車を運転するかぎり、危険を感じて急ブレーキが必要なときがあります。
ところが、多くの人がしっかり急ブレーキを踏めない現実を御存知でしょうか?
スポーツ走行をかじった経験から、急ブレーキとABSについてまとめてみました。
意外に踏めない急ブレーキ
運転する以上、いつ急ブレーキを踏まなければならない事態になってもおかしくありません。
ところが、その急ブレーキというのがなかなか踏めないのです。
これを見て「私は踏めるよ?」と思ったあなた!
甘いです。
自分では急ブレーキのつもりでも、実は踏み方が全然足りていないことがほとんどだったりします。
徐行中や低速域ならまだしも、50km/h以上の速度から急停止するための急ブレーキってなかなか踏めないのです。
ここで私の経験をお話しますね。
私は長距離通勤で年間4万km走行するため、世間一般の人より運転している時間も長いです。
普通の人以上に急ブレーキを踏む可能性も高い以上、いざという時はしっかり踏めなければなりません。
ところが!
これが全然踏めなかったことに気付かされる出来事がありました。
私の楽しみの一つにショートサーキットやジムカーナといったスポーツ走行があります。
そのスポーツ走行では勇気を出して床までアクセルを踏み込み、コーナーやターンの位置に差し掛かると一気に速度を殺さなければなりません。
しかし、初めてスポーツ走行に挑戦したときや車を乗換えたときなどは、ABS(アンチロックブレーキシステム)が作動しませんでした。
一般公道では追突されかねない急ブレーキを踏んだつもりが、まだまだブレーキに余力を残していたのです。
当然、減速が間に合わずオーバーランやタイムロスです。
御存知かもしれまんせんが、ABSはタイヤがロックするかしっかりブレーキペダルが踏み込まれたときに動作します。
それが作動していないということは、ブレーキペダルを踏み込めていないのです。
一般公道よりはるかに高い速度でブン回すスポーツ走行においても、自分は本当の急ブレーキを踏めていないことを知りました。
「強く踏むことで車にダメージが及ぶかも?」という心配も心の中にあったのかも知れません。
プロドライバーに言わせれば、「初心者はスポーツ走行においても緩やかな加速とブレーキングしか出来ない」とのことです。
こうした経験を経て、私は車を乗り換えたときは安全を確認したうえでABSを作動させて、その感覚を経験しておくことにしています。
どの程度の踏力でABSが作動するのか知ることで、より安心してブレーキングが出来ます。
ABSはスポーツ走行に関係なく一度は経験しておくことを強くおススメします。
経験していないとABS作動時のペダルの反力に驚いて踏力を弱めてしまいますからね~
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JAFが開催している実技講習会「ドライバーズセミナー」は体験する価値あり
急ブレーキやABSをあらかじめ経験しておくといっても、試せるような環境が周りにない人がほとんどではないでしょうか?
そこでぜひおススメしたいのが、JAFが開催している実技講習会「ドライバーズセミナー」というイベントです。
全国各地で定期的に開催されているイベントで、急ブレーキ体験を含めた運転にまつわる基本操作を学ぶことが出来ます。
誰でも参加でき、JAF会員なら割引価格が適用されます。
適正な運転姿勢や車内から見ていかに死角が多いか、制動距離がどれだけ伸びるのか、自分の車両感覚などなど普段の運転では得られない気付きがたくさんあります。
スポーツ走行だとヘルメットやレーシンググローブなど装備が必要になりますが、このイベントなら必要もなく気軽に参加できるのが嬉しいところ。
車好きなら時間が経つのも忘れるほど夢中になれると思います。
これからサーキット走行を始めてみようと思っている人も、一度は経験しておくことをおススメします。
→ドライバーズセミナー(実技講習会)の案内
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おそらくあなたは急ブレーキを踏めない?ABSは体験しておきたいですね! まとめ
急ブレーキを踏めないことや、ABSについて考えをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
最近の車はコーナリングさえもシステム(ヨーコントロールや内側ブレーキの制御など)でカバーしてくれるものあり、ドライバーが自身の運転技量を過信してもおかしくない状況です。
しかし、いかに車が進化しようと運転の基本である「止まる」という操作は、しっかり押さえておきたいものですね。
私はJAFのイベントを通じて車の運転スキルを高めたくなり、今ではスポーツ走行が生きがいにまでなってしまいました。
なぜスポーツ走行なのかというと、アクセルを床まで踏む快感も味わえるから(笑)
一般公道では絶対無理なアクセル全開加速もスポーツ走行なら許されます。
また、スポーツ走行を通じてその車の本来の性能を知ることも出来ます。
一般道での走行では車のほんの一面しか知ることが出来ず、踏むといってもせいぜい追い越しや合流加速くらいではないでしょうか?
普通ならそれで十分だと思いますが、私はせっかく運転が楽しい車を手にしたなら試さずにはいられない性格なのです。
車が挙動を乱したときの立て直しなど何度か経験しておくことで、一般公道での事故も回避できる可能性が高まります。
これはスポーツ走行を経験しない限りなかなかピンとこないかもしれませんが、経験するしないは大違いです。
ただでさえスポーツ走行向きでないSUVやミニバンは車両重量も重く、スポーツモデルに比べて制動距離も伸びやすくなります。
普段何気なく踏んでるブレーキですが、すこし意識して運転してみてはいかがでしょうか?
ディーラーに下取りしたらもったいない!!
あなたの愛車、走行距離が
たとえ10万キロや20万キロであろうと、
値段がつかないとあきらめてはいけません。ディーラーで下取りは絶対損です。
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