-URBAN」から「アクア クロスオーバー」へ
・拡幅及び車高10mmアップで見た目の変化を強調。(3ナンバー扱い)
・バンパー下部やフェンダーアーチなど無塗装の黒で統一
燃費性能の向上
ハイブリッドシステムは、最新のヴィッツハイブリッドと同じものに切り替わります。
それにより燃費は現行モデルに対してプラス1km/Lの38km/Lとなります。
もちろん現行モデルと比べて誤差の範囲といっていいでしょうね~
軽自動車ではスズキとダイハツが小手先の燃費競争から脱したようですが、コンパクトカーに至っては、トヨタ、日産、ホンダの熾烈な燃費競争が続いています。
カタログ燃費No1の奪還は営業戦略的な要素でしかありません。
しかしカタログ燃費は大事ですが、ほぼ電気自動車であるノートe-Powerに加速性能はアクア、フィットとも後れをとっています。
この点の改善はモデルチェンジを待つしかなさそうです。
ボディカラーの見直し
・クリアエメラルドパールクリスタルシャイン(新色)
・ジュエリーパープルマイカメタリック(新色)
・ベージュソリッド(新色)
・フレッシュグリーンマイカメタリック(廃止)
・クールソーダメタリック(廃止)
・ディープアメジストマイカメタリック(廃止)
アクア G’sの廃止
かなりの販売台数を稼いていたG’sアクアは販売終了となりました。
かわりにアクアGRモデルが遅れてリリースされる見込みです。
その他
・タイヤ幅の変更
・車両本体価格の値上げ(10万円程度)
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アクア モデルチェンジの時期は?
次々とライバルが登場している今でも安定して売れ続けている現行アクアはトヨタに大きな利益をもたらしました。
しかし、トヨタは全ラインナップで早期にTNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャ)を取り入れるべく、すべての製品において大きな変革の時期に差し掛かっています。
少し遅れ気味のコンパクトカー向けプラットフォームも目処がたったようで、2018年の年末には次期モデルの発表が予想されています。
もちろん今度のモデルでも燃費No1の称号を守るべく、現行プリウスの40km/Lを超える45km/Lを目指しています。
また、ライバルに劣っている自動ブレーキを始めとする安全システムには、ようやくトヨタセーフティセンスPが採用される見込みです。